未来の王妃として幸せを紡ぐ

林 業

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貴方を支える未来

そして

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イネスの初恋はリーマン先生だったように思う。
意地悪な子から守ってくれる騎士。
様々なことを教えてくれるリーマンに幼心から惚れて、慕っていた。
憧れは、仄かな初恋に。

だからといってリーマンが婚約者を決めたときは恨みなどはなかった。
何時かこうなるとわかっていた。
だからこそ、優しい人と結婚したいと願ったのだ。


楽しそうに庭園の手入れを行うイネスとそれを眺める、兄。
「いい庭園もらったな」
「えぇ。王妃様によかったらと。何故か庭師三名と一緒に頂きました。王太子殿下からも、よく苗をいただきます」
嬉しそうなイネス。

そうかと初めて見る植物に興味津々の息子と温室を楽しむ。


イネスは久々に会う甥っ子を愛でながら自分の子も早くできないかと楽しみに接するイネス。
本来なら義兄に先輩として子育てのお話を聞きたかったが第二子が産まれそうと聞き無理強いはできない。
それでも久々に出会える甥っ子を慈しむ。


甥っ子の質問にイネスは答える。

イネスはできる限り兄と甥っ子との時間を楽しんでいれば、リアムが顔を出す。

「リアム皇太子殿下」
頭を下げるイネスに真似て頭を下げる甥。
頭を上げるよう告げてから微笑みかける。
「どうだ。皇室の庭園は」
「はい。でんか。とてもステキなおにわです」
「そうだろう。流石私の妻だろう」
嬉しそうなリアム。

それから甥っ子の頭を撫でる。

優しいこの人で良かったと微笑む。
だからこそ自分が支えになれるよう努力しよう。

そうイネスは微笑みかける。

兄はあの傲慢な子供が。などとぼやいている姿に首を捻ってしまう。

リアムは義兄上と慌てて言葉を閉ざさせる。



それから数年後、「女性」がやってくる。
それはまた別の話。
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