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第一話 告白
03-3.
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「それは違うよ」
律は否定した。
……怒ってる?
泣いている葵を見てなにを思っているのだろうか。
いつもよりも不機嫌そうな顔をした律は葵の考えを否定する。
「台無しにしたのは僕だよ」
律は罪を告白するように言った。
「放っておけなかったんだよ。葵がいじめられているのを見て、僕のものに手を出すなって思っちゃった」
律は申し訳なさそうな顔をしていた。
それが不思議でしかたがなかった。
……俺はそれに救われたのに?
なぜ、律は申し訳なさそうな顔をするのだろうか。
葵にはわからなかった。
「依存するように仕向けたのは僕だから、葵はなにも気にしなくてよかったのに」
律は頭が良かった。
どうすれば、葵が律の手元を立ち去らないか、計算をしていた。それが共依存に繋がったのだ。依存させてしまえば葵は手元から離れないと思ったのだろう。
「ごめんね」
律は謝った。
それに対し、葵は首を横に振る。
「律が謝るようなことはねーよ」
「でも、依存させたのは僕だよ?」
「それでも、まんまと引っかかって依存して恋をしたのは俺だ」
葵は開き直ることにした。
涙を自分の左手で拭う。
「乱暴に拭いたら赤くなるよ」
「大丈夫だ! このくらいで赤くなるような肌はしてねーよ」
「そういう問題なの?」
律は笑った。
……笑った顔が良い。
申し訳なさそうな顔よりも笑顔の方が好きだった。
「付き合おうか、僕たち」
「おう」
「男らしい返事だね」
律は嬉しそうに言った。
律は否定した。
……怒ってる?
泣いている葵を見てなにを思っているのだろうか。
いつもよりも不機嫌そうな顔をした律は葵の考えを否定する。
「台無しにしたのは僕だよ」
律は罪を告白するように言った。
「放っておけなかったんだよ。葵がいじめられているのを見て、僕のものに手を出すなって思っちゃった」
律は申し訳なさそうな顔をしていた。
それが不思議でしかたがなかった。
……俺はそれに救われたのに?
なぜ、律は申し訳なさそうな顔をするのだろうか。
葵にはわからなかった。
「依存するように仕向けたのは僕だから、葵はなにも気にしなくてよかったのに」
律は頭が良かった。
どうすれば、葵が律の手元を立ち去らないか、計算をしていた。それが共依存に繋がったのだ。依存させてしまえば葵は手元から離れないと思ったのだろう。
「ごめんね」
律は謝った。
それに対し、葵は首を横に振る。
「律が謝るようなことはねーよ」
「でも、依存させたのは僕だよ?」
「それでも、まんまと引っかかって依存して恋をしたのは俺だ」
葵は開き直ることにした。
涙を自分の左手で拭う。
「乱暴に拭いたら赤くなるよ」
「大丈夫だ! このくらいで赤くなるような肌はしてねーよ」
「そういう問題なの?」
律は笑った。
……笑った顔が良い。
申し訳なさそうな顔よりも笑顔の方が好きだった。
「付き合おうか、僕たち」
「おう」
「男らしい返事だね」
律は嬉しそうに言った。
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