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豹変
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しおりを挟む白い肌に、ぽ…と赤い色が灯る。
上気した頬に貼り付いた髪を払ってやると、快楽に濁った目がとろりと微笑んでみせた。
「ぁ…ふぅ……んっ…あ…」
その普段の表情からは考えられない色気ある微笑がもう少しの間見たくて、司郎は突き上げる動きを緩めて腰を引き寄せた。
互いの腹の間でモノが擦れる感触に、葉人の全身が総毛立ち、ぶるりと震える。
「ひ…ぁ……」
「もっと…その顔を見せろ」
「…あ、ぁんっ!」
出すものを出しきり、口をクパクパと震わせる亀頭に指を運ぶ。
「ひぃ…んっ!!」
「っ…」
跳ねた体に吊られて引っ張られ、司郎の眉間に微かに皺が寄った。
「ぃ…つ…」
「…ぁ、んんっ!!」
狭い車内で、司郎が器用に葉人をシートへと押し倒す。
自然と足を上げなくてはならなくなった葉人の両足を掴んで左右へと大きく押し広げる。
「やっ…恥ずかし…っ」
「こんなトロトロのアナに、しっかりクワえ込んどいて、今さらそれはないんじゃねぇの?」
「んっ…ん……ぅ…意地悪ぅ……」
ずん…と奥を突かれ、声にならない喘ぎが溢れる。
小さく「は…は…」と息を吐きながら、司郎は深く葉人の奥に自身を突きつけた。
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