ぽんちゃん、しっぽ!

こいちろう

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 体育の時間だ。
 全校児童が校庭に集合。全校児童と言ったって、六年生の二人とタケルだけ。ふたごのなみ子さんとみな子さん、そしてタケルの三人しかいない。
 白いトレーパンの中原先生が先頭に立って、ピッピッとホイッスルを吹きながら、校庭を大まわりで一周だ。広い広い校庭だから、一周走っただけでもうつかれてしまう。
 そのあとラジオ体操とじゅうなん体操。これだけでへとへとだ。だって六年生といっしょなんだ。担任の中原先生だって、先生になったばかりの若い女の先生だ。大学で剣道をやっていたんだって。だから何周走ったってヘッチャラだ。三年生のタケルがかなうわけない。

 今日の授業は鉄ぼうだ。三連の鉄ぼうがあって、一番高いのはタケルが背伸びして、やあっ!て気合いを入れてジャンプしたって、ぜんぜん手が届かない。
 まず中原先生がもはん演技。先生だって背丈と同じくらいの鉄ぼうだ。でも、軽く握ってふわっと逆上がり。 
「うまいなあ!」
まるで体操の選手みたいだ。
 なみ子さんとみな子さんは真ん中の鉄ぼう。六年生の二人には肩の高さくらいだ。簡単にするっと逆上がりをやってみせる。二人とも、まあうまい。二人でお互いにじまんしあっている。
 さあ、タケルの番だ。一番低い鉄ぼうを使う。ちょうど目の高さくらい。実は逆上がりなんてできないんだ。東京でも何度もやってみた。だけど一度もできなかった。おまけになみ子さんとみな子さんと中原先生と、みんなが寄ってきて、タケルのことをじっと見ている。 
 そんなに見られると、よけいきんちょうするじゃないか。
「えい、やあっ!」
鉄ぼうにつかまって、思いっきり右足をけり上げた。
 ダメだった。やっぱりできないよ!
「タケちゃん、それじゃあ全然だめよ。右足だけが動いてるじゃない。ひじがのびきってるし、左足なんかちょこっとしか上がってないもん」
なみ子さんが冷たく言う。
「ほら、こうやってね、ひじで引き付けるでしょ。それから左足で地面をけり上げて、右足をすっと上にのばして、ほらね、くるりん」
みな子さんは横でやって見せる。
「いいわねタケルくん、両手はぜったいはなしちゃだめよ!そうそう、しっかり握ってね。自分のおへそのあたりを見るのよ。目はおへそ!それから足をすっと上にのばして、腕にぎゅっと力を入れて、おなかを鉄ぼうにくっつける」
中原先生まで口出ししてくる。
 だから、口で言うのは簡単なんだって。
 そんなこと言われたって、足が思う通りに動かないんだよ。しょうがないじゃないか。何度やってもそうなんだ。胸くらいの高さの鉄ぼうなんだぞ。それ以上の高さに足が上がるわけがないよ。
 何べんも何べんもやってるんだ。でも、失敗すればするほどあせって足が上がらなくなる。ひじもいたくなってきたよ。てのひらだって皮がむけてマメができてる。おまけにおせっかいな三人のお姉さんにかこまれて、ああだこうだと、うるさく言われるんだ。やろうって気持ちもだんだん小さくなってくる。
 なみ子さんとみな子さんは横にくっついて手伝ってくれる。手取り足取り教えてくれるんだ。でも、余計なお世話だ。だれが助けてくれって言ったんだよ。ますますあせってしまうじゃないか。力が入りすぎて、体じゅうがもうカチカチだ。
 二人に右足と左足と、それからおしりをつかまれて、むりやり宙返りだ。
「わっ、やめてくれぇ。両足が地面から離れたじゃないか。足がガクガクふるえてこわがってるぞ!こわいよ、こわいよお!」
まっ逆さまだよ!。あわてて両腕で鉄ぼうにしがみついた。
「そのまま、両手で鉄ぼうを握って、おへそをひきつけておくのよ。手ははなしちゃいけないよ、ぜったいにいけない!ほら、おなかをしっかり鉄棒にくっつけて。それから足をぶらんぶらんさせるの」
おそるおそる足をぶらんぶらん。なみ子さんとみな子さんが思いっきりおしりを押してくれて、やっと宙返り。
 本当だ!顔が上を向いた。鉄棒の上で、曲がってたうでをピンと伸ばせたぞ。
 わあ、高いぞ、高いぞ。まわりがよく見える。みかん畑だ。
「あれ、ぽんちゃんだ!」
目の前にみかん畑が広がっていて、その木かげからぽんちゃんがのぞいて見ていた。ウリ坊もいる。モンタも・・・
 モンタなんか、みかんの枝にぶらさがって逆上がりのまねをしている。何べんも何べんも、くるくる回ってはこちらを見ている。いかにも自まんそうな顔つきだ。
「なんだ、こんなこともできないのか」
って、きっとタケルのことを笑っているんだ。
「さあ、そのまま、前回りしておりてごらん」
中原先生が言った。タケルは恐る恐る前に頭を倒して宙返り・・・、と思たけれど、
「アッ危ない!」
片手がすべってつるん。横でしっかり中原先生が抱きかかえてくれた。
「一応できたわね。これから少しずつ練習して、なれていこうね」
 なんだタケルのやつ、情けないなあ。
 そんな顔をしてぽんちゃんたちは姿を消した。なみ子とみな子が笑っていた。
「都会っ子は体がかたいんじゃね」
「思いっきり体を動かしたことなんてなかったんじゃろうね」
「笑うなよ!東京じゃあさあ、鉄ぼうなんてやばんなものやんないぞ。おさるじゃあるまいしさ」
 だから体育の時間っていやなんだ。なんで六年生といっしょなんだ。サッカーだったら女子なんかに負けないのにな。


