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18巻
9
しおりを挟む貴族の邸宅には玄関が三つ四つありまして。
中央の大きな玄関は皇室関係者や同位貴族が使う屋敷の顔と呼べるべき巨大な扉だ。
次に下位貴族、商人などが使う第二玄関。次に使用人が使う勝手口が二つ。勝手口は玄関とは呼ばないが、立派な邸宅の勝手口は勝手口と呼べないほど立派な扉なのだ。
デオスィラゲル邸の玄関は勝手口を含め四つあるようだ。贅沢な造りだな。と、言ってもルセウヴァッハ邸や王都のグラディリスミュール大公閣下の邸宅に比べたら小規模かな。帝都内の土地が狭いのだろうか。それとも外敵からの防衛を重視したうえで小規模にしたのだろうか。無駄に広いと警備が難しくなるからな。
俺たちを乗せた馬車は迷いなく中央の玄関前まで案内された。
そりゃ王国というでっかい肩書を背負ってはいるが、まさか庶民の商会が貴族相当の歓迎を受けるとは思わなかった。
玄関前で俺たちは馬車を降りたが、サスケは御者台に乗ったまま馬車置き場へと移動するようだ。俺たちと行動を共にするより、別々に諜報活動を続けるのだろう。俺が屋敷に潜む間諜の数と暗殺者の役職と名前を教えたので、一網打尽にしてくれるのではないかな。
扉から出てきたのは矍鑠とした老紳士。執事かな。ルセウヴァッハ邸の執事のレイモンド氏を彷彿とさせる。背筋正しく、皺ひとつない燕尾服、整えられた白髪に片眼鏡(モノクル)。あの片眼鏡は鑑定魔道具かな。うっすらと魔力を感じる。
肩がガッチリとしているので、ただの執事ではなさそう。脱いだら筋肉凄いんです系老紳士。
「バイリー商会の皆さまでございますね。ようこそデオスィラゲル邸へ。わたくしは当邸宅の執事、クノクローフと申します。どうぞお見知りおきを願います」
「こちらこそ。おれ、いやワタクシは、そざ、タケ、ばば、ばばば」
「ピュイ」
「バイリー、商会の、トク・ミツクニ・アスブラーク、でっす」
老紳士がとんでもなく丁寧に優しく挨拶をしてくれるので、俺は慌てて片手を胸に、片手を背に回して頭を下げた。つい王国式の挨拶をしてしまったが、老紳士は咎めることもなく穏やかに笑ってくれた。『トク・ミツクニ・アブスラーク』は急遽作った帝国での身分のため、未だ言い慣れない。つい素材採取家のタケルと言いそうになってしまう。ビーの指摘に感謝。
俺が焦って自己紹介をしたのを緊張しているのかと間違えたのか、執事クノクローフ氏は穏やかに言う。
「わたくしは邸宅の家令に過ぎませぬ。そのように畏まらないで下さいませ」
いやいや、その笑顔の下に隠された警戒心に気づかないわけがないでしょう。
そりゃそうだよな。いくら王国から来た商人一行とはいえ、ほんの数か月前には仕える主人が毒殺されそうになったんだ。今は客人すら招き入れたくないのが本音のはず。
屋敷に紛れ込んでいる暗殺者は二人だが、さてはてこの人は間諜でしょうか。
教えて調査先生。
【クノクローフ・アルヴィン クノクローフ子爵家の四男 四十七歳】
代々デオスィラゲル家の執事として仕える。幼少期よりショペンとは学友として過ごし、幼馴染でもある。デオスィラゲル家への忠誠心を家令であり学友のヘームスケルクと競っている。
元帝国竜騎士団団員。ギルディアス・クレイストンの悪友。
装備:ノワールアカヴィーシュの糸で織られた魔糸の防刃燕尾服・イルドライト製の鑑定眼鏡・暗器に小型短刀を五つ。
好きなもの:珍しい骨董品・甘い焼き菓子・辛い酒
老紳士じゃなくて紳士でした。
四十七歳にしては見た目が少しお老けに……疲れているのかな。苦労の絶えない仕事だろうから、色々と大変なのだろうな。
それはともかく。
デオスィラゲル邸の執事はセーフ。家令とも仲良しっぽいので、そっちもセーフ。
