9 / 11
9.たっくんと付き合った話
しおりを挟む
幼馴染同士きちんとお付き合いしたのは、中学2年生の時だった。
イチカとたっくんは毎日二人で帰る仲だったけど、ある日同じクラスの高島君に一緒に帰ろうと誘われた。
「イチカちゃん、今日は僕と一緒に帰ろう。」
高島君はサッカー部の色黒ながっしり体型の男の子。
たまたま、隣の席になって、イチカの好きなアニメが高島君も実は好きで、推しキャラの話で盛り上がる。
「それって、たっくんと三人ってこと?」
「違うよ。
僕達二人だよ。」
「じゃ、たっくんに言っておくね。」
たっくんと一緒に帰らない日は小中通してほとんどないけど、どちらからが用事がある時は別々に帰ることもあるから、休み時間に