24 / 34
第二部
7. 秘密の訓練
しおりを挟む
翌朝、仕事へ向かうバージルを見送ったカシュアは、扉が閉まるなり後ろを振り返った。
「コニー、上着を用意してもらえますか」
すっかり顔馴染みになったコニーという名の侍従は、その言葉に微笑む。
コニーは、カシュアより背が高いが、線が細いので威圧感はない。また柔らかそうな栗色の短髪と緑の瞳には、親しみやすさがあった。
「多少の散歩ならば、典医殿もむしろ推奨されるでしょう」
コニーはまだ十七歳と年若いが、医学に明るく、カシュアの護衛だけではなく、日々の体調管理も請け負ってくれている。
要するにガイヤから送られた見張りであり、カシュアが無理しないか監視しているのだ。
しかしカシュアにとっては、ありがたかった。なぜならガイヤは、正しくコニーに見張らせているからだ。
ただ安静にするのをよしとせず、適度に体を動かすことで体力をつけていく。しかし過保護な侍女らや、特にバージルには通じない理屈だった。
コニーが一緒ならば、カシュアが部屋を出ても侍女は心配しないし、バージルに報告もしない。
典医殿の有能な助手である彼が、妃殿下を危険な目に合わせるはずがない……周りはそう理解している。
そんなわけでカシュアは、コニーと連れ立って堂々と中庭を抜けると、その先に広がる本宮殿の庭園へと向かった。
二人が、広い庭園の一角にある東家へ向かうと、先に着いていた人物が柱の影から現れた。
カシュアは恐縮して、丁寧に礼をした。
「王妃様、お待たせして申し訳ありません」
「いえ、そんな! 私が早く着きすぎてしまっただけですから」
レジーナ王妃は、くったくなく笑った。
こうして、彼女と待ち合わせるのは三度目だ。
夕焼け色の髪は鮮やかだが、顔立ちはどちらかというと控えめだ。また表情に凛々しさはあっても、威圧感は微塵も感じない。
ただ一点、どうしても目を引くのは、右目を覆う黒の眼帯だ。左目の瞳の色によく似た緑の糸で、美しい刺繍が施されている。
「レジーナ様ってば、お付きの侍女はどうされたのです?」
「遠慮してもらったよ。いたらすぐお茶やら用意したがって、邪魔されそうだからね」
コニーの問いに、レジーナは肩をすくめた。
前回までは、少なくとも侍女がひとり付き添っていたが、それすらも我慢ならなかったらしい。だが当然、侍女は離れた生垣に待機して、こちらの様子をうかがっていた。
また見回りの兵士も、さりげなく東家の周りを通りかかる。
レジーナは眉を下げて、しかたないんだと苦笑を漏らした。
「あ、カシュア様を立たせたままだった! 失礼しました、さあお座りください」
「待って、カシュア様が座るなら、これを引かないと……さあ、どうぞ」
コニーは持ってきた毛布を、冷たい石造りのベンチに敷いてくれた。
当然レジーナの席も同様に設けたが、彼女は柱にもたれたまま、座ろうとはしなかった。
「いつも座りっぱなしで疲れてるんだ」
「王妃様の公務上、避けられませんよね」
「おかげでだいぶ体力も落ちちゃった。衛兵時代が懐かしいよ」
カシュアは、王妃とコニーの話を黙って聞いていたが、テーブルに置かれたものが気になってチラチラと視線を向ける。
それに気づいたレジーナは、それを手に取り、カシュアへ差し出した。
「カシュア様。こちらがご所望の本です」
「ありがとうございます……ところで俺に対して、そのような丁寧な言葉遣いは不要です」
「いいえカシュア様、これは最初に申し上げたはず。私はもともと平民で、しかもたまたま王妃の役を与えられた、言わば『かりそめの王妃』なのですから」
聞けばレジーナは、五年前にとある戦場で王太子、つまり現エドワード国王の率いる軍に加わって戦ったことがあったそうだ。
その際に王太子をかばって、右目を負傷したという。