ショペン公爵の一番身近にいる人が裏切り者ではなくて良かった。本当に良かった。もしもこれで裏切り者が傍にいるとわかったら、きっとショペン公爵は人間不信に陥るだろう。
貴族の中でも高位貴族というのは常に嫉妬やら何かしらの陰謀に巻き込まれやすいので、幼少期から精神力を鍛える訓練をするのだとベルミナンは言っていた。伯爵位のベルミナントすら幼少期は命を狙われることもあったのだから、伯爵よりも上の公爵ともなれば穏やかに眠るのすら難しいのではなかろうか。
俺は後ろに回した手でピースサインをし、クレイたちに『この人は安全ですよ』という合図を送る。
「先ずは王国からの商会証明書がこちらです。ご当主、デオスィラゲル公爵閣下へお届けください。それから……」
鞄の中から取り出したまるまるっと纏めた封蝋が押された商会証明書と、もう一通
鞄の中から取り出したまるまるっと纏めた封蝋が押された商会証明書と、もう一通手紙を取り出した。
空色の封蝋にドラゴンの横顔が押されたコーディリ樹紙製の高級品。
「こちらも、ご当主様へ。我々に対する警戒心を少しでも薄めて下されたらと、かの御仁から申し付かりました」
クノクローフ氏は証明書と手紙を受け取ると、証明書ではなく手紙に押された封蝋に目を大きくさせた。
「こちらの家紋は……!」
家紋? 封蝋の印判を家紋と言った? クノクローフ氏にわからないよう視線をクレイに向けると、クレイは知らん顔で俺から目を背けている。
「先ずは皆々様方、控えの間にてお休みくださいませ。ただいま当主に確認を行って参ります」
クノクローフ氏は折り目正しく頭を下げると、証明書と手紙を宝物かのように胸に抱き、足早に玄関ホールから続く巨大な中央階段を駆け上がって行った。
四十七歳であの健脚はやはり日頃から鍛えているのだろうか、なんて呆けていると。
「ご案内いたします。どうぞこちらへ」
濃い紫色のエプロンドレスを身に纏った侍女が四人、頭を下げてきた。庶民相手にも無礼な態度を取らない侍女は、侍女として一流なのだとグランツ卿の奥方様が仰っていたのを思い出す。
俺は侍女たち一人一人をしれっと調査。ここにいる四人の侍女は問題なし、と。同じく後ろ手でピースサインを送る。
「よろしくお願いします」
侍女らに案内されつつ、屋敷の中を見学。
邸宅内は王国の貴族の屋敷とは少し建築様式が異なるようだ。
無駄に高い天井と無駄に広い玄関ホールは王国と変わらないが、玄関ホールから続く二階、三階に上がる階段が一つしかない。王国はゆるりとしたカーブの階段が左右にあった。上り線用と下り専用でわけられているやつ。
壁紙も帝国独特の文様だな。見たことのない意匠。幾何学模様っていうんだっけ。アラビア風の装飾模様(アラベスク)のようだ。
王国は草木などをモチーフにした唐草模様や雄々しいドラゴン、一角獣などの動物を意匠に取り入れることが多い。
こうやって壁紙一つ、照明器具の一つを比べても帝国と王国の違いがわかる。
比べるならば、ヴェルサイユ宮殿と姫路城ほどの圧倒的違いというものはないのだが、それでもそれぞれの国の個性を感じられた。
ブロライトとスッス、ビーも屋敷内の全てが物珍しいらしく、落ち着きなく視線を動かしてしまう。クレイは至って冷静なので、懐かしい場所に帰ってきた心境なのだろう。
卑しい庶民が物見遊山のつもりか――なんて嫌味の一つも覚悟していたのだが、控えの間に通された俺たちは豪奢な長椅子に座るよう促され、綺麗な陶磁器の茶器でお茶をいただいてしまった。
「ピュ!」
美しい飾り皿に並んだ色とりどりのクッキーのような焼き菓子を見、ビーが元気よくいただきますをしたのだが。
「全部食べたら駄目だぞ。こういった場合は、一枚まで」
「ピュェ……」
「そういう礼儀なんだ。どこで買った焼き菓子なのかあとで聞いてやるから」
「ピュゥゥ……」
さっき朝飯食ったばかりだろうが。
