97 / 120
第98話 女傑
しおりを挟む
「お兄様もハーディンもやめて下さい。こちらの方は私の命の恩人です。私が『死にたい』『もう殺して欲しい』と絶望していた時に現れた『光』なのです! 侮辱は許しませんよ?」
兄弟に絡まれた俺を庇ってくれたのはティリティアだった。ゴブリンの洞窟での出来事は俺ですらあまり思い返したくない話なのに、あの時一番辛い目に遭ったティリティアが凛として論陣を張っているのは素直に凄いと思うよ。
「お前に何があったのかは知らぬし敢えて聞かぬ。だが未婚の身で腹に子を宿すなど言語道断だと言っているのだ」
「そうです。しかも姉上はアイトゥーシア教会の神官なのですよ? 不埒にも程があります!」
兄弟が交互に文句を言ってくるが、この辺はアイトゥーシア教会の性規範の問題だから、外野からは何とも言えないんだよなぁ。
責められているはずのティリティアは、何故か涼しい顔で聞き流している。
「しかも王都の往来で恥ずかしげもなく民の前で抱き合ったと聞くぞ? お前に恥という物は無いのか? 全く嘆かわしい…」
あー、それに関しては俺の『やらかし』だよな。周りのオッチャンオバチャンには喜んで貰えたと思っていたが、貴族の世間体を考えるとNG行為だったのかなぁ…?
「もう結構! お父様のおっしゃる通り、この場は私の結婚相手を連れて挨拶に伺っただけなので、お兄様もハーディンも口出しはお控えくださいな。誰が何と言おうと、私はこちらの勇者様と添い遂げますので!」
ティリティアは堰を切ったようにまくし立て、俺の腕を掴んでそのまま大広間から退出した。
「申し訳ありません勇者様。兄と弟が嫌な思いをさせてしまい…」
屋敷の出口に向かう途中でティリティアは苦しそうに俺に謝罪の声を上げる。
「いやぁ、まぁ大体予想通りの言われ様だったから気にしてないよ。むしろ『娘が欲しくばこの俺を倒して行け!』みたいな事を言われたらどうしようかと思ってた」
売られたケンカだとしても、仮にも貴族で舅さんや小舅さんとなる関係の人をぶん殴るのも忍びない。かと言ってわざと負けても意味ないしねぇ……。
「ふふっ、もしそうなったら私が代りに戦いましたわ。私だって武芸は嗜んでますから」
あー、確かティリティアは棒術戦闘の心得があったな。逃げるモンモンに先んじて仕留める位には素早い打ち込みが出来る女だった。
「いやいや、妊婦に戦わせて後ろで踏ん反り返る様な真似が出来るわけ無いだろ? 俺を何だと思ってんだよ?」
俺の言葉にてティリティアは一瞬足を止める。そのまま2、3秒不思議そうに俺を見つめ、直後とても嬉しそうな顔で「はい!」と答えた。
ティリティアが王権簒奪やら国家転覆やらを画策しているのは知っているけど、今この瞬間のティリティアはただの無垢な美少女だ。俺が守りたいのは『この笑顔』なんだよな……。
☆
「予想より早かったのね。夕飯でもご馳走になってるかと思ってたのに…」
屋敷の門のすぐ外でチャロアイトが待っていた。侯爵に対して俺のプレゼンをしてくれたらしいが、残念ながらあまり効果は無かったようだ。
「父への挨拶は済ませましたからもう屋敷に用はありませんわ。私は近くの衛兵隊本部に数日ご厄介になって、その後ラモグでクロニア達と合流しますわ」
衛兵隊本部… 俺がティリティアと初めて出会った場所だ。その頃のティリティアは軍属の治癒師見習いとして、教会の神官と衛生兵の二足の草鞋を履いていた。
あれから3ヶ月程度しか経っていないのに妙に懐かしさがあるなぁ。色々とイベントが山盛りだったからだろうな。
