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第27話 邪教の村その2
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禿上がった頭をした村長はアレジオの隣に座って、手を揉みながらアレジオに謙遜しながら話し掛けている。
「由緒正しいアレジオ様の為にご用意させて頂いたこの料理、ただ急なこと故アレジオ様のお口に合うかどうか」
目の前に並んだ豪華な料理にアレジオは満更でもなそうな顔で答える。アレジオに用意された料理と俺に用意された料理は
「まあ、私をもてなすのにこの程度の料理でもてなすのは本来は無礼千万なのだが、今回は村長の言うように急な出来事故、この程度の料理で許そう」
「ありがたいことですじゃ……最高級の酒も用意しておりますじゃ」
酒瓶をだし木でできたコップに酒を注ぐ村長。
豪華な料理を前に家の子供達は「……美味しそう……」と羨ましそうに指を咥えて料理を眺めている。
母親はその子供達をあやすようにして、その場から離れ別の部屋に向かった様子。
「さあ、私たちもお夕飯にしましょう」
「えー私もあれ食べたーい」
「あれはダメ!!」
「はーい……」
強い口調で母親が子供を叱りつける言葉が聴覚強化(特)の俺にだけ聞こえる。
そこまで怒らなくてもいいのに。一緒に食べりゃいいのに……
アレジオは酒の入ったコップに口をつけ一言。
「不味い! こんな酒が最高級だと」
そう言ってギロリと村長を睨む。
「も、申し訳ございません!! しかしこれがこの村の最高級の酒ですので……」
村長がそう言ったのを聞いてニヤニヤしながら
「まあ、平民はこれ限界だろうし、準備する時間がなかったのだろうから、今日はこれで我慢してやる。しかしこの村の品位に関わるぞ」
アレジオはそう偉そうに言ってグイっと一気に飲み干す。
村長が俺にも酒を注ぎにくる。
「お付きの方もどうですじゃ?」
「自分は酒は苦手なもので……」
赤ら顔のアレジオは声を荒げて俺にこういった。
「馬鹿か! お前は! こうやって平民が精一杯、俺をもてなしておるのにその酒が飲めんというのか! 俺の酒が飲めんというのと一緒だぞ!!」
なんだよ偉そうに不味いとか言ってたくせに……
「じゃあ。一杯だけ」
木製のコップに注がれた赤い葡萄酒を口にする。
……ん? 普通に美味しいけど……あれ? なんか野草の風味がする……俺の味覚は強化(特)だ。ほんの些細な味の変化も見逃しはしない。
「美味しいですね! ちょっと野草の風味が独特ですね」
そういうと一瞬表情が変わる村長。
「え、ええ。隠し味でこの辺でとれる野草をいれてありますゆえ……」
「そうなんですか! 今度のその野草を教えて下さい」
「え、えらくお気に入りですのぉ」
「はい。草には目が無いというか草しか食べられないというか」
「変わったお方じゃ……それではお付きの方これはどうですじゃ?」
そう言って油で揚げた肉のようなものを俺の目の前に出す村長。
「そのお酒を飲んだ後に、この肉を一緒に食べるのがこのあたりでは普通ですじゃ……」
それを聞いたアレジオが声を荒げる。
「おい! 貴様! 主人である私を差し置いてその肉を差し出すとはどういう了見だ!」
村長はビクビクしながらアレジオに話しかける。
「申し訳ありません! この肉は近くで採れるカエルの肉でして……品格漂うアレジオ様にこの様な肉をお出しするのは……」
村長がそういうとアレジオは再び満更でもなさそうな表情をして
「それは仕方ない。こいつは平民だからなこいつの口には必ず合う」
「はいはい。俺の口には合いますよ。いただいきますよ」
そういってその肉に手を伸ばす。ピリッと辛くて美味しい。確かに酒の肴に合う。まあいつも草しか食ってないんで何食っても美味しく感じるんだけどな。
「美味しい!! 美味しいですこれ!!」
酒を飲んで、肉を食ってを繰り返す。
料理を食べたり、歓談したりで30分ほどが経過する。
長旅の疲れもあったのか、アレジオはウトウトし始めている。
……あれ? 俺もなんか……すごく眠いんだけど……遠くから声が聞こえてくる。
それは村長の声で……
「っち! やっと眠ったかこのクソ貴族が! 本来ならすぐにでも首をねじ切って殺すところじゃが……こいつの血には価値がある。このクソを連れていくのじゃ!」
「こいつは?」
