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そんなのきいてません
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会場の各地で予選が繰り広げられる。なにせ、盤と2人が座るスペースさえあればどこでも出来るのだら会場のいたるところで激戦が繰り広げられている。
「これは、凄い賑わいですね。こんなに人が集まるなんて、それでは私も負けていられません。行ってきますね」
ティナが人混みの中に消えていく。ティナはオセロだけでなく将棋も覚えて、今日まで様々な人と打ち合い、戦法などを考え出していた。まるで現代の棋士のように盤と向き合っている姿を見た時はみんなが驚いていた。
「ティナさんがあそこまで将棋に夢中になったのには何か理由があるんですか?」マリアが訊ねてくる。
「あ~あれはなんというか親子の争いだな」
将棋をティナに教えてから、ティナも国王に誘われて幾度か勝負をしたらしいのだが、オセロとは違う勝負勘があるらしくティナは国王に全く勝つことが出来なかった。それからというものの、ティナは将棋の研究を暇があればしていたのだ。
「今のティナの目標は打倒国王で頭がいっぱいだろうな。あれだけ研究したんだから報われてほしいな」
その後も無事予選が進み本戦に進む人間がどんどん選ばれていった。もちろんティナも予選を勝ち抜いていたが、ここである事実が発覚する。
「そっそんなわっ私は、ここで父に打ち勝って自信を取り戻すつもりだったのに」
なんと今回の大会に国王が参加していなかったのだ。どうやら、宰相から警備の観点から参加を控えてほしいと言われていたそうだ。
この事実に俺も、大会の主催者側としてもう少し気を配るべきであった。ティナの頑張りを横で見てきたんだから。そこで、本戦が始まる前にエキシビションマッチとしてティナと国王の勝負をすることにした。それを聞きつけたディスも自分もなにかしたいと言い出したので、初代オセロ王として10面対決をしてみたらどうかと冗談半分に言うと乗り気になってしまった。
「ディスはやってやるです。初代オセロ王としての力をみんなに見せつけてやるです」
ティナ同様やる気に満ちた2人が我が家から出るのであった。
「本戦の前に、エキシビションマッチとして、国王様と娘であるティナ様の二人に将棋の対決をしてもらおうとおもいます。その後に我が家の鍛冶師であるディスとの10面対決をしてもらいます。予選で敗退してしまったが我こそはいう方はぜひお越しください。10名限定ですので来て頂いた方の中から選ばせて貰うことをご了承ください」
こうして、意外なことから始まったエキシビションマッチが今始まろうとしている。
「これは、凄い賑わいですね。こんなに人が集まるなんて、それでは私も負けていられません。行ってきますね」
ティナが人混みの中に消えていく。ティナはオセロだけでなく将棋も覚えて、今日まで様々な人と打ち合い、戦法などを考え出していた。まるで現代の棋士のように盤と向き合っている姿を見た時はみんなが驚いていた。
「ティナさんがあそこまで将棋に夢中になったのには何か理由があるんですか?」マリアが訊ねてくる。
「あ~あれはなんというか親子の争いだな」
将棋をティナに教えてから、ティナも国王に誘われて幾度か勝負をしたらしいのだが、オセロとは違う勝負勘があるらしくティナは国王に全く勝つことが出来なかった。それからというものの、ティナは将棋の研究を暇があればしていたのだ。
「今のティナの目標は打倒国王で頭がいっぱいだろうな。あれだけ研究したんだから報われてほしいな」
その後も無事予選が進み本戦に進む人間がどんどん選ばれていった。もちろんティナも予選を勝ち抜いていたが、ここである事実が発覚する。
「そっそんなわっ私は、ここで父に打ち勝って自信を取り戻すつもりだったのに」
なんと今回の大会に国王が参加していなかったのだ。どうやら、宰相から警備の観点から参加を控えてほしいと言われていたそうだ。
この事実に俺も、大会の主催者側としてもう少し気を配るべきであった。ティナの頑張りを横で見てきたんだから。そこで、本戦が始まる前にエキシビションマッチとしてティナと国王の勝負をすることにした。それを聞きつけたディスも自分もなにかしたいと言い出したので、初代オセロ王として10面対決をしてみたらどうかと冗談半分に言うと乗り気になってしまった。
「ディスはやってやるです。初代オセロ王としての力をみんなに見せつけてやるです」
ティナ同様やる気に満ちた2人が我が家から出るのであった。
「本戦の前に、エキシビションマッチとして、国王様と娘であるティナ様の二人に将棋の対決をしてもらおうとおもいます。その後に我が家の鍛冶師であるディスとの10面対決をしてもらいます。予選で敗退してしまったが我こそはいう方はぜひお越しください。10名限定ですので来て頂いた方の中から選ばせて貰うことをご了承ください」
こうして、意外なことから始まったエキシビションマッチが今始まろうとしている。
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