「それが良いな。クロニアの叔父さんにもよろしく伝えておいてくれよ」
衛兵隊の隊長さんはクロニアの叔父さんで、旅慣れていない俺達にかなり便宜を図ってくれた。前回行った時は俺とクロニアとベルモの3人組でお世話になったんだよなぁ。こっちも懐かしい思い出だ。
そう言えばベルモの具合はどうなったのだろう? モンモンの例を見る限り、何の変調も無く回復するのは期待薄だろう。クロニアが上手く対処してくれていれば良いのだけれど、クロニアだって万能じゃない。
「あとベルモに関しても、何か『良くない事態』になっている様なら、無理に関わろうとしなくて良いからな。とにかく自分の体を第一にしてくれな…?」
ベルモに関しては本当に状況の予想すら出来ない。まず守るべき第一はティリティアのお腹の中の子供だ。
「分かっておりますわ、あなた…」
ティリティアはそう言って俺に腕を絡ませてきた。今まで『勇者様』呼びだった俺を、初めて『あなた』と呼んだティリティア。俺の反応を見るように、はにかんだ顔で見上げてくる。
もちろん悪い気はしない。違和感と言うかくすぐったさはあるけど、うん、嫌じゃない。
「あらあら、何か良くない事を言われて余計に燃え上がっちゃった感じねぇ。まぁ侯爵様からの了承が取れたって事でいいのかしらね…?」
チャロアイトが茶化してくるが、最後の質問はマジな雰囲気だったな。確かにここで侯爵に何かゴネられたら後々面倒くさい事にもなりかねない。俺達の計画に支障が出るのは回避したいのはチャロアイトも同じだろう。
「えぇ、どちらにせよ姫姉様と接触出来た事で『侯爵令嬢』の看板は用済みですし、まもなく勇者様が貴族に列せられれば、そこから簡単に再始動出来ますから」
ティリティアはあっけらかんとそう言ってのけた。この己の野望の為に冷徹になれるティリティアは、俺にしなだれてかかってくるティリティアと本当に同一人物か? と時々思わされる。
「家族と喧嘩になってしまったので夕ご飯を食べ損ねてしまいましたね。近くの宿で食事にでもしましょう!」
まるでモンモンの様な悩みの無さそうな軽さで、ティリティアは俺とチャロアイトに先行して侯爵領の宿場町へと足を向ける。
そしてティリティアは不意に立ち止まり、何かを思い出した様子でこちらを振り向いた。
「またしばらく会えなくなってしまうので、今夜はその分たくさん愛して頂けますか…?」
食事の後のおねだりも完璧な笑顔でやってのけるティリティアだった。
兄弟に絡まれた俺を庇ってくれたのはティリティアだった。ゴブリンの洞窟での出来事は俺ですらあまり思い返したくない話なのに、あの時一番辛い目に遭ったティリティアが凛として論陣を張っているのは素直に凄いと思うよ。
「お前に何があったのかは知らぬし敢えて聞かぬ。だが未婚の身で腹に子を宿すなど言語道断だと言っているのだ」
「そうです。しかも姉上はアイトゥーシア教会の神官なのですよ? 不埒にも程があります!」
兄弟が交互に文句を言ってくるが、この辺はアイトゥーシア教会の性規範の問題だから、外野からは何とも言えないんだよなぁ。
責められているはずのティリティアは、何故か涼しい顔で聞き流している。
「しかも王都の往来で恥ずかしげもなく民の前で抱き合ったと聞くぞ? お前に恥という物は無いのか? 全く嘆かわしい…」
あー、それに関しては俺の『やらかし』だよな。周りのオッチャンオバチャンには喜んで貰えたと思っていたが、貴族の世間体を考えるとNG行為だったのかなぁ…?
