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第三十二章 新入生
千百七話 剣術大会本番まであと少し
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その後も、訓練をしつつ生徒会室で大会前の打ち合わせを行っていた。
大会本番に出るルーシーお姉様とレシステンシアさんは、練習優先になっています。
「あの、僕の役割が増えているんですけど……」
「アレク君なら問題はないさ。もちろん、メアリにもやらせるよ」
ヤザンさんにあれやこれやと仕事を振られまくっていて、気がつけば来賓対応の他に救護班、はたまた開閉会式の対応とほぼ全てになっていた。
メアリも生徒会長である兄のことが信じられないって見ていたけど、流石に仕事を振りすぎです。
なので、セコンドとは関係のない開閉会式の対応をリズとエレノアに振っておいた。
そして、リズにはもう一つ大事な役割があった。
「ふふふ、リズが剣術大会を盛り上げちゃうんだよ!」
なんと大会当日の実況中継を、リズとサンディが担当することになったのだ。
リズが盛り上げて冷静なサンディが試合進行をすることになったけど、中々上手い役割分担だと思います。
ちなみに、サキさんは全体のアナウンス係です。
後は、経験のある先輩が僕たちの周りを固めてくれることになりました。
「しかし、いよいよ剣術大会も明日に迫ったか。アレク君とリズちゃんがいれば怪我人はなんとかなるとはいえ、とにかく無事に終わってもらいたいものだ」
ヤザンさんがしみじみと話していたけど、夏休み前は剣術大会が一番大きな行事になる。
僕たちも初めての大会だから、何とか無事に終わってくれればいいなと思っていた。
「それで、来賓は軍務卿とジンさんとティナおばあさま。標準的な来賓なんですね」
「不足もないし、このくらいで大丈夫だ。それこそ、来年春は殿下と姉の結婚式があるから剣術大会自体どうするかって話になるぞ」
ルーカスお兄様だから、絶対に剣術大会はやってねと言うはずだ。
やる場合は、特例で夏休み明けに大会をやることを検討しないと。
その辺りは、来年の年間予定を決める時に話をしないとね。
あと、来賓は僕とリズが大会に参加しない理由を知っているし、特に問題はないと思います。
ということで、生徒会室での話は終わったので僕たちは王城に向かいました。
「正直な話、アレクとリズが大会に参加するとなったら俺は来賓を断っていた。危なくて、見ていられないぞ」
たまたまジンさんも宰相執務室に来ていたけど、僕もリズも万全な防御体制が取られていないと本気で戦えません。
リズは僕と手合わせするとなれば、絶対に本気を出してくるもんね。
ちなみに、明日ジンさんは僕たちと一回王城に行って、他の人たちと一緒に学園にくる予定です。
「ふふ、私としてはアレク君とリズちゃんが元気に司会進行をしてくれるのを楽しみにしているわ。エレノアは残念だったけど、ルーシーはいいところまで行くんじゃないかしら」
ティナおばあさまも宰相執務室に来て話をしていたけど、ティナおばあさまは試合とは別のところを楽しみにしていた。
王城に着いたら、リズとサンディがさっそく実況中継の練習をしていたっけ。
リズだったら、ぶっつけ本番でも普通に成功しそうな気がします。
ということで今日の王城での仕事は終わったのだけど、リズとサンディが張り切って実況中継の練習をしていたので後でスラちゃんに屋敷まで送って貰いました。
大会本番に出るルーシーお姉様とレシステンシアさんは、練習優先になっています。
「あの、僕の役割が増えているんですけど……」
「アレク君なら問題はないさ。もちろん、メアリにもやらせるよ」
ヤザンさんにあれやこれやと仕事を振られまくっていて、気がつけば来賓対応の他に救護班、はたまた開閉会式の対応とほぼ全てになっていた。
メアリも生徒会長である兄のことが信じられないって見ていたけど、流石に仕事を振りすぎです。
なので、セコンドとは関係のない開閉会式の対応をリズとエレノアに振っておいた。
そして、リズにはもう一つ大事な役割があった。
「ふふふ、リズが剣術大会を盛り上げちゃうんだよ!」
なんと大会当日の実況中継を、リズとサンディが担当することになったのだ。
リズが盛り上げて冷静なサンディが試合進行をすることになったけど、中々上手い役割分担だと思います。
ちなみに、サキさんは全体のアナウンス係です。
後は、経験のある先輩が僕たちの周りを固めてくれることになりました。
「しかし、いよいよ剣術大会も明日に迫ったか。アレク君とリズちゃんがいれば怪我人はなんとかなるとはいえ、とにかく無事に終わってもらいたいものだ」
ヤザンさんがしみじみと話していたけど、夏休み前は剣術大会が一番大きな行事になる。
僕たちも初めての大会だから、何とか無事に終わってくれればいいなと思っていた。
「それで、来賓は軍務卿とジンさんとティナおばあさま。標準的な来賓なんですね」
「不足もないし、このくらいで大丈夫だ。それこそ、来年春は殿下と姉の結婚式があるから剣術大会自体どうするかって話になるぞ」
ルーカスお兄様だから、絶対に剣術大会はやってねと言うはずだ。
やる場合は、特例で夏休み明けに大会をやることを検討しないと。
その辺りは、来年の年間予定を決める時に話をしないとね。
あと、来賓は僕とリズが大会に参加しない理由を知っているし、特に問題はないと思います。
ということで、生徒会室での話は終わったので僕たちは王城に向かいました。
「正直な話、アレクとリズが大会に参加するとなったら俺は来賓を断っていた。危なくて、見ていられないぞ」
たまたまジンさんも宰相執務室に来ていたけど、僕もリズも万全な防御体制が取られていないと本気で戦えません。
リズは僕と手合わせするとなれば、絶対に本気を出してくるもんね。
ちなみに、明日ジンさんは僕たちと一回王城に行って、他の人たちと一緒に学園にくる予定です。
「ふふ、私としてはアレク君とリズちゃんが元気に司会進行をしてくれるのを楽しみにしているわ。エレノアは残念だったけど、ルーシーはいいところまで行くんじゃないかしら」
ティナおばあさまも宰相執務室に来て話をしていたけど、ティナおばあさまは試合とは別のところを楽しみにしていた。
王城に着いたら、リズとサンディがさっそく実況中継の練習をしていたっけ。
リズだったら、ぶっつけ本番でも普通に成功しそうな気がします。
ということで今日の王城での仕事は終わったのだけど、リズとサンディが張り切って実況中継の練習をしていたので後でスラちゃんに屋敷まで送って貰いました。
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