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15、他の攻略キャラと遭遇……。
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兄が出した手紙はすぐに返事がきて、力になるという旨が書かれていたそうだ。しかし、やはり手続きにはしばし時間を要するので、それまでは待っていてほしいと丁寧な言葉で頼まれたらしい。
「結婚するまでは、お前は私の婚約者だ」
そう言ってフェリクスは、イザベルの左手の薬指に婚約指輪をはめた。
「虫よけだ」
なんて言っていたが、自分を狙うような男性がいるとは思えない。それでも兄の執着と独占欲が感じられて心を満たした。
当然兄も婚約指輪をしており、イザベルとしては兄の方が虫よけの効果がありそうだと思った。
(――これで大丈夫、になるのかしら)
兄に抱かれて魂が安定したのか、ゲーム中の夢を見ることもなくなった。
(シャルルが言ったこと、本当だったみたいね)
性行為で危機が逃れるなんて、そういうことをするための都合のいい話だと思っていたが、してみるものだ。……実際は違うのかもしれないが、この際何でもいい。
(この調子なら、学院に行ってみても平気かも)
結婚する前に学院生活を謳歌してみたい……気もしたが、元来面倒くさがりな性格をしているイザベルは思うだけで満足した。根っからの引きこもり体質ともいえる。
(それにたとえ何も起こらなくても、マリオンやレーモンたちとは会いたくない)
彼女たちはゲーム中のイザベルの被害者であるが、イザベルからすると彼らと出会ってしまったばかりに破滅に追いやられたふうに感じてしまう。なのでまだまだ油断できない気持ちがあった。
(まぁ、大丈夫でしょう)
この屋敷から出なければいいのだ。少なくとも、彼らが過ごす学院に近寄らなければいい。
「――お嬢様。毎日だらだらしていて、旦那様の奥方になられるという自覚が足りないのではありませんか」
「ん?」
寝っ転がって、さらに茶菓子をつまみながら読書に耽っていたイザベルはスージーの方を見る。彼女はもう我慢できませんと言うように小言を述べる。
「いいですか。わたくしどもも、幼い頃から仕えてきたお嬢様と坊ちゃま……旦那様が夫婦になられることを大変嬉しく思っております。ですが! お嬢様のそのだらだらした格好を見ていると、さすがに! 不安になってきます。いくら旦那様がそんなお嬢様でも愛してくださるとしても、もっと貴婦人としての自覚を持ってください!」
スージーの剣幕にイザベルは慌てて起き上がり、シャキッと背筋を伸ばす。
「ごめん、ごめん、スージー。少しだらけすぎてしまったわ」
ずっとストレスの元となっていた原因が解消されて、すっかり気が緩んでしまった。
スージーの言う通り、フェリクスの妻になるならばもう少ししっかりしなければならない。
「わかってくださればいいのです。……たまには、どこかへお出かけしてはどうですか」
「うーん。そうねぇ……でも、お兄様が外出するならできるだけ自分も付き添わせてほしいとおっしゃっていたからなぁ」
「……お嬢様がそのようになられたのも、旦那様の過保護さが原因ですわね」
「お兄様はわたしのことが心配なだけよ。あと、少し寂しがり屋だから」
「少し……」
「そういえば、今日お兄様は出かけているのよね?」
項垂れていたスージーは、王宮へ出仕していると教えてくれた。
「……そうだ。わたしが王宮へ迎えに行って、驚かせてあげようかしら」
「お嬢様が? でも、旦那様に内緒でそんな……」
スージーの答えにイザベルはあらと笑った。
「さっきまでわたしに外出したら、って言ったじゃない。事後報告でお兄様に外出したと伝えたらきっと拗ねてしまう。あなたたちにも小言を述べるでしょうね。でも、お兄様に会うために外出すれば、強く叱れないはずよ」