「もう結構! お父様のおっしゃる通り、この場は私の結婚相手を連れて挨拶に伺っただけなので、お兄様もハーディンも口出しはお控えくださいな。誰が何と言おうと、私はこちらの勇者様と添い遂げますので!」
ティリティアは堰を切ったようにまくし立て、俺の腕を掴んでそのまま大広間から退出した。
「申し訳ありません勇者様。兄と弟が嫌な思いをさせてしまい…」
屋敷の出口に向かう途中でティリティアは苦しそうに俺に謝罪の声を上げる。
「いやぁ、まぁ大体予想通りの言われ様だったから気にしてないよ。むしろ『娘が欲しくばこの俺を倒して行け!』みたいな事を言われたらどうしようかと思ってた」
売られたケンカだとしても、仮にも貴族で舅さんや小舅さんとなる関係の人をぶん殴るのも忍びない。かと言ってわざと負けても意味ないしねぇ……。
「ふふっ、もしそうなったら私が代りに戦いましたわ。私だって武芸は嗜んでますから」
あー、確かティリティアは棒術戦闘の心得があったな。逃げるモンモンに先んじて仕留める位には素早い打ち込みが出来る女だった。
「いやいや、妊婦に戦わせて後ろで踏ん反り返る様な真似が出来るわけ無いだろ? 俺を何だと思ってんだよ?」
俺の言葉にてティリティアは一瞬足を止める。そのまま2、3秒不思議そうに俺を見つめ、直後とても嬉しそうな顔で「はい!」と答えた。
ティリティアが王権簒奪やら国家転覆やらを画策しているのは知っているけど、今この瞬間のティリティアはただの無垢な美少女だ。俺が守りたいのは『この笑顔』なんだよな……。
☆
「予想より早かったのね。夕飯でもご馳走になってるかと思ってたのに…」
屋敷の門のすぐ外でチャロアイトが待っていた。侯爵に対して俺のプレゼンをしてくれたらしいが、残念ながらあまり効果は無かったようだ。
「父への挨拶は済ませましたからもう屋敷に用はありませんわ。私は近くの衛兵隊本部に数日ご厄介になって、その後ラモグでクロニア達と合流しますわ」
衛兵隊本部… 俺がティリティアと初めて出会った場所だ。その頃のティリティアは軍属の治癒師見習いとして、教会の神官と衛生兵の二足の草鞋を履いていた。
あれから3ヶ月程度しか経っていないのに妙に懐かしさがあるなぁ。色々とイベントが山盛りだったからだろうな。
「それが良いな。クロニアの叔父さんにもよろしく伝えておいてくれよ」
衛兵隊の隊長さんはクロニアの叔父さんで、旅慣れていない俺達にかなり便宜を図ってくれた。前回行った時は俺とクロニアとベルモの3人組でお世話になったんだよなぁ。こっちも懐かしい思い出だ。
そう言えばベルモの具合はどうなったのだろう? モンモンの例を見る限り、何の変調も無く回復するのは期待薄だろう。クロニアが上手く対処してくれていれば良いのだけれど、クロニアだって万能じゃない。
「あとベルモに関しても、何か『良くない事態』になっている様なら、無理に関わろうとしなくて良いからな。とにかく自分の体を第一にしてくれな…?」
ベルモに関しては本当に状況の予想すら出来ない。まず守るべき第一はティリティアのお腹の中の子供だ。
「分かっておりますわ、あなた…」
ティリティアはそう言って俺に腕を絡ませてきた。今まで『勇者様』呼びだった俺を、初めて『あなた』と呼んだティリティア。俺の反応を見るように、はにかんだ顔で見上げてくる。
もちろん悪い気はしない。違和感と言うかくすぐったさはあるけど、うん、嫌じゃない。
「あらあら、何か良くない事を言われて余計に燃え上がっちゃった感じねぇ。まぁ侯爵様からの了承が取れたって事でいいのかしらね…?」
チャロアイトが茶化してくるが、最後の質問はマジな雰囲気だったな。確かにここで侯爵に何かゴネられたら後々面倒くさい事にもなりかねない。俺達の計画に支障が出るのは回避したいのはチャロアイトも同じだろう。
「えぇ、どちらにせよ姫姉様と接触出来た事で『侯爵令嬢』の看板は用済みですし、まもなく勇者様が貴族に列せられれば、そこから簡単に再始動出来ますから」
ティリティアはあっけらかんとそう言ってのけた。この己の野望の為に冷徹になれるティリティアは、俺にしなだれてかかってくるティリティアと本当に同一人物か? と時々思わされる。
「家族と喧嘩になってしまったので夕ご飯を食べ損ねてしまいましたね。近くの宿で食事にでもしましょう!」
まるでモンモンの様な悩みの無さそうな軽さで、ティリティアは俺とチャロアイトに先行して侯爵領の宿場町へと足を向ける。
そしてティリティアは不意に立ち止まり、何かを思い出した様子でこちらを振り向いた。
「またしばらく会えなくなってしまうので、今夜はその分たくさん愛して頂けますか…?」
食事の後のおねだりも完璧な笑顔でやってのけるティリティアだった。
0
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる