スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる

けんたん

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第2試合結末

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 は~は~もう目の前に相手の陣地が丸見えで旗もここから、確認できる。ようやくこの戦いも終わりが見えてきたな。

「やつら来やがったぞ。しかもあの力自慢の3人も倒してやがったし。どうすんだよこれ?ここで勝って今日はもう終わりになるんじゃなかったのかよ?」

「うるせーな、あっちだって真剣なんだからこんなことだってあるだろうが。それでも、文句あるならお前が最初から指揮を取ればよかっただろ」

「くそっこんなとこで黙っていたら、おれがあいつらをとめてやぐきゃ」

「よーここまで来たぜ、あんたらこっちを舐め過ぎだよ。先に勝ったからって余裕持ち過ぎなんだよ」

「いやまさか、あんたらがここまでやるなんて予想以上だったよ。でもここまできてもらって悪いけど、勝ちは譲る気ないよ。ここで時間を稼いで時間切れまで粘ってもいいし、あんたらが切り離した仲間が戻れば形勢だって逆転できる。罰ゲームはあんたらに、頼んで俺達はゆっくりさせてもらうよ」

「そうだな、時間ギリギリまで粘られたらこっちが負けるかもしれないし、仲間が戻って来られたら形勢逆転されて、負けるかもしれない。だけどこっちの仲間が戻って来ることも想定に入れてもいいんじゃないか?」

「仲間が戻る?いったいどこから戻ってくるっていうんだよ」

「お前には聞こえないの?この形勢が完全にこっちに向き始めた声が」

 くら~ま・・・お・・・・さかこれを・・お前走っ・・のか?

 まだ遠いが声がどんどん近づいてくる。俺の目にはその姿が見え始めてきた。

「後ろ見てみろよ。待ちにまった、お前らの増援だろ。もっと喜べよ、俺達チームの後ろだけどな」

「見ろ、あいつらの陣地が見えてきたぞ、これで終わりが見えてきたぞ。もう少しの辛抱だ頑張れ」

「なにがいったいどうなってる?なんでやつらは後ろにいて追いかけているんだ?」

「今回の作戦の一つにくわえていたことがあってなそれはある程度やつらを誘導終わったら遠回りでいいから陣地を狙いに後ろからくるように言っておいたんだ。お陰ではさみ撃ちの完成だ」

「まさかわざわざそんな回りくどいことをするなんて、いやだがしかたない。ここで無駄な体力を使うのは下策だ。旗を持って行くがいいさ。素直にこの勝負負けを認めるよ。それにこれで勝負は終わったわけじゃない。最後の試合こそ完璧に、勝たせてもらうとしよう」

「ありがたく勝ちをもらっとくよ。こちらとしても無駄な体力を使わないですんでよかった。次が今日最後の試合になるんだ。お互い後悔ないようにやり切ろうじゃないか」


「なるほどの、ただ陽動させるだけじゃなく次の手も打っていたか。これは見事な作戦勝ちだな」

「流石ですね。私もナイト様を信じていた甲斐がありました」

「信じていたか。そうかそうか」

「はい、私はナイト様が勝つことを信じてましたよ」

 (信じていたというが、ワシを簡単に超えるような地獄メニューを達成出来るかどうか、本気で検討していたのはどうなんじゃ、って言ったらひどい目にあいそうで言えんがな)
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