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フェネクス
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しおりを挟むぐち、ぐち、と鷹雄の腰が動く度に卑猥な水音が耳を打つ。
かつてこの体育倉庫で司郎達に襲われた時の様に確実に快感を拾い、自身の体を淫らにくねらせていく。
「んっ…んっ!ハナちゃんの、やっぱり最高。長谷にもさせてんだろ?」
「ぅ…あ、アん…っや……ちが、っ」
「長谷のん大きいから、咥えるの一苦労だろ?」
「ゃっ!んっ」
「はは!長谷の話したらもっと締ったし」
からかいを含んだ声に耳を塞ぎたくなったが、縛られた状態でそれも出来ないまま、鷹雄が自分の最奥を目指して腰を突き進めるのを耐え続ける。
「今度は玩具とか使って、いっぱい虐めてやるからな?」
「ぃや、だ…っ!」
モノで前立腺を突かれて嬌声を上げそうになり、葉人はぎゅっと唇を噛み締める。
「今は、こんな物で我慢してよ」
制服のポケットから取り出された物を見て、葉人はその使い方が分からずに顔を歪めた。
鷹雄の手に持たれたそれは、どこからどう見てもただの釣りなどで使うテグスにしか見えない。
光彦の使った専門的な拘束道具でも、傷つけるための刃物でもないせいか使い方が分からず、逆に恐怖を煽ってくる。
「な…に………」
そんな細い物で拘束でもしようとするのかと、震えていると鷹雄はそれを二つに折ってその折り目を緩く立ち上がった葉人のモノの先端へと宛がった。
「…は…?」
「もっともっと、気持ち良くしてやるからな?」
シュ…シュ…と擦られ、直接的すぎる感覚に緩やかだった立ち上がりがみるみる育って固さを増していく。
「や…」
「いっぱい、ハナちゃんを虐める方法調べたからさぁ言う事聞いたご褒美に、いっぱいさせろよ?」
つぷり…とその先端が、尿を出すためにしか使った事のないそこへと突き刺さる。
「ひっ!」
ソコを犯されるのだと言う初めての恐怖に、鷹雄がナカに居るのも忘れて身を捩った。
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