その功績より『王太子への忠誠心が強い者』として、戦後は王太子の近衛兵に抜擢された。
それからまもなく、長年空席だった王太子妃の位を賜ったらしい。彼女が選ばれた理由は、腐敗しきった貴族間のしがらみを断ち切るためだったという。
「陛下には『下手にどこかの貴族の娘を妃に迎えるわけにいかないから、とりあえずお前がなってくれ』と言われたんです」
当時エドワードの周辺には、信頼できる人間は少なく、安定した国づくりの一歩だと言われたら、断れなかったと彼女はぼやく。
「時間があれば、私よりこのお役目にふさわしい人を見つけられたんでしょうけど」
「それでも、あなた様は王妃殿下です。少しは自覚をお持ちください」
そうお説教混じりに言うコニーは、かつてレジーナと戦場を共にした過去があるらしい。
遠慮ない物言いと、親しみのある言動からは、厳しい状況を共に乗り越えた仲間意識のような絆を汲み取れた。
「ところでカシュア様、ご用意した本は基本的な体術の指南書ですが……本気で体術を学ぶおつもりですか?」
「はい。簡単なものから学べればと思います。ご指導よろしくお願いします」
「でも……本当に私でいいんですか?」
レジーナはためらいがちに、続ける。
「やっぱり、バージル殿下にお願いしたほうがいいのではないですか?」
「……バージル殿下は、俺に教えてくれないでしょう。なにしろ中庭の散歩ですら、心配されるかたですから」
バージルは、心配しすぎだとカシュアは考えていた。体術なんて、危険だと反対されるに違いない。
しかし体術を習う目的は、あくまで自己防衛のためで、戦力になるなんておこがましい考えはなかった。
ただ足手まといになりなくないだけ、自分の身ぐらい自分で守れるようになりたいだけだ。
カシュアは耳からすべり落ちる灰色の髪をすくい上げ、うしろでひとつに結びながら目を伏せた。
(守られてばかりでは、ずっとお荷物のままだ。役に立つとか以前に、迷惑をかけない人間になりたい)
そんなカシュアはコニーに相談し、彼を通じて協力者を得たわけだが、まさかその協力者が王妃殿下とは思わなかった。
しかし今では、彼女にお願いしてよかったと思う。
仮に兵士にお願いしていたら、普段から訓練をしている彼らのことだ。生傷がたえない彼らの痛みに触れて、耐えきれる自信がカシュアにはなかった。
その点レジーナは、右目の古傷こそたまにうずくものの、今は戦いとは無縁に暮らしていて、体調管理もきちんとされている。
また彼女の教えかたは、とても丁寧でわかりやすかった。
「……バレてないと思ってるところが、また可愛いな」
王宮の一角に設えた会議室。
窓辺に立つエドワード国王は、中庭の東家を見つめながらクスクス笑った。
残念ながら王妃の姿は、この部屋からはまったく見えない。しかし彼女の護衛から逐一報告を受けているので、すべてが筒抜けだった。
「いつまで、だまされた振りをすれはいいのです?」
会議室のテーブルでは、バージルが書類を片手に苦々しくつぶやいた。先ほどから同じページを開いたままだが、内容はまったく頭に入ってないようだった。
なぜなら、愛しい伴侶が中庭で、あろうことか体術など習おうと目論んでいるからだ……しかも、バージルに内緒で。
「コニー、上着を用意してもらえますか」
すっかり顔馴染みになったコニーという名の侍従は、その言葉に微笑む。
コニーは、カシュアより背が高いが、線が細いので威圧感はない。また柔らかそうな栗色の短髪と緑の瞳には、親しみやすさがあった。
「多少の散歩ならば、典医殿もむしろ推奨されるでしょう」
コニーはまだ十七歳と年若いが、医学に明るく、カシュアの護衛だけではなく、日々の体調管理も請け負ってくれている。
要するにガイヤから送られた見張りであり、カシュアが無理しないか監視しているのだ。
