81 / 93
第10章
(2)
しおりを挟む
やがて腕をとられた莉音は、ヴィンセントの雄から引き離され、その場で四つに這わされた。
「選手交代だ、莉音。おまえも準備しないと、いつまでも繋がれない」
言われるなりぐっと尻臀を開かれて、秘所をベロリと舐め上げられた。
「やぁあ……っ」
驚いて逃れようとする腰を抱えこまれ、しっかりと固定されて莉音は狼狽えた。
はじめての夜以来、恥ずかしがる莉音を気遣って、ヴィンセントは行為に及ぶ際、ローションを使用してほぐすようにしてくれていた。だが、ひと月ぶりの再会と、いまの莉音の行為がヴィンセントの牡の本能に火を点けたのだろう。
莉音の抵抗をものともせず、軽々と下肢を押さえこんだヴィンセントは、嫌がる反応さえ楽しむように長い舌先で莉音の後孔をねぶりはじめた。
「やあっ! アルフさんっ……ダメ…っ。それっ、ダメッ、だからぁ……っ」
躰にうまく力が入らず、浴室の床に這いつくばるようにして莉音は泣き声をあげる。
ベロリ、ベロリと舐め上げられ、時折くすぐるように舌先で入り口を刺激されて羞恥に身悶えた。
莉音がどんなに泣き声をあげてもヴィンセントはやめてくれない。与えられる刺激に反応して後孔がひくつきはじめると、タイミングを見計らったように尖らせた舌先をぐっと中に差しこんできた。
「ひあっ! んんんぅっ、やあ~…っ」
莉音は背中を撓らせた。
内壁を侵蝕して蠢く舌の感覚に啼かされ、理性がたちどころに融けていく。
ひと月ぶりにヴィンセントに抱いてもらえることを、全身が歓喜して、期待に興奮を募らせていた。
あられもない恰好でヴィンセントに自分でも見たことのない場所を舐められ、感じてしまうのが恥ずかしくてたまらない。それなのに、身体が悦んですべてを受け容れてしまう。はしたないとわかっていても、もっともっとと身体中がヴィンセントの与えてくれる刺激を待ち望み、貪欲に求めることを止められなくなっていた。
気持ちいい。気持ちよくて幸せで、閉じようと思っていた足はいつのまにかだらしなく開いて、ヴィンセントの舌が内部で蠢くたびに反応して締めつけてしまう。
こんなあさましい自分に、ヴィンセントは呆れてしまわないだろうか。心配になりながら、それでも淫らに腰をくねらせ、誘うように口から漏れる甘い喘ぎを止めることができなかった。
「はぁっ……あっ、んっ、アアッ、……やっ、そこ……そこっ」
ねだるように甘えた声をあげ、ヴィンセントがそれに応えて肉襞の内側で器用に舌の形と動きに変化を加える。莉音はたちまち、腰を反り返らせて細い悲鳴を放った。
勃ちあがっている前には、まだまったく触れられていないのに、蜜をたらしたそこから白濁を放ってしまう。
ようやく舌を抜かれたときには息も絶え絶えになっていて、躰に力が入らなかった。
シャワーを止め、浴室の扉を開けたヴィンセントが手早くバスローブを羽織り、ぐったりしている莉音の身を起こさせる。手にしたタオルで濡れた髪を丁寧に拭い、それから莉音にもバスローブを着せかけて、その躰をふわりと抱き上げた。
ヴィンセントの首に両腕をまわした莉音は、甘えるようにその肩口に頭をもたせかけた。
「選手交代だ、莉音。おまえも準備しないと、いつまでも繋がれない」
言われるなりぐっと尻臀を開かれて、秘所をベロリと舐め上げられた。
「やぁあ……っ」
驚いて逃れようとする腰を抱えこまれ、しっかりと固定されて莉音は狼狽えた。
はじめての夜以来、恥ずかしがる莉音を気遣って、ヴィンセントは行為に及ぶ際、ローションを使用してほぐすようにしてくれていた。だが、ひと月ぶりの再会と、いまの莉音の行為がヴィンセントの牡の本能に火を点けたのだろう。
莉音の抵抗をものともせず、軽々と下肢を押さえこんだヴィンセントは、嫌がる反応さえ楽しむように長い舌先で莉音の後孔をねぶりはじめた。
「やあっ! アルフさんっ……ダメ…っ。それっ、ダメッ、だからぁ……っ」
躰にうまく力が入らず、浴室の床に這いつくばるようにして莉音は泣き声をあげる。
ベロリ、ベロリと舐め上げられ、時折くすぐるように舌先で入り口を刺激されて羞恥に身悶えた。
莉音がどんなに泣き声をあげてもヴィンセントはやめてくれない。与えられる刺激に反応して後孔がひくつきはじめると、タイミングを見計らったように尖らせた舌先をぐっと中に差しこんできた。
「ひあっ! んんんぅっ、やあ~…っ」
莉音は背中を撓らせた。
内壁を侵蝕して蠢く舌の感覚に啼かされ、理性がたちどころに融けていく。
ひと月ぶりにヴィンセントに抱いてもらえることを、全身が歓喜して、期待に興奮を募らせていた。
あられもない恰好でヴィンセントに自分でも見たことのない場所を舐められ、感じてしまうのが恥ずかしくてたまらない。それなのに、身体が悦んですべてを受け容れてしまう。はしたないとわかっていても、もっともっとと身体中がヴィンセントの与えてくれる刺激を待ち望み、貪欲に求めることを止められなくなっていた。
気持ちいい。気持ちよくて幸せで、閉じようと思っていた足はいつのまにかだらしなく開いて、ヴィンセントの舌が内部で蠢くたびに反応して締めつけてしまう。
こんなあさましい自分に、ヴィンセントは呆れてしまわないだろうか。心配になりながら、それでも淫らに腰をくねらせ、誘うように口から漏れる甘い喘ぎを止めることができなかった。
「はぁっ……あっ、んっ、アアッ、……やっ、そこ……そこっ」
ねだるように甘えた声をあげ、ヴィンセントがそれに応えて肉襞の内側で器用に舌の形と動きに変化を加える。莉音はたちまち、腰を反り返らせて細い悲鳴を放った。
勃ちあがっている前には、まだまったく触れられていないのに、蜜をたらしたそこから白濁を放ってしまう。
ようやく舌を抜かれたときには息も絶え絶えになっていて、躰に力が入らなかった。
シャワーを止め、浴室の扉を開けたヴィンセントが手早くバスローブを羽織り、ぐったりしている莉音の身を起こさせる。手にしたタオルで濡れた髪を丁寧に拭い、それから莉音にもバスローブを着せかけて、その躰をふわりと抱き上げた。
ヴィンセントの首に両腕をまわした莉音は、甘えるようにその肩口に頭をもたせかけた。
33
あなたにおすすめの小説
愛を知らない少年たちの番物語。
あゆみん
BL
親から愛されることなく育った不憫な三兄弟が異世界で番に待ち焦がれた獣たちから愛を注がれ、一途な愛に戸惑いながらも幸せになる物語。
*触れ合いシーンは★マークをつけます。
白金の花嫁は将軍の希望の花
葉咲透織
BL
義妹の身代わりでボルカノ王国に嫁ぐことになったレイナール。女好きのボルカノ王は、男である彼を受け入れず、そのまま若き将軍・ジョシュアに下げ渡す。彼の屋敷で過ごすうちに、ジョシュアに惹かれていくレイナールには、ある秘密があった。
※個人ブログにも投稿済みです。
【完結】最初で最後の恋をしましょう
関鷹親
BL
家族に搾取され続けたフェリチアーノはある日、搾取される事に疲れはて、ついに家族を捨てる決意をする。
そんな中訪れた夜会で、第四王子であるテオドールに出会い意気投合。
恋愛を知らない二人は、利害の一致から期間限定で恋人同士のふりをすることに。
交流をしていく中で、二人は本当の恋に落ちていく。
《ワンコ系王子×幸薄美人》
黒に染まる
曙なつき
BL
“ライシャ事変”に巻き込まれ、命を落としたとされる美貌の前神官長のルーディス。
その親友の騎士団長ヴェルディは、彼の死後、長い間その死に囚われていた。
事変から一年後、神殿前に、一人の赤子が捨てられていた。
不吉な黒髪に黒い瞳の少年は、ルースと名付けられ、見習い神官として育てられることになった。
※疫病が流行るシーンがあります。時節柄、トラウマがある方はご注意ください。
愛しの妻は黒の魔王!?
ごいち
BL
「グレウスよ、我が弟を妻として娶るがいい」
――ある日、平民出身の近衛騎士グレウスは皇帝に呼び出されて、皇弟オルガを妻とするよう命じられる。
皇弟オルガはゾッとするような美貌の持ち主で、貴族の間では『黒の魔王』と怖れられている人物だ。
身分違いの政略結婚に絶望したグレウスだが、いざ結婚してみるとオルガは見事なデレ寄りのツンデレで、しかもその正体は…。
魔法の国アスファロスで、熊のようなマッチョ騎士とツンデレな『魔王』がイチャイチャしたり無双したりするお話です。
表紙は豚子さん(https://twitter.com/M_buibui)に描いていただきました。ありがとうございます!
11/28番外編2本と、終話『なべて世は事もなし』に挿絵をいただいております! ありがとうございます!
あまく、とろけて、開くオメガ
藍沢真啓/庚あき
BL
オメガの市居憂璃は同じオメガの実母に売られた。
北関東圏を支配するアルファの男、玉之浦椿に。
ガリガリに痩せた子は売れないと、男の眼で商品として価値があがるように教育される。
出会ってから三年。その流れゆく時間の中で、男の態度が商品と管理する関係とは違うと感じるようになる憂璃。
優しく、大切に扱ってくれるのは、自分が商品だから。
勘違いしてはいけないと律する憂璃の前に、自分を売った母が現れ──
はぴまり~薄幸オメガは溺愛アルファ~等のオメガバースシリーズと同じ世界線。
秘密のあるスパダリ若頭アルファ×不憫アルビノオメガの両片想いラブ。
巣ごもりオメガは後宮にひそむ【続編完結】
晦リリ@9/10『死に戻りの神子~』発売
BL
後宮で幼馴染でもあるラナ姫の護衛をしているミシュアルは、つがいがいないのに、すでに契約がすんでいる体であるという判定を受けたオメガ。
発情期はあるものの、つがいが誰なのか、いつつがいの契約がなされたのかは本人もわからない。
そんななか、気になる匂いの落とし物を後宮で拾うようになる。
第9回BL小説大賞にて奨励賞受賞→書籍化しました。ありがとうございます。
左遷先は、後宮でした。
猫宮乾
BL
外面は真面目な文官だが、週末は――打つ・飲む・買うが好きだった俺は、ある日、ついうっかり裏金騒動に関わってしまい、表向きは移動……いいや、左遷……される事になった。死刑は回避されたから、まぁ良いか! お妃候補生活を頑張ります。※異世界後宮ものコメディです。(表紙イラストは朝陽天満様に描いて頂きました。本当に有難うございます!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる