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自慰
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しおりを挟む皮膚に、赤い紐が食い込む
主張を始めたモノをくくられ、強い痛みを感じる
『よく似合うよ』
そんなはずないと、言い返そうとした唇の中に、男臭いきつい臭いを放つ一物がねじ込まれ、言葉は喉の奥へと消えていった
『肉便器』
『インラン』
ぐわんぐわんと蔑みの言葉が頭の中を削り取る
「…ぅっ…ぁん……」
いやだと叫ぶはずの舌は、いつの間にか口内の熱い棒を舐め始める
ああ、美味しいな…
こりこりとしたカリに何度も舌を這わし、柔らかな鈴口を啜る
先走りのその苦味が、旨くて旨くてしかたなく思え、夢中でしゃぶりつく
「……ぁん…っ」
指が太股を這い、思わず声が漏れる
「あ…ぅん……っや……そこ………っ」
蕾を撫でるように行きすぎた指先が、気持ちよさに縮むタマ袋をやんわりと揉み始める
「…ぁ…ふぁ……っやぁぁっ!!」
くりくりと袋の付け根を刺激され、体をよじって悶えると笑い声が尋ねてくる。
『気持ちイイ?』
「ぅ…うん……そこぉ…気持ち…イ……」
微妙なポイントを焦らすように愛撫するその手に腰を擦り寄せる
「…ぁふぅ…ん…」
『どうしたい?』
「ぁ…っ……もっと…キモチ…ヨク…なりたい…っ」
『どうしたらキモチヨクなる?言ってごらん』
手を伸ばし、ひくつき始めた蕾がよく見えるように指で広げて見せる
「…ここぉ……ぐちゃぐちゃって…してぇ……」
くすくすと降ってくる嘲笑を心地よく思いながら声の方に視線を向けると、哀しそうな黒い瞳がこちらを見ていた
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