「放っておけ、ゲキドクシビレガエルの肉を食ったんだ身体も動けずこのまま死ぬ」
……駄目だ……このまま眠りに……
「由緒正しいアレジオ様の為にご用意させて頂いたこの料理、ただ急なこと故アレジオ様のお口に合うかどうか」
目の前に並んだ豪華な料理にアレジオは満更でもなそうな顔で答える。アレジオに用意された料理と俺に用意された料理は
「まあ、私をもてなすのにこの程度の料理でもてなすのは本来は無礼千万なのだが、今回は村長の言うように急な出来事故、この程度の料理で許そう」
「ありがたいことですじゃ……最高級の酒も用意しておりますじゃ」
酒瓶をだし木でできたコップに酒を注ぐ村長。
豪華な料理を前に家の子供達は「……美味しそう……」と羨ましそうに指を咥えて料理を眺めている。
母親はその子供達をあやすようにして、その場から離れ別の部屋に向かった様子。
「さあ、私たちもお夕飯にしましょう」
「えー私もあれ食べたーい」
「あれはダメ!!」
「はーい……」
強い口調で母親が子供を叱りつける言葉が聴覚強化(特)の俺にだけ聞こえる。
そこまで怒らなくてもいいのに。一緒に食べりゃいいのに……
アレジオは酒の入ったコップに口をつけ一言。
「不味い! こんな酒が最高級だと」
そう言ってギロリと村長を睨む。
「も、申し訳ございません!! しかしこれがこの村の最高級の酒ですので……」
村長がそう言ったのを聞いてニヤニヤしながら
「まあ、平民はこれ限界だろうし、準備する時間がなかったのだろうから、今日はこれで我慢してやる。しかしこの村の品位に関わるぞ」
アレジオはそう偉そうに言ってグイっと一気に飲み干す。
村長が俺にも酒を注ぎにくる。
「お付きの方もどうですじゃ?」
「自分は酒は苦手なもので……」
赤ら顔のアレジオは声を荒げて俺にこういった。
「馬鹿か! お前は! こうやって平民が精一杯、俺をもてなしておるのにその酒が飲めんというのか! 俺の酒が飲めんというのと一緒だぞ!!」
なんだよ偉そうに不味いとか言ってたくせに……
「じゃあ。一杯だけ」
木製のコップに注がれた赤い葡萄酒を口にする。
……ん? 普通に美味しいけど……あれ? なんか野草の風味がする……俺の味覚は強化(特)だ。ほんの些細な味の変化も見逃しはしない。
「美味しいですね! ちょっと野草の風味が独特ですね」
そういうと一瞬表情が変わる村長。
「え、ええ。隠し味でこの辺でとれる野草をいれてありますゆえ……」
「そうなんですか! 今度のその野草を教えて下さい」
「え、えらくお気に入りですのぉ」
「はい。草には目が無いというか草しか食べられないというか」
「変わったお方じゃ……それではお付きの方これはどうですじゃ?」
そう言って油で揚げた肉のようなものを俺の目の前に出す村長。
「そのお酒を飲んだ後に、この肉を一緒に食べるのがこのあたりでは普通ですじゃ……」
それを聞いたアレジオが声を荒げる。
「おい! 貴様! 主人である私を差し置いてその肉を差し出すとはどういう了見だ!」
村長はビクビクしながらアレジオに話しかける。
「申し訳ありません! この肉は近くで採れるカエルの肉でして……品格漂うアレジオ様にこの様な肉をお出しするのは……」
村長がそういうとアレジオは再び満更でもなさそうな表情をして
「それは仕方ない。こいつは平民だからなこいつの口には必ず合う」
「はいはい。俺の口には合いますよ。いただいきますよ」
そういってその肉に手を伸ばす。ピリッと辛くて美味しい。確かに酒の肴に合う。まあいつも草しか食ってないんで何食っても美味しく感じるんだけどな。
「美味しい!! 美味しいですこれ!!」
酒を飲んで、肉を食ってを繰り返す。
料理を食べたり、歓談したりで30分ほどが経過する。
長旅の疲れもあったのか、アレジオはウトウトし始めている。
……あれ? 俺もなんか……すごく眠いんだけど……遠くから声が聞こえてくる。
それは村長の声で……
「っち! やっと眠ったかこのクソ貴族が! 本来ならすぐにでも首をねじ切って殺すところじゃが……こいつの血には価値がある。このクソを連れていくのじゃ!」
「こいつは?」
「放っておけ、ゲキドクシビレガエルの肉を食ったんだ身体も動けずこのまま死ぬ」
……駄目だ……このまま眠りに……
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