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AYA
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しおりを挟む「いや、お前は言っただろう?綺」
「あ…や?」
「綺、お前が言ったのに、どうして逃げたりしたんだ?」
違う名前で呼ばれ、光彦に体を弄られながら首を振り続ける。
「ちが…先生!あやって…誰……っ」
制服のズボンを引き摺り下ろされ、まだ癒え切っていない傷を抱えた下半身を露にされて葉人の息が詰まった。
手が傷の上を容赦なく這い回り、性急にその準備をさせようと刺激する。
ぎち…と音がした
「くっ!や、いやぁっ…っ!」
無理矢理入り込んだ指先に、ぴりりと傷が沁みる。
「ほら、いつもの様に…」
そう言い、まだ準備も整わないそこに己を宛がい微笑む。
「そうすれば、お前はまた、戻ってくるだろう?」
銀の眼鏡の奥の瞳は凍えるようで…葉人はそれが狂った人間の様に感じた。
「やっ…もど、戻らないっ!!戻る訳ないっ!ああああっ」
力任せにねじ込まれた質量は内臓を圧迫し、ぎちりぎちりと痛みのみを伝える。
「い――――…っ…た、すけ…っ!ぁっう……うぅ…っや…」
ゆさりと光彦の体が揺れる。
その度にぴりぴりと痛みが走り、反射的に体に力が入った。
「ほら、こんなに俺を締め付けて…」
「…っあぁ……止め…オレ、綺さんじゃない」
「嘘つけ…」
「せんせ…ちが……っ」
一際奥を突かれて目が回るような痛みが襲う。
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