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自慰
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しおりを挟む指先を鈴口にかけて力を込めと、痛みとぞくぞくする快感が沸き起こる。
「…ふ…ぅんっ」
漏れそうになる声を、顔を枕に押し付けて堪える。
隣で何も知らずに寝ている光彦がいるかと思うと、恥ずかしい事をしていると感じると同時にちりちりとした快感がせり上がってくる。
「んっんっ…」
腫れた唇を噛み締め、自身を追い立てていく。
──にちゃ…
「…ふ…っん…んん……」
ぬるりとした先走りに助けられ、追い立てるスピードを上げていく。
「ぁ…ん……っ」
ぬち…ぬちゃ…
身体中が粟立つ快感に、背筋を反らして体を硬直させる。
「あっ……」
飲み込み切れなかった声が漏れ、先端を包んだ掌の中に熱い液体を吐き出す。
「…んっ……」
擦られる快感に震えながら萎んでいくモノに、ぎゅっと爪を立てる。
「っ…」
硬さを失いつつあるそれに爪の痛みを刻み付け、全身を弛緩させる。
「……オレは…やっぱり…汚いね………」
白濁した液体をまとった手を見ながら、葉人はうとうとと瞳を閉じた。
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