むしろなんだかんだ言いつつ喜びそうな気がする。
「よし! そうとなれば、早速着替えるわ。スージー、飛びっきりの貴婦人に見えるよう、美しく着飾るから、手伝って?」
甘えるようにイザベルがそう言えば、スージーは困ったような顔をしつつ、期待に応えようと張り切ってくれた。
(――はぁ、大きい……)
イザベルは馬車から降りると、ため息をついた。
侯爵家も立派な屋敷であるが、やはり王宮はその何倍も大きい。
(まぁ、当然か)
それよりも兄はどこにいるのだろう……とイザベルはきょろきょろ辺りを見回す。
(やっぱりスージーについてきてもらった方がよかったかしら)
兄が家出した時のようにすぐに見つけることができると豪語したイザベルは護衛もつけずに出てきてしまった。……もしかすると、こっそり護衛が付けられているかもしれないが、わざわざ出てきてと言うのも示しがつかない。
(歩いていれば、そのうち会えるかしら)
うん。きっとそうだと、イザベルは他の人間に交じってとりあえず中へ入ることにした。
王宮にはたくさんの人間がおり、貴族たちだけでなく王族たちの世話や庭の整備などをする召使いたちも大勢いる。イザベルが紛れ込んだところで、別におかしくはなかった。
(……のはずだけれど、さっきから視線が痛い)
イザベルは普段あまり人の目を気にしない方であるが、そんな彼女でもちらちらと視線を感じていた。そして気のせいでなければ……男が多い。
「そこのお嬢さん。どうかされましたか」
なんて下心たっぷりの顔で声をかけられるものだから、イザベルは逃げるように人気のない場所へ行き、あてもなく歩いた結果、中庭にたどり着いた。
(お兄様、どこにいるの……)
誰か人に聞けばいいのだろうが、正直見知らぬ人間に声をかけるのは苦手だ。
そして先ほどの男性のように露骨に胸元に視線を注がれるのは気色が悪い。
(どうしよう)
ここは護衛に助けを求めた方がいいかもしれないと、きょろきょろ辺りを見回すが、彼らは出てこない。
(……まさか、護衛はついていない?)
王宮だから大丈夫だと思われた?
(ど、どうしよう!)
いや、別に焦る必要はない。迷子になったような気持ちになる必要もない。
落ち着くのよ、とイザベルが必死に自分に言い聞かせていた時。
「どうかしましたか」
突然声をかけられてびくっとする。恐る恐る振り返り、イザベルは固まった。
金髪碧眼の美青年。
(レーモン!)
「レーモン。どうした」
「おや? 以前、パン屋の前で倒れた方ですね」
王太子だけではない。赤髪の騎士系キャラに眼鏡の宰相(の息子)キャラまでいる!
(最悪! どうしてこんなところで出会うのよ!)
そしてなぜよりにもよって天敵たちの方から話しかけてくるのだ。
(どうしよう。どうしよう)
またおかしくなったら、とイザベルは背を向けてぎゅっと胸元を掴む。ドクンドクンと強く鳴る心音にどうか治まってくれと目を瞑って願う。
「大丈夫か? また具合が悪くなったのか?」
レーモンに近づかれて、触れられそうになったイザベルはびくりと肩を震わせてあとずさる。
レーモンに会ったら、絶対に文句を言って、睨みつけてやろうと思っていた。
しかしいざ彼を目の前にすると恐怖が湧いた。彼自身に対してでもあるし、心を塗り替えられてしまう自分自身に対しても。
イザベルの怯えた様子にレーモンは驚いたものの、何もしていないのにそんな態度を取られて不愉快に感じたように眉根を寄せた。
「そんな怯えずとも危害を加えるつもりはない」
「殿下。そんな咎めるように言えば、よけいに怯えさせてしまいますよ」
眼鏡の男が諫めるが、レーモンは納得していない様子だ。
「幼子じゃあるまいし……見たところ、どこかの貴族の令嬢だろう? どこの家の者だ。名前くらい、言えるだろう?」
どこか馬鹿にしたような物言いにカッとなり、イザベルは見ないようにしていたレーモンの顔を鋭く睨みつけた。そして口を開こうとした時。
「イザベル!」
「結婚するまでは、お前は私の婚約者だ」
そう言ってフェリクスは、イザベルの左手の薬指に婚約指輪をはめた。
「虫よけだ」
なんて言っていたが、自分を狙うような男性がいるとは思えない。それでも兄の執着と独占欲が感じられて心を満たした。
当然兄も婚約指輪をしており、イザベルとしては兄の方が虫よけの効果がありそうだと思った。
(――これで大丈夫、になるのかしら)
兄に抱かれて魂が安定したのか、ゲーム中の夢を見ることもなくなった。
(シャルルが言ったこと、本当だったみたいね)
性行為で危機が逃れるなんて、そういうことをするための都合のいい話だと思っていたが、してみるものだ。……実際は違うのかもしれないが、この際何でもいい。
(この調子なら、学院に行ってみても平気かも)
結婚する前に学院生活を謳歌してみたい……気もしたが、元来面倒くさがりな性格をしているイザベルは思うだけで満足した。根っからの引きこもり体質ともいえる。
(それにたとえ何も起こらなくても、マリオンやレーモンたちとは会いたくない)
彼女たちはゲーム中のイザベルの被害者であるが、イザベルからすると彼らと出会ってしまったばかりに破滅に追いやられたふうに感じてしまう。なのでまだまだ油断できない気持ちがあった。
(まぁ、大丈夫でしょう)
この屋敷から出なければいいのだ。少なくとも、彼らが過ごす学院に近寄らなければいい。
「――お嬢様。毎日だらだらしていて、旦那様の奥方になられるという自覚が足りないのではありませんか」
「ん?」
寝っ転がって、さらに茶菓子をつまみながら読書に耽っていたイザベルはスージーの方を見る。彼女はもう我慢できませんと言うように小言を述べる。
「いいですか。わたくしどもも、幼い頃から仕えてきたお嬢様と坊ちゃま……旦那様が夫婦になられることを大変嬉しく思っております。ですが! お嬢様のそのだらだらした格好を見ていると、さすがに! 不安になってきます。いくら旦那様がそんなお嬢様でも愛してくださるとしても、もっと貴婦人としての自覚を持ってください!」
スージーの剣幕にイザベルは慌てて起き上がり、シャキッと背筋を伸ばす。
「ごめん、ごめん、スージー。少しだらけすぎてしまったわ」
ずっとストレスの元となっていた原因が解消されて、すっかり気が緩んでしまった。
スージーの言う通り、フェリクスの妻になるならばもう少ししっかりしなければならない。
「わかってくださればいいのです。……たまには、どこかへお出かけしてはどうですか」
「うーん。そうねぇ……でも、お兄様が外出するならできるだけ自分も付き添わせてほしいとおっしゃっていたからなぁ」
「……お嬢様がそのようになられたのも、旦那様の過保護さが原因ですわね」
「お兄様はわたしのことが心配なだけよ。あと、少し寂しがり屋だから」
「少し……」
「そういえば、今日お兄様は出かけているのよね?」
項垂れていたスージーは、王宮へ出仕していると教えてくれた。
「……そうだ。わたしが王宮へ迎えに行って、驚かせてあげようかしら」
「お嬢様が? でも、旦那様に内緒でそんな……」
スージーの答えにイザベルはあらと笑った。
「さっきまでわたしに外出したら、って言ったじゃない。事後報告でお兄様に外出したと伝えたらきっと拗ねてしまう。あなたたちにも小言を述べるでしょうね。でも、お兄様に会うために外出すれば、強く叱れないはずよ」
むしろなんだかんだ言いつつ喜びそうな気がする。
「よし! そうとなれば、早速着替えるわ。スージー、飛びっきりの貴婦人に見えるよう、美しく着飾るから、手伝って?」
甘えるようにイザベルがそう言えば、スージーは困ったような顔をしつつ、期待に応えようと張り切ってくれた。
(――はぁ、大きい……)
イザベルは馬車から降りると、ため息をついた。
侯爵家も立派な屋敷であるが、やはり王宮はその何倍も大きい。
(まぁ、当然か)
それよりも兄はどこにいるのだろう……とイザベルはきょろきょろ辺りを見回す。
(やっぱりスージーについてきてもらった方がよかったかしら)
兄が家出した時のようにすぐに見つけることができると豪語したイザベルは護衛もつけずに出てきてしまった。……もしかすると、こっそり護衛が付けられているかもしれないが、わざわざ出てきてと言うのも示しがつかない。
(歩いていれば、そのうち会えるかしら)
うん。きっとそうだと、イザベルは他の人間に交じってとりあえず中へ入ることにした。
王宮にはたくさんの人間がおり、貴族たちだけでなく王族たちの世話や庭の整備などをする召使いたちも大勢いる。イザベルが紛れ込んだところで、別におかしくはなかった。
(……のはずだけれど、さっきから視線が痛い)
イザベルは普段あまり人の目を気にしない方であるが、そんな彼女でもちらちらと視線を感じていた。そして気のせいでなければ……男が多い。
「そこのお嬢さん。どうかされましたか」
なんて下心たっぷりの顔で声をかけられるものだから、イザベルは逃げるように人気のない場所へ行き、あてもなく歩いた結果、中庭にたどり着いた。
(お兄様、どこにいるの……)
誰か人に聞けばいいのだろうが、正直見知らぬ人間に声をかけるのは苦手だ。
そして先ほどの男性のように露骨に胸元に視線を注がれるのは気色が悪い。
(どうしよう)
ここは護衛に助けを求めた方がいいかもしれないと、きょろきょろ辺りを見回すが、彼らは出てこない。
(……まさか、護衛はついていない?)
王宮だから大丈夫だと思われた?
(ど、どうしよう!)
いや、別に焦る必要はない。迷子になったような気持ちになる必要もない。
落ち着くのよ、とイザベルが必死に自分に言い聞かせていた時。
「どうかしましたか」
突然声をかけられてびくっとする。恐る恐る振り返り、イザベルは固まった。
金髪碧眼の美青年。
(レーモン!)
「レーモン。どうした」
「おや? 以前、パン屋の前で倒れた方ですね」
王太子だけではない。赤髪の騎士系キャラに眼鏡の宰相(の息子)キャラまでいる!
(最悪! どうしてこんなところで出会うのよ!)
そしてなぜよりにもよって天敵たちの方から話しかけてくるのだ。
(どうしよう。どうしよう)
またおかしくなったら、とイザベルは背を向けてぎゅっと胸元を掴む。ドクンドクンと強く鳴る心音にどうか治まってくれと目を瞑って願う。
「大丈夫か? また具合が悪くなったのか?」
レーモンに近づかれて、触れられそうになったイザベルはびくりと肩を震わせてあとずさる。
レーモンに会ったら、絶対に文句を言って、睨みつけてやろうと思っていた。
しかしいざ彼を目の前にすると恐怖が湧いた。彼自身に対してでもあるし、心を塗り替えられてしまう自分自身に対しても。
イザベルの怯えた様子にレーモンは驚いたものの、何もしていないのにそんな態度を取られて不愉快に感じたように眉根を寄せた。
「そんな怯えずとも危害を加えるつもりはない」
「殿下。そんな咎めるように言えば、よけいに怯えさせてしまいますよ」
眼鏡の男が諫めるが、レーモンは納得していない様子だ。
「幼子じゃあるまいし……見たところ、どこかの貴族の令嬢だろう? どこの家の者だ。名前くらい、言えるだろう?」
どこか馬鹿にしたような物言いにカッとなり、イザベルは見ないようにしていたレーモンの顔を鋭く睨みつけた。そして口を開こうとした時。
「イザベル!」
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