ベルミナントの屋敷やグランツ卿の屋敷、はてまた国王陛下の執務室で出された焼き菓子を出されたが、本来ならば遠慮をして味見をする程度に留めておくのが貴族礼儀らしい。勿体ないとは思うが、余った客用の菓子などは使用人らが食べるので無駄にはならない。
「ふふふ。お好きなだけお持ちくださいませ」
侍女を呼んで焼き菓子の販売元を教えてくださいと言うのも無礼なのだろうかと考えていると、漆黒の天鵞絨(ビロード)に白い真珠っぽい飾りを襟に付けた新たなる紳士が登場。
俺たちは全員椅子から立ち上がり、王国式の礼を取る。
「大変無礼ではありますが、畏まった挨拶は省かせてくださいませ。わたくしは家令のヘームスケルクと申します」
紳士は家令のヘームスケルク。さっきの執事クノクローフ氏とデオスィラゲル公爵への忠誠心を競い合っているとかなんとか。ということは、この人もクレイの友人で元竜騎士団員なのかな。
ヘームスケルクの首にはひっかき傷のようなものが三本。バハラリア族のエラに似ているが、バハラリア族はあの三本線が時々呼吸をするように開いていたので、ヘームスケルクはバハラリア族の血を引いた人族なのかな。よくよく見ると頬に小さな鱗。
ちなみに家令は屋敷の全てを監督する最高位の使用人であり、執事は屋敷内の人事や当主の侍従として勤める立場の人。執事は侍従や侍女を纏める立場でもあるのかな。その屋敷にもよるか。
家令は屋敷に勤める人なので、主が領地の邸宅に赴いたり別荘に赴いたりするさいに同行することはない。そういった視察や旅に同行するのは執事。
しかし、執事から受け取っただろう手紙を持ちわざわざ自ら庶民(おれたち)に挨拶をする家令なんて。
ヘームスケルクは無表情で立つ雄々しい鰐獣人の前に立った。
「こちらの……こちらの手紙を託されたのは貴方様でしょうか」
臆することなくクレイの顔を見上げ、封の開いた手紙を恭しく両手で持って見せる。
「鼻タレは魔道具で止めておるのか?」
クレイはヘームスケルクの襟の真珠飾りを指さすと、小声でニヤリと不敵に笑った。
これやべえな。
俺は急いで胸元のハンカチーフを留める宝石付きのクリップを押した。
「なっ⁉」
「家令殿におきましてはご機嫌麗しく」
「しっ、白々しいっ! そ、其方(そなた)は、如何(いか)にしてっ、鰐っ……そのような姿を!」
冷静沈着そうなヘームスケルクが顔を真っ赤にして怒鳴った。
俺が防音魔道具を起動していなかったら、屋敷に入り込んでいる間諜に情報が筒抜けだった。
「タケ、主(あるじ)殿?」
クレイが俺に確認を求めると、俺は頷く。
「俺を中心にそこの壁くらいまでは音が完全に漏れないようになっている。侍女さんたちにも聞こえないから、急に音が聞こえなくなって戸惑っているから説明を頼みます。商談で防音魔道具を使うのは禁止されていませんよね?」
これが防音魔道具ですよーと、胸元のクリップを示しながら問うと、ヘームスケルクは慌てて居住まいを正した。
「失礼しました。生憎当主は足を痛めておりまして、こちらへと出向くことは叶いません。執務室まで足をお運びいただけませぬか」
こりゃ好待遇だな。クレイ様様だ。
庶民が高位貴族の執務室まで呼ばれるとは。
普通はこの部屋か応接室に俺たちが案内され、待たされたうえで主人の登場というのが通例なのだが。
クレイからショペン公爵への手紙に何が書かれてあったのかはわからないが、ショペン公爵を必ず安心させるような何かを書いたのだろう。
それこそ、さっきヘームスケルクに向けてクレイが言った「鼻タレ」のような。気になる鼻タレ。
家令に案内された先は、邸宅の三階に位置するプライベートスペース。主人の執務室、奥方の執務室、団欒室、夫妻の寝室、子供の勉強部屋や寝室、書庫、あれば浴室や遊戯室なんかもある屋敷のどこよりも警備が厳しい場所。内装は王国の貴族邸宅とさほど変わりない。
警備の騎士が壁際に等間隔に並び、皆帯刀している。俺たち一行を睨みつけ、妙な真似をしたらぶち殺してやんぞゴラァ、という殺気に満ちていた。怖い。
びりびりとした緊張感に包まれる中、ヘームスケルクは足早に執務室へと進んだ。
クレイの手紙というか、クレイへの信頼感がはんぱなくて不安になる。きっとヘームスケルクは鰐獣人に扮しているクレイの正体に気づいたのだろうけど、帝国を何年も離れていたのにそこまで信じられる何かがあるのか。
「屋敷の中は厳戒態勢を敷いております。ご不便なくお寛ぎいただけるよう計らいますが、どうかご容赦を」
等間隔に配備された警備騎士を眺めていた俺たちに気づいたヘームスケルクは、歩きながら詫びた。
当主が毒殺されなった最中、他国の得体のしれない商人を引き入れるのだ。厳戒態勢は当たり前だろう。
リザードマンの護衛騎士が扉の左右に配備された部屋の前に来ると、ヘームスケルクは部屋の中に声をかける。
「旦那様、お客人をご案内いたします」
ヘームスケルクの声に反応したのか、扉の外枠がほのかに光った。
両開きの扉は外枠を光らせたまま、ゆっくりと中へ開いた。
まさかの自動ドア。この扉自体が防犯魔道具なのかな。特定の魔力と声に反応する仕組み? それとも声に魔力を乗せた? いやでもヘームスケルクの声に魔力は感じなかった。
なにこれどうなっているの。便利。仕組みを知りたい。トルミ村で採用したい。ベルカイムの冒険者ギルドの入り口、これにならないかな。
扉が開いた先にいたのは、さきほど会った執事のクノクローフ。
そして、大きな車椅子に座っているほっそりとした男性がワディランテ・デオスィラゲル・ショペン公爵。
痩せ細ってはいるが、病魔に蝕まれていたとは思えない穏やかで隙のない居住まい。
高位貴族独特の存在感というのかな。グランツ卿が纏う静かな威圧感、雰囲気が似ている。
穏やかな微笑みの裏、こちらを見定める目は恐ろしく厳しい。
「ク……」
「はいっ!」
「ピュイ!」
公爵が口を開く前に俺は勢いよく右手を挙手。ビーは俺を真似て両手を挙げた。
「大変失礼かとは思いますが、音が外に漏れないよう魔道具を起動いたします!」
そんな大声で言う必要はないだろうというクレイの呆れた声が聞こえたが、これはこの部屋に向けられるいくつもの気配に向けて言ってやったのだ。これからこの部屋を見張っても声は聞こえませんよと。
「ついでに王国で開発された口を読まれない魔道具も起動します! さーん、にーい、いち、はい! 起動!」
スッスの師匠であるサスケは読唇術が得意だ。スッスも読唇術を得るために日々修行をしている。どんな修行なのかは教えてもらえないけども。
口の動きを見るだけで何を話しているかわかっちゃうアレ。
それが得意な間諜が混じっていたら困るので、幻惑魔法を展開してしまう。幻惑魔法は部屋にいる人数すらぼやかしてくれるので、いつ・誰が・何のために公爵の元に来たのか報告するのは難しくなるだろう。王国のバイリー商会一行はカモフラージュに過ぎない。
防音魔道具と幻惑魔法をかけたことで、執務室にいる人以外に話が漏れる心配がなくなった。ついでに結界魔法もかけておこう。飛び道具とか怖いからね。あとよくわからない攻撃魔法も怖いな。対魔法結界魔法……ともかく、第三者が執務室内の話を聞かないようにして、身の安全を保障しよう。
俺はブロライトの髪飾りとスッスの胸飾りを指さすと、二人は黙ったまま魔道具を起動してくれた。これで結界魔法と対魔法結界魔法が執務室全体にかけられた。隣りの部屋にあるだろう侍従や侍女の待機室まではカバーできないが、主人の許可がなければ執務室に入ってくることはない。
たぶん今、この執務室が帝国内でも一番安全安心な部屋になっているはず。
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