 日曜日の朝、じいちゃんんとばあちゃんはみかん畑に農薬をまきに行った。タケルも
「ぼくも手伝うよ」って言ったけれど
「子どもは危ないからるすばんしておけ」だって。
 庭で一人で遊んでいたら、ぽんちゃんとウリ坊とモンタがやってきた。
「さっきみかん畑にいたらさ、じいちゃんからひどくしかられて追い払われたよ」
モンタが不満そうに言った。
「そりゃあ、農薬をまくんだもの。そんなに強い農薬じゃないと言ってたけど、近くにいては危ないもんね。危険な所には近寄らないのが一番。じいちゃんは親切で言ったんだよ」
タケルはじいちゃんから聞いてたことを言った。
「去年はね、みかんの木のかげにかくれていたら、シュッと吹き付けられたんだ。全部鼻から吸い込んじまったよ。おかげで、しばらく鼻がむずくってしかたなかった」
モンタが言った。
「今日は一日、みかん畑には近付かないようにしよう。しばらくは里の中でひなん生活だ」
ぽんちゃんが言ったら、みんなよく聞く。
 これまでだって、三匹とも家の近くにいたんだ。
「山に戻らなくても、みんなこの近くでいっしょにくらせばいいじゃないか」
「そりゃだめだよ。なんたって、オレたちにはミカン畑が一番便利だもんな。ああ、早くみかんが大きくならないかな」
「まだまだ先だよ。でも、みかんの季節って一番楽しみだね。おなかがいっぱいになるまで食べられるもん」
モンタとウリ坊がそんなことをしゃべっていた。
「これから、オレたちにはどんどんいい季節になるんだぞ。食べ物がいっぱいあってさ」
ぽんちゃんが言った。
「冬が一番いやだよな。山にはなんにもないんだ、冬は。人の家の周りをさがさないと、ほんと食べるものなんてない。でも、やっと春になって、木の芽が出てきて、虫もたくさん出始めて、ようやっと食べ物に困らなくなってきたんだ」
ぽんちゃんにあわせて、
「これからは山の中が最高だね。山の中には、ヤマモモもあるし、グイミやユスラウメなんかもできるしね」
と、食いしん坊のウリ坊はうれしそうに話した。   
 よっぽどおなかが減ってたんだな。みんな食べ物の話ばっかりだ。
「モンタ、このあいだうちのビワを取って、じいちゃんにひどく怒られたんだろ?」
「そうだよ。あんなにじいちゃんが怒るとは思わなかったんだ。いつもはやさしいのに、今年のじいちゃん、なんかおこりっぽいよ。どうせ人が取れない、高いところの先っぽの実を取っただけだぞ。まだちょこっと早かったけどね、ここんちのビワはうまいんだよ」
「あのビワはね、じいちゃんがぼくに食べさせようと思って、だから、大事にふくろをかぶせて、うれてくるのを毎日見てたんだぞ」
「ごめんよ。でも、ここの庭って一年中おいしいものがあるんだ。だから去年もここではお世話になったんだ」
「いろんな木の実がなるし、畑にはいつも何か植えてあるしね。じいちゃんはぼくらのために畑や果物を作ってくれてるんだ」
ウリ坊はじいちゃんのことが大好きみたいだ。
「それはちょっとちがうんじゃないか?」
だって、この間のじいちゃんは本気で怒ってたもの。
「今はね、イチゴが食べごろだよ。じいちゃん、今は毎朝イチゴを見ている。けさも五つぶほど取ってぼくにくれたんだ。ここのイチゴはおいしいよ。お店のイチゴみたいに大きくてきれいなのはないけど、あまずっぱくてすごく香りがいいんだ」
「本当だよね。今だっていいにおいがしているもん」
「ウリ坊、まだ赤いやつがあるはずだから、一つだけ取っていいよ」
「やったあ、じいちゃんのいないうちにもらっちゃおう」
「でも、一個だけだぞ。じいちゃんはぼくに食べさせたいと思って作ってるんだからな」
「でも、タケルくんにだけならそんなにいらないだろ。もう少し食べさせておくれよ。じいちゃんだって、去年までは少しなら許してくれてたんだぞ」
 そんなこと、今年生まれたばかりのウリ坊が知ってるわけないんだ。
「だめっ!ぼくの畑だ。じいちゃんがぼくのためにって作ってくれた畑だぞ。食べ物は大事にしなくちゃ」
「ケチだな。じいちゃんよりタケルくんの方がもっとケチだ」
「でもさ、タケルのいうように食べ物は大事だよ。いいか、ウリ坊。みつけたものを全部食べちゃったら、あとがなんにもなくなっちゃうぞ。うり坊はあるだけ食べちゃうんだから」
「そうだよな。これからは、キュウリやナスビや、トマトもできるしさ。トウモロコシだってカボチャだって、もう毎日お世話になるんだから、ちょっとずついただくのがいいんだよ。それくらいならじいちゃんも許してくれるよ」
モンタも、もの干しざおにぶら下がったままウリ坊に言った。
 食いしん坊なのはみんな同じじゃないか。
「きみたちのこと、じいちゃんは前から知ってたのか?」
「うん、昔から知ってるよ。島の人たちはみんな知ってる」
「なんだ、ぽんちゃんのこと、ないしょなのかと思ってた」
「島の人はオレたちにみんなやさしいよ。いけないことをしたら叱られるけどさ。少しずつなら食べ物も分けてくれる。そのかわりオレたちだって食べすぎたりしないように気を付けている。食べかすを散らかしたり、家の回りをよごしたりはしないよ」
ぽんちゃんはそういうけど、じいちゃんとばあちゃんは、
「また、食い散らかして・・・」って言ってたぞ。
「そうだよ。ゴミを残さないように、全部食べてるんだ。ぼくたちだって迷惑をかけないように気を付けているんだぞ」
 そうなのか、ホントに?島の人たちとはうまくやってるのか?
 ぽんちゃんも、モンタも、ウリ坊も、みんな島の仲間だって認めてもらってるのか? 
「それからね、あの向こうにまだ小さいけど夏みかんの木があるだろ。あれには絶対近付いちゃだめ!あれは昔、ぼくと母さんが植えた記念の木なんだから」
「へえ、タケルのかあちゃんか。かあちゃんと植えたのか?」
モンタがそう言うと、ぽんちゃんが心配そうな顔をした。
「そうかあ、そうだったよね・・・」
「母さんが元気だったころね、父さんとぼくと三人でよくこの島に来てた。母さんとぼくとでね、新しい夏みかんをあそこに植えたのさ」

