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威
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しおりを挟む「ごめん。綺麗にするだけだから。酷い事は、もう絶対にしないから」
自分の言葉のどこまでを信じてくれるかは分からないが、威は心の底からそう伝え続けるしかない。
害意はないのだと。
愛しているのだと。
大切にしたいのだと。
「―――触ってもいいか?」
そう改めて問いかける。
いいえと言われても当然だと覚悟を決めようとする威の腕の中で、葉人は緩く首を縦に振った。
「…うん」
掌全体を使うように尻を触られ、ざわざわとした感覚が駆け上がる。
それが快感なのか悪寒なのか、しがみつく事に必死の葉人には分からなかったけれど…
共にいたいと、願う気持ちだけは確かだった。
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