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「ーーでもさ? 花を取ってきて、乾かしておいて、それがいつのまにか商品になってたら、いいお小遣い稼ぎになると思わない? だって今まで通り普通に働いてるんだよ? ポプリがちょっと人気なくても生活は普通にしていけるわけだし……」
説得するようにリアーヌが言葉をかけていると、仕立て屋がそれを後押しするように声を上げた。
「そうですよぉー! 貴族のお嬢様が「これいい匂い! 欲しい‼︎」って言ったんですから売れるに決まってるじゃ無いですか!」
(……えっ⁉︎ 期待が重いんですけど⁉︎)
「お前は袋が売りたいだけだろ⁉︎ 手間ひまかけて作ったんだったらそれなりに売れてもらわねぇと損した気分になるだろうがよ!」
「ーー安心してくださいって、一難やニ難あっても、それを隠して売り切れるほど素敵な袋作って見せまから!」
そう言いながら男性の腕をバシバシと叩く仕立て屋。
そんな二人のやり取りに、いつの間にか周りの村人たちの表情も明るくなっていた。
「ーーお前は相変わらず口が達者だなぁ……?」
呆れたようにそう言った男性だったが、その口元にははっきりとした笑みが刻まれていた。
「ーー……それでさ、お嬢。 実際のところポプリってのは何種類ぐらい買い取ってもらえそうなんだい?」
仕立て屋はリアーヌにズズイッと顔を近づけると囁くように小さな声でたずねる。
「……いい匂いなら上限とかはーー?」
「いやいやいや、ここまできといてそんな上っ面の話はやめとこうよー」
リアーヌの答えに、大袈裟な身振り手振りで答える仕立て屋。
そして真剣な表情を作ると真っ直ぐにリアーヌを見つめながら口を開く。
「ーーどんな売り場に立って限りはある。 他にも商品置くつもりなら余計だ……私はあんたの見立てが聞きたいんだ」
真っ直ぐな瞳に見つめられながらリアーヌは返すべき答えを探していた。
(……この人の言ってることは最もだーーポプリ専門店を開くわけじゃ無いんだから売り場は限られるしーー……多分売れ筋は食べ物になると思うんだよなぁ……ーーとなると当然、売り場の広さだって変わるわけで……ーーそうだね、何十種類もは置けない……でも絶対種類は必要。 若い子たちと年配の方々の好みは違うし、男性と女性でも違う。 匂いの濃い薄いだって選べたほうがいいーーとなると……)
「多くても十種類くらいだと思う」
「十……」
リアーヌの答えを聞いて、そんな声を漏らしたのはおでこの広い男性で、その数を多いと感じているのか少ないと感じているのか、リアーヌには判断がつかなかった。
説得するようにリアーヌが言葉をかけていると、仕立て屋がそれを後押しするように声を上げた。
「そうですよぉー! 貴族のお嬢様が「これいい匂い! 欲しい‼︎」って言ったんですから売れるに決まってるじゃ無いですか!」
(……えっ⁉︎ 期待が重いんですけど⁉︎)
「お前は袋が売りたいだけだろ⁉︎ 手間ひまかけて作ったんだったらそれなりに売れてもらわねぇと損した気分になるだろうがよ!」
「ーー安心してくださいって、一難やニ難あっても、それを隠して売り切れるほど素敵な袋作って見せまから!」
そう言いながら男性の腕をバシバシと叩く仕立て屋。
そんな二人のやり取りに、いつの間にか周りの村人たちの表情も明るくなっていた。
「ーーお前は相変わらず口が達者だなぁ……?」
呆れたようにそう言った男性だったが、その口元にははっきりとした笑みが刻まれていた。
「ーー……それでさ、お嬢。 実際のところポプリってのは何種類ぐらい買い取ってもらえそうなんだい?」
仕立て屋はリアーヌにズズイッと顔を近づけると囁くように小さな声でたずねる。
「……いい匂いなら上限とかはーー?」
「いやいやいや、ここまできといてそんな上っ面の話はやめとこうよー」
リアーヌの答えに、大袈裟な身振り手振りで答える仕立て屋。
そして真剣な表情を作ると真っ直ぐにリアーヌを見つめながら口を開く。
「ーーどんな売り場に立って限りはある。 他にも商品置くつもりなら余計だ……私はあんたの見立てが聞きたいんだ」
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(……この人の言ってることは最もだーーポプリ専門店を開くわけじゃ無いんだから売り場は限られるしーー……多分売れ筋は食べ物になると思うんだよなぁ……ーーとなると当然、売り場の広さだって変わるわけで……ーーそうだね、何十種類もは置けない……でも絶対種類は必要。 若い子たちと年配の方々の好みは違うし、男性と女性でも違う。 匂いの濃い薄いだって選べたほうがいいーーとなると……)
「多くても十種類くらいだと思う」
「十……」
リアーヌの答えを聞いて、そんな声を漏らしたのはおでこの広い男性で、その数を多いと感じているのか少ないと感じているのか、リアーヌには判断がつかなかった。
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