 そうだ、あのころ母さんはとても元気だったんだ。正月過ぎて、突然入院した。病院に何度もお見舞いに行って、その時はとても元気そうに話してた。
 でも、突然病院から電話があって、病院に行ったらもう死んでいた。
「母さん、病気に負けて死んだんだ。あの夏みかんを一緒に食べようねって言ってたのにさ」
 今年は、はじめて夏みかんの花が咲いた。いくつも花をつけて、散ったあとに二つだけ小っちゃい小っちゃい実がついている。
「そうか、あそこのみかんは大事にしなくちゃね」
「ぼく、毎日肥料をやるよ」
ウリ坊が言った。
「ウリ坊、おしっこなんかかけちゃだめだぞ。オレは木についた虫を全部取ってやるよ」
「みんなであのみかんを大切に育てよう。あの二つの実はタケルのものだぞ。ぜったい取っちゃいけないよ」
 ぽんちゃんはみんなのリーダーだ。ぽんちゃんが決めたら、みんな守らなくちゃいけないんだ。そのぽんちゃんはタケルの言うことをよく聞く。ということは、タケルがみんなのリーダーだ。
 モンタはもの干しざおにつかまって、逆上がりをはじめた。何度も何度も、くるっくる回って、さいごに屋根の上にピョンと飛びあがった。あれ、モンタのお尻ってしっぽがないぞ。
「やっぱり今日は帰れないや、向こうのミカン畑は農薬でまっ白だ!」
「じゃあ、今夜は学校の体育倉庫の中で寝ようかな」
「あそこはいいよね。やわらかいマットもあるし」
 こいつらって、自由でいいよな、食べること以外
そうタケルは思った。

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