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陽動
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ゾクッ、なんか急に悪寒が走ってきたな。これからなにもなければいいが、いやいや大丈夫だ。
よし、頭を切り替えて今はこの戦いに集中しよう。この戦いは負けるわけにいかないんだから
「おい、どうした?ぼ~として、頼むぜーこの戦いは負けられないんだからな」
「悪い、なんか悪寒を感じてちょっと考えてしまっていた。大丈夫、もう頭は切り替えたから」
「それならいいが、とにかくこれに勝たないと三回戦も無いんだから本当に頼むぜ」
「もちろんだ。できる限りのことはするよ、さーもうすぐ時間だ。お互い頑張ろう。今回はタイミングが大事になると思うから、連絡はマメに頼む。」
「わかった。よしみんな次は勝つぞー、気合い入れていけよ」
「そろそろ2回戦を始めるぞ。各自用意はいいな、勝てば終わり、負ければ三回戦、どちらかになるかはお前ら次第。両名全力を出し切れ、それでは第2回戦開始~」
レオナルドの号令が響く、俺達は勝って三回戦にまずいかなくちゃいけない、みんな気合バッチリで2回戦を開始した。
「こちら偵察部隊やつらを発見した。あいつら平野に移動して周りを囲うようにして周囲を警戒している」
「平野で周囲を警戒か、全体が見えるからな平野なら、でも見えるからこそ大変な目にあうって教えてやる」
俺達は1度集まり改めて作戦を練る。
「一回目の揺動は5人で行こう、あくまで狙いは揺動だからとにかく捕まらないようにたくさんの引き付けをお願いしたいがだれかやるやついないか?」
「俺はやるぞ、一回戦あまり活躍出来なかったから体力はまだまだあるから、目一杯あいつらをかきまわしてやる」それなら、おれもやると5人がすぐ集まってくれた。
「ありがとう、この5人があっちの警戒をかき回してくれたのを確認して残りで一点突破を狙う。あいつらは、周囲を警戒するのに3人5チームを周囲に配置してる。つまり陣地の周りは5人だけだ。揺動が上手くいけば15対5でこちらが有利間違いない状況になる。あくまでこれは最大効果としての甘い希望の予想だから鵜呑みにしないようにしてくれ」
作戦が決まり、5人が一気に駆け出し注意を引き付けながら陣地から少しでも距離を取るように相手を挑発しながら走り続ける。あくまでこれは陽動なんで無闇に戦ったりしない。
なかなか捕まらず3人から6人、9人と頑張って引き付けてくれた。だがあちらもこの陽動に警戒を強めたようで残りが陣地に集まった。これ以上の陽動はむりだろう。だがこれで15対11数の上ではこちらが上になった。攻めるなら今しかないよな。
「よし、みんな陽動はこれでしまいにして、残りのみんなで一気に旗を取りにいくぞ」
ある程度陽動の効果もあり数の上ではこちらが有利になったが、あちらも数が減ったことにより陣地の警戒を強めたようにみえた。
「このまま突っ込んでも勝てるかわからないし、もう少しあっちには付き合ってもらおうか」
陣地に走りながら4人組を3つと3人組を一つ作り最後の戦いに向かう。
「さて、こちらは11あっちは15かな?数では不利になっちまったがどうするよ?」
「どうするもこうするも向かってきたやつを一人残さず押さえればこっちの勝ちなんだろ?やるしかないだろ」
「は~いいね脳筋の考えは楽で、こっちは勝つ為に色々考えてるのにさ」
「こっちがなにも考えてないみたいな言い方だな?あんやんのか?」
「こらこら待てよ、俺達今は仲間だろ?ここで仲間割れしてどうするんだよ?むしろ争ってたらあっちの思う壺だろ?」
「それもそうだな、それにどうやら来たみたいだぜ。あいつらもここが最後のチャンスだと思って全員で来たぞ。油断はするなよ、なにをしてくるかわからないからな」
「あっちもこちらに気づいたみたいだな、まずは一組目をだそうか、あっちが何人で対応するかわかるし」
「なら俺達が行ってくるよ。なるべく道を作るから頑張ってくれよ」
「ありがたい、だが無茶だけはするなよ。ここで勝てばもう一回戦あるんだからな」
「そうだな、気をつけるよ。じゃ、あとは頼んだよ」
4人が駆け出すとあちらからはどうやら3人で相手するみたいだ。数では勝ってるがあちらの体格はこちらとはまるで違うガッシリとした体型をしている。これは下手したら4人が負けることもあるんじゃないか?いけるのか?
「おいおい、悩むなよ。しょせんこれは遊びだ、命がとられるわけじゃないんだ。思い切り楽しもうぜ。それに俺達が行ってもあっちは8 こっちは7だがあの3人に勝てば増援だって可能なんだ。やる価値はあるぜ。ここが勝負所じゃないか?」
「本当にすまない、あの3人をなんとかしてくれ、そして生き残ったらとにかく旗を目指して走ってくれ」
「任せとけ、あの3人さっさとぶっ倒して旗をもらいにいくさ」
これで、あの3人に8人向かったからきっと倒せるだろう。残りの8人はどんなやつらなんだ?こっちの7人で突破できるか?いや突破しないといけないんだ
「おい あいつらあの3人にたった4人で向かっていってるぜ。バカじゃねーの?絶対負けるだろ。これなら俺達の勝ち確定だろ」
「おい、奥のやつらこっち見て笑ってやがるぞ。あいつらこっちが負けるとか思ってるんだぜ、笑わせたままじゃ気分わるいよな?絶対あの3人ぶっ倒すぞ」
4人が怒号をあげながら体格が完全に上の3人に突っ込んでいく。その勢いに3人は若干怯むがやはり体格の差は抗うことの出来ない事実で最初は押していたがすぐに押し返されていく。
「うぉら~ふざけるなよ、ちょっと体格がいいからって力で勝てねーなら技術で技術で勝てねぇなら気合いで勝ってやら~」
「ふんそんなんで勝てるなら誰も苦労はしないだろうな、お前らは負けるんだよ。お前らが持っていないこの力の差でな」
やばい、まじで押しつぶされる。ここで負けたらみんなをがはさみ撃ちで勝てなくなる。ここはなんとか勝たなくちゃいけないのに。
「そのまま頭を下げとけよ、上げたら怪我すんぞ」
後ろから声が聞こえる、頭を上げたら怪我をするってなにをするつもりなんだ。
「お前ら邪魔なんだよ、とっとと倒れとけー」
声が、再び聞こえたと思ったら背中に強い衝撃がきて更に前のめりになると同時に、今まさにこちらを押しつぶそうとしていた相手の顔面に、空中から蹴りを繰り出し後ろに踏み潰していく姿が前のめりに倒れながらも俺の目に映った。更に後ろから3人きて5対2になり今度こそこちらが力で押し切った。
「まじかよ、あいつらあの3人を倒しやがった。まずいぞ、このままじゃすぐにこちらに全員でくるぞ」
後ろから凄い声が聞こえてくる。きっとあの3人に勝ったんだな、それなら必ず合流してくれるはずだ。この勝負絶対勝つ。
よし、頭を切り替えて今はこの戦いに集中しよう。この戦いは負けるわけにいかないんだから
「おい、どうした?ぼ~として、頼むぜーこの戦いは負けられないんだからな」
「悪い、なんか悪寒を感じてちょっと考えてしまっていた。大丈夫、もう頭は切り替えたから」
「それならいいが、とにかくこれに勝たないと三回戦も無いんだから本当に頼むぜ」
「もちろんだ。できる限りのことはするよ、さーもうすぐ時間だ。お互い頑張ろう。今回はタイミングが大事になると思うから、連絡はマメに頼む。」
「わかった。よしみんな次は勝つぞー、気合い入れていけよ」
「そろそろ2回戦を始めるぞ。各自用意はいいな、勝てば終わり、負ければ三回戦、どちらかになるかはお前ら次第。両名全力を出し切れ、それでは第2回戦開始~」
レオナルドの号令が響く、俺達は勝って三回戦にまずいかなくちゃいけない、みんな気合バッチリで2回戦を開始した。
「こちら偵察部隊やつらを発見した。あいつら平野に移動して周りを囲うようにして周囲を警戒している」
「平野で周囲を警戒か、全体が見えるからな平野なら、でも見えるからこそ大変な目にあうって教えてやる」
俺達は1度集まり改めて作戦を練る。
「一回目の揺動は5人で行こう、あくまで狙いは揺動だからとにかく捕まらないようにたくさんの引き付けをお願いしたいがだれかやるやついないか?」
「俺はやるぞ、一回戦あまり活躍出来なかったから体力はまだまだあるから、目一杯あいつらをかきまわしてやる」それなら、おれもやると5人がすぐ集まってくれた。
「ありがとう、この5人があっちの警戒をかき回してくれたのを確認して残りで一点突破を狙う。あいつらは、周囲を警戒するのに3人5チームを周囲に配置してる。つまり陣地の周りは5人だけだ。揺動が上手くいけば15対5でこちらが有利間違いない状況になる。あくまでこれは最大効果としての甘い希望の予想だから鵜呑みにしないようにしてくれ」
作戦が決まり、5人が一気に駆け出し注意を引き付けながら陣地から少しでも距離を取るように相手を挑発しながら走り続ける。あくまでこれは陽動なんで無闇に戦ったりしない。
なかなか捕まらず3人から6人、9人と頑張って引き付けてくれた。だがあちらもこの陽動に警戒を強めたようで残りが陣地に集まった。これ以上の陽動はむりだろう。だがこれで15対11数の上ではこちらが上になった。攻めるなら今しかないよな。
「よし、みんな陽動はこれでしまいにして、残りのみんなで一気に旗を取りにいくぞ」
ある程度陽動の効果もあり数の上ではこちらが有利になったが、あちらも数が減ったことにより陣地の警戒を強めたようにみえた。
「このまま突っ込んでも勝てるかわからないし、もう少しあっちには付き合ってもらおうか」
陣地に走りながら4人組を3つと3人組を一つ作り最後の戦いに向かう。
「さて、こちらは11あっちは15かな?数では不利になっちまったがどうするよ?」
「どうするもこうするも向かってきたやつを一人残さず押さえればこっちの勝ちなんだろ?やるしかないだろ」
「は~いいね脳筋の考えは楽で、こっちは勝つ為に色々考えてるのにさ」
「こっちがなにも考えてないみたいな言い方だな?あんやんのか?」
「こらこら待てよ、俺達今は仲間だろ?ここで仲間割れしてどうするんだよ?むしろ争ってたらあっちの思う壺だろ?」
「それもそうだな、それにどうやら来たみたいだぜ。あいつらもここが最後のチャンスだと思って全員で来たぞ。油断はするなよ、なにをしてくるかわからないからな」
「あっちもこちらに気づいたみたいだな、まずは一組目をだそうか、あっちが何人で対応するかわかるし」
「なら俺達が行ってくるよ。なるべく道を作るから頑張ってくれよ」
「ありがたい、だが無茶だけはするなよ。ここで勝てばもう一回戦あるんだからな」
「そうだな、気をつけるよ。じゃ、あとは頼んだよ」
4人が駆け出すとあちらからはどうやら3人で相手するみたいだ。数では勝ってるがあちらの体格はこちらとはまるで違うガッシリとした体型をしている。これは下手したら4人が負けることもあるんじゃないか?いけるのか?
「おいおい、悩むなよ。しょせんこれは遊びだ、命がとられるわけじゃないんだ。思い切り楽しもうぜ。それに俺達が行ってもあっちは8 こっちは7だがあの3人に勝てば増援だって可能なんだ。やる価値はあるぜ。ここが勝負所じゃないか?」
「本当にすまない、あの3人をなんとかしてくれ、そして生き残ったらとにかく旗を目指して走ってくれ」
「任せとけ、あの3人さっさとぶっ倒して旗をもらいにいくさ」
これで、あの3人に8人向かったからきっと倒せるだろう。残りの8人はどんなやつらなんだ?こっちの7人で突破できるか?いや突破しないといけないんだ
「おい あいつらあの3人にたった4人で向かっていってるぜ。バカじゃねーの?絶対負けるだろ。これなら俺達の勝ち確定だろ」
「おい、奥のやつらこっち見て笑ってやがるぞ。あいつらこっちが負けるとか思ってるんだぜ、笑わせたままじゃ気分わるいよな?絶対あの3人ぶっ倒すぞ」
4人が怒号をあげながら体格が完全に上の3人に突っ込んでいく。その勢いに3人は若干怯むがやはり体格の差は抗うことの出来ない事実で最初は押していたがすぐに押し返されていく。
「うぉら~ふざけるなよ、ちょっと体格がいいからって力で勝てねーなら技術で技術で勝てねぇなら気合いで勝ってやら~」
「ふんそんなんで勝てるなら誰も苦労はしないだろうな、お前らは負けるんだよ。お前らが持っていないこの力の差でな」
やばい、まじで押しつぶされる。ここで負けたらみんなをがはさみ撃ちで勝てなくなる。ここはなんとか勝たなくちゃいけないのに。
「そのまま頭を下げとけよ、上げたら怪我すんぞ」
後ろから声が聞こえる、頭を上げたら怪我をするってなにをするつもりなんだ。
「お前ら邪魔なんだよ、とっとと倒れとけー」
声が、再び聞こえたと思ったら背中に強い衝撃がきて更に前のめりになると同時に、今まさにこちらを押しつぶそうとしていた相手の顔面に、空中から蹴りを繰り出し後ろに踏み潰していく姿が前のめりに倒れながらも俺の目に映った。更に後ろから3人きて5対2になり今度こそこちらが力で押し切った。
「まじかよ、あいつらあの3人を倒しやがった。まずいぞ、このままじゃすぐにこちらに全員でくるぞ」
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