しかしカシュアにとっては、ありがたかった。なぜならガイヤは、正しくコニーに見張らせているからだ。
ただ安静にするのをよしとせず、適度に体を動かすことで体力をつけていく。しかし過保護な侍女らや、特にバージルには通じない理屈だった。
コニーが一緒ならば、カシュアが部屋を出ても侍女は心配しないし、バージルに報告もしない。
典医殿の有能な助手である彼が、妃殿下を危険な目に合わせるはずがない……周りはそう理解している。
そんなわけでカシュアは、コニーと連れ立って堂々と中庭を抜けると、その先に広がる本宮殿の庭園へと向かった。
二人が、広い庭園の一角にある東家へ向かうと、先に着いていた人物が柱の影から現れた。
カシュアは恐縮して、丁寧に礼をした。
「王妃様、お待たせして申し訳ありません」
「いえ、そんな! 私が早く着きすぎてしまっただけですから」
レジーナ王妃は、くったくなく笑った。
こうして、彼女と待ち合わせるのは三度目だ。
夕焼け色の髪は鮮やかだが、顔立ちはどちらかというと控えめだ。また表情に凛々しさはあっても、威圧感は微塵も感じない。
ただ一点、どうしても目を引くのは、右目を覆う黒の眼帯だ。左目の瞳の色によく似た緑の糸で、美しい刺繍が施されている。
「レジーナ様ってば、お付きの侍女はどうされたのです?」
「遠慮してもらったよ。いたらすぐお茶やら用意したがって、邪魔されそうだからね」
コニーの問いに、レジーナは肩をすくめた。
前回までは、少なくとも侍女がひとり付き添っていたが、それすらも我慢ならなかったらしい。だが当然、侍女は離れた生垣に待機して、こちらの様子をうかがっていた。
また見回りの兵士も、さりげなく東家の周りを通りかかる。
レジーナは眉を下げて、しかたないんだと苦笑を漏らした。
「あ、カシュア様を立たせたままだった! 失礼しました、さあお座りください」
「待って、カシュア様が座るなら、これを引かないと……さあ、どうぞ」
コニーは持ってきた毛布を、冷たい石造りのベンチに敷いてくれた。
当然レジーナの席も同様に設けたが、彼女は柱にもたれたまま、座ろうとはしなかった。
「いつも座りっぱなしで疲れてるんだ」
「王妃様の公務上、避けられませんよね」
「おかげでだいぶ体力も落ちちゃった。衛兵時代が懐かしいよ」
カシュアは、王妃とコニーの話を黙って聞いていたが、テーブルに置かれたものが気になってチラチラと視線を向ける。
それに気づいたレジーナは、それを手に取り、カシュアへ差し出した。
「カシュア様。こちらがご所望の本です」
「ありがとうございます……ところで俺に対して、そのような丁寧な言葉遣いは不要です」
「いいえカシュア様、これは最初に申し上げたはず。私はもともと平民で、しかもたまたま王妃の役を与えられた、言わば『かりそめの王妃』なのですから」
聞けばレジーナは、五年前にとある戦場で王太子、つまり現エドワード国王の率いる軍に加わって戦ったことがあったそうだ。
その際に王太子をかばって、右目を負傷したという。
その功績より『王太子への忠誠心が強い者』として、戦後は王太子の近衛兵に抜擢された。
それからまもなく、長年空席だった王太子妃の位を賜ったらしい。彼女が選ばれた理由は、腐敗しきった貴族間のしがらみを断ち切るためだったという。
「陛下には『下手にどこかの貴族の娘を妃に迎えるわけにいかないから、とりあえずお前がなってくれ』と言われたんです」
当時エドワードの周辺には、信頼できる人間は少なく、安定した国づくりの一歩だと言われたら、断れなかったと彼女はぼやく。
「時間があれば、私よりこのお役目にふさわしい人を見つけられたんでしょうけど」
「それでも、あなた様は王妃殿下です。少しは自覚をお持ちください」
そうお説教混じりに言うコニーは、かつてレジーナと戦場を共にした過去があるらしい。
遠慮ない物言いと、親しみのある言動からは、厳しい状況を共に乗り越えた仲間意識のような絆を汲み取れた。
「ところでカシュア様、ご用意した本は基本的な体術の指南書ですが……本気で体術を学ぶおつもりですか?」
「はい。簡単なものから学べればと思います。ご指導よろしくお願いします」
「でも……本当に私でいいんですか?」
レジーナはためらいがちに、続ける。
「やっぱり、バージル殿下にお願いしたほうがいいのではないですか?」
「……バージル殿下は、俺に教えてくれないでしょう。なにしろ中庭の散歩ですら、心配されるかたですから」
バージルは、心配しすぎだとカシュアは考えていた。体術なんて、危険だと反対されるに違いない。
しかし体術を習う目的は、あくまで自己防衛のためで、戦力になるなんておこがましい考えはなかった。
ただ足手まといになりなくないだけ、自分の身ぐらい自分で守れるようになりたいだけだ。
カシュアは耳からすべり落ちる灰色の髪をすくい上げ、うしろでひとつに結びながら目を伏せた。
(守られてばかりでは、ずっとお荷物のままだ。役に立つとか以前に、迷惑をかけない人間になりたい)
そんなカシュアはコニーに相談し、彼を通じて協力者を得たわけだが、まさかその協力者が王妃殿下とは思わなかった。
しかし今では、彼女にお願いしてよかったと思う。
仮に兵士にお願いしていたら、普段から訓練をしている彼らのことだ。生傷がたえない彼らの痛みに触れて、耐えきれる自信がカシュアにはなかった。
その点レジーナは、右目の古傷こそたまにうずくものの、今は戦いとは無縁に暮らしていて、体調管理もきちんとされている。
また彼女の教えかたは、とても丁寧でわかりやすかった。
「……バレてないと思ってるところが、また可愛いな」
王宮の一角に設えた会議室。
窓辺に立つエドワード国王は、中庭の東家を見つめながらクスクス笑った。
残念ながら王妃の姿は、この部屋からはまったく見えない。しかし彼女の護衛から逐一報告を受けているので、すべてが筒抜けだった。
「いつまで、だまされた振りをすれはいいのです?」
会議室のテーブルでは、バージルが書類を片手に苦々しくつぶやいた。先ほどから同じページを開いたままだが、内容はまったく頭に入ってないようだった。
なぜなら、愛しい伴侶が中庭で、あろうことか体術など習おうと目論んでいるからだ……しかも、バージルに内緒で。
442
あなたにおすすめの小説
悪役会計様に転生した俺は、生徒会長に媚び売って生き残る
桜城 寧
BL
処刑された記憶とともに、BLゲームに登場する悪役会計に転生したことに気付く。処刑されないために、チャラ男としての仮面を被り、生徒会長に媚び売ったり、どうにか能力を駆使したりして生きてたら、色々な人に構われる話。
帝に囲われていることなど知らない俺は今日も一人草を刈る。
志子
BL
ノリと勢いで書いたBL転生中華ファンタジー。
美形×平凡。
乱文失礼します。誤字脱字あったらすみません。
崖から落ちて顔に大傷を負い高熱で三日三晩魘された俺は前世を思い出した。どうやら農村の子どもに転生したようだ。
転生小説のようにチート能力で無双したり、前世の知識を使ってバンバン改革を起こしたり……なんてことはない。
そんな平々凡々の俺は今、帝の花園と呼ばれる後宮で下っ端として働いてる。
え? 男の俺が後宮に? って思ったろ? 実はこの後宮、ちょーーと変わっていて…‥。
昔「結婚しよう」と言ってくれた幼馴染は今日、僕以外の人と結婚する
子犬一 はぁて
BL
幼馴染の君は、7歳のとき
「大人になったら結婚してね」と僕に言って笑った。
そして──今日、君は僕じゃない別の人と結婚する。
背の低い、寝る時は親指しゃぶりが癖だった君は、いつの間にか皆に好かれて、彼女もできた。
結婚式で花束を渡す時に胸が痛いんだ。
「こいつ、幼馴染なんだ。センスいいだろ?」
誇らしげに笑う君と、その隣で微笑む綺麗な奥さん。
叶わない恋だってわかってる。
それでも、氷砂糖みたいに君との甘い思い出を、僕だけの宝箱にしまって生きていく。
君の幸せを願うことだけが、僕にできる最後の恋だから。
王太子殿下に触れた夜、月影のように想いは沈む
木風
BL
王太子殿下と共に過ごした、学園の日々。
その笑顔が眩しくて、遠くて、手を伸ばせば届くようで届かなかった。
燃えるような恋ではない。ただ、触れずに見つめ続けた冬の夜。
眠りに沈む殿下の唇が、誰かの名を呼ぶ。
それが妹の名だと知っても、離れられなかった。
「殿下が幸せなら、それでいい」
そう言い聞かせながらも、胸の奥で何かが静かに壊れていく。
赦されぬ恋を抱いたまま、彼は月影のように想いを沈めた。
※本作は「小説家になろう」「アルファポリス」にて同時掲載しております。
表紙イラストは、雪乃さんに描いていただきました。
※イラストは描き下ろし作品です。無断転載・無断使用・AI学習等は一切禁止しております。
©︎月影 / 木風 雪乃
【第一部・完結】毒を飲んだマリス~冷徹なふりして溺愛したい皇帝陛下と毒親育ちの転生人質王子が恋をした~
蛮野晩
BL
マリスは前世で毒親育ちなうえに不遇の最期を迎えた。
転生したらヘデルマリア王国の第一王子だったが、祖国は帝国に侵略されてしまう。
戦火のなかで帝国の皇帝陛下ヴェルハルトに出会う。
マリスは人質として帝国に赴いたが、そこで皇帝の弟(エヴァン・八歳)の世話役をすることになった。
皇帝ヴェルハルトは噂どおりの冷徹な男でマリスは人質として不遇な扱いを受けたが、――――じつは皇帝ヴェルハルトは戦火で出会ったマリスにすでにひと目惚れしていた!
しかもマリスが帝国に来てくれて内心大喜びだった!
ほんとうは溺愛したいが、溺愛しすぎはかっこよくない……。苦悩する皇帝ヴェルハルト。
皇帝陛下のラブコメと人質王子のシリアスがぶつかりあう。ラブコメvsシリアスのハッピーエンドです。
俺の好きな人は誰にでも優しい。
u
BL
「好きなタイプは?」と聞かれて世界で一番多く答えられているのは間違いなく「優しい人」だろう。
相手の優しいところに惹かれ、気づいた時には引き返せないところまで恋に落ちている。
でも次第に気付くのだ。誰だってみんな「優しい人」ではなく「"自分だけに"優しい人」が好きなのだと。
ロランは、"誰にでも優しい男"、フィリオンに恋をしてしまい、地獄のような日々に身を焼かれていた。
そんなとある日「この恋、捨てたいな…」と溢したら「それ、捨てようとすんの、やめてくんね?オレ、あんたがアイツを見る視線に興奮すっからさ」と遊び人で有名な男、ヒューゴに言われる。
彼は、自分を好きな人間には興味がなく、別の誰かに恋い焦がれている人間の目が好きな変態らしい。
そんな身勝手な遊び人とちょくちょく話すようになってからというもの、フィリオンの様子はどんどんおかしくなっていく。
恋を捨てたい男と、恋を捨てるなと言う男と、優しさが狂い始めていく男の話。
※作者の意思ではなくキャラの意思で結末が決まります。ご要望は受け付けられませんのでどちらとくっついても美味しいと思う方のみお読みください。
※中世ヨーロッパ風学園ものです。
※短編予定でしたが10万文字以内におさまらないので長編タグへと変更します。
※完結までノンストップで毎日2話ずつ更新。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる