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DAY AFTER
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「で、どう?」
「どうって」
「“伸也”って呼んでもいいですか?」
人気のない駐車場まで帰ってきたところで水元は再びたずねる。
「何でいきなり敬語なんだ?」
「大事なことを言うときは、いつも敬語だよ。気付いてなかった?」
「水元に敬語を使うのは、俺の場合、ふざけるときだ」
「ふざけるのも大事だよな」
響野は息を吐くと、腕をつかんでいた手を離した。周囲に人の気配がないことを確認して、腕の先にある水元の手を探り当てる。
人を食ったような受け答えとは裏腹に、指を絡ませた彼の手は熱かった。
「……聖」
呼ぶと、水元が微笑む。視界がにじんでいても、幸福そうな相手の顔が見えるようだった。
彼は、絡ませた自分たちの手を顔の前まで持ち上げる。指先にやわらかく温かいものがふれ、キスをされたと気が付いた。
「伸也」
これは……やっぱりダメじゃないか……?と響野は思う。
気障なことをするなと言いたい気分なのに、水元に名を呼ばれたとたん、急に心臓が騒々しくなった。握り合った手が熱くて、身体の奥が甘く痺れたようになる。
「伸也?」
もう一度、愛おしそうにこちらを呼んで水元が頬にふれてきた。声が熱っぽくかすれている。
ほら、水元だって全然ダメそうだ……。
手を絡め合ったまま夕闇の中で顔を近付け、キスをする。
「どうって」
「“伸也”って呼んでもいいですか?」
人気のない駐車場まで帰ってきたところで水元は再びたずねる。
「何でいきなり敬語なんだ?」
「大事なことを言うときは、いつも敬語だよ。気付いてなかった?」
「水元に敬語を使うのは、俺の場合、ふざけるときだ」
「ふざけるのも大事だよな」
響野は息を吐くと、腕をつかんでいた手を離した。周囲に人の気配がないことを確認して、腕の先にある水元の手を探り当てる。
人を食ったような受け答えとは裏腹に、指を絡ませた彼の手は熱かった。
「……聖」
呼ぶと、水元が微笑む。視界がにじんでいても、幸福そうな相手の顔が見えるようだった。
彼は、絡ませた自分たちの手を顔の前まで持ち上げる。指先にやわらかく温かいものがふれ、キスをされたと気が付いた。
「伸也」
これは……やっぱりダメじゃないか……?と響野は思う。
気障なことをするなと言いたい気分なのに、水元に名を呼ばれたとたん、急に心臓が騒々しくなった。握り合った手が熱くて、身体の奥が甘く痺れたようになる。
「伸也?」
もう一度、愛おしそうにこちらを呼んで水元が頬にふれてきた。声が熱っぽくかすれている。
ほら、水元だって全然ダメそうだ……。
手を絡め合ったまま夕闇の中で顔を近付け、キスをする。
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