ひろいひろわれ こいこわれ【完結済み】

九條 連

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第10章

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 莉音の後孔に、熱く、硬いものが押しあてられる。ヴィンセントの腕に、片足をひっかけるようにして固定され、そのままぐっと先端が押し入ってきた。

「――――っあ……っ」

 ひさしぶりの強い圧迫感に、莉音は眉根を寄せ、喉を仰け反らせる。ヴィンセントは莉音の腰に手をまわすと、緊張で締まろうとするすぼまりに、たける怒張をゆっくりと挿しこんできた。

「はっ、あ…っ、あああっ、アッ、あ……ッ」

 張り出した部分をぐぷりと秘蕾に呑みこませたところで、ヴィンセントは一旦腰の動きを止める。それから莉音の息がわずかに整うのを待って、さらにぐぐぐっと締まる内壁を押し開いて奥へ奥へと押し進めてきた。

「アア――ァっ……っん、ひっ! あっ、やっ…あぁぁぁっ!」

 無意識に逃げを打つ腰をとらえ、ヴィンセントは力強く莉音を穿うがつ。根もとまで収めて、さらにぐっと押しこむと、莉音は声にならない悲鳴を放って背中をしならせた。

 ハッハッと浅く荒い呼吸を繰り返しながら、ヴィンセントは莉音を見下ろした。
 ギラつく青い眼差しに囚われて、莉音の背筋にゾクリとなまめかしい痺れが奔る。莉音の足を大きくひろげさせて抱え上げたヴィンセントは、巧みな腰使いで力強い律動を開始した。

「あっ、あっ、ひあっ……っん、……あっん……あっ……」

 内壁をえぐられ、角度を変えながら弱い部分を集中的に攻められ、強弱をつけた抽挿に莉音は翻弄されて喘ぎつづけた。雁首かりくびがひっかかるギリギリまで抜かれたそれを、勢いをつけて奥まで突きこまれる。その強烈すぎる刺激に、切なく啼いた。
 いつも莉音を気遣う余裕を見せるヴィンセントが、今夜はただ、情熱の赴くままに欲望を叩きつけ、莉音の身体を貪っている。
 深すぎて、強すぎて、激しすぎて、莉音はただ、打ちつけられる腰に揺さぶられながら、これまで味わったことのない歓びと快感に溺れ、よがり泣き、ヴィンセントにしがみついた。

「好、き……。アルフさん……アルフさん……大好きっ。いっぱい、して……もっといっぱい……いっぱい……僕、を…アルフさんの、もの、に……っ」

 ヴィンセントに抱き竦められた莉音は、そのまま躰の位置を入れ替えられて、ヴィンセントの上に跨がる恰好にさせられる。息を乱してヴィンセントの胸の上に上体を預けていると、繋がったままの下肢を真下から突き上げられて甘い悲鳴が零れ落ちた。

 ヨロヨロと身を起こした莉音の両腕をとらえると、体勢が整うのを待って腰に手を添えられる。うながすように莉音の躰を持ち上げさせて、下から突き上げるタイミングに合わせて腰を落とされた。

「はぁ……っ、ん……っ!」

 莉音の背中が反り返る。
 持ち上げられて落とされて。持ち上げられて落とされて。繰り返すうちに莉音の腰は揺らめきだし、みずからも与えられる快楽を貪るように淫らに踊りはじめた。
 激しい突き上げに全身が歓喜に打ちふるえ、腿の内側に痙攣が奔る。内壁が収縮してヴィンセントの逞しい雄を喰い締め、奥の泣きどころを突かれるたびに嬌声がほとばしった。
 腹筋を使ってヴィンセントがぐっと起き上がると、中の怒張が角度を変えて莉音はふたたび悲鳴を放つ。反り返った胸をヴィンセントの舌が這い、ツンと尖った肉粒を、舐め上げた直後に音を立てて吸われた。

「やっ、あぁっ、ん……」

 さっきから、もうどれだけイッているのかわからない。
 胸を吸われたまま逞しい陽根に内部を掻きまわされて、莉音は喉を反らせてヴィンセントの頭を掻き抱いた。
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