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先生
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しおりを挟む掌を舐められ、葉人は小さく首を振った。
「…お願いです……止めてください…っ」
指先を含まれて舌を絡められると、腰が思わず動く。
「…ん……ふぅ…」
「小田切、俺のモノになれ」
「あっ…」
尖らした舌先がチロチロと手の筋に沿って行き来する。
「本当に…オレ…っだめ……」
光彦の手が伸び、葉人の顎を捕える。
「じゃあ…どうして逃げないんだ?」
眼鏡の奥の瞳に射竦められ、視線を外せずに見つめ合う。
「…オレ……汚れてるんだ…汚いんだよ…先生まで、汚れちゃう…」
「昨日の事か?俺は気にしない」
「…っ」
光彦は眼鏡を外してテーブルに置くと、そっと葉人に口付ける。
「大丈夫だ」
「…っ…他にも…いろいろされて…」
「小田切」
テーブルを挟んで、光彦は繰り返し軽く葉人にキスをする。
「んっ…」
「俺が守ってやる。傍にいろ」
「…んんっ…ぁ…」
熱い唇を吸われ、とろりとした顔で光彦を見上げる。
「…ぁ」
自身の硬く起立してテントを張った股間に気づき、葉人は慌てて目を反らして手を振り払った。
「あの…っこれはっ…」
ズボンを押し上げているモノを見られたくなくて、光彦から庇うように背を向ける。
「ほら」
葉人の前に回った光彦は、痛いほどにきつくなったモノを閉じ込めているズボンの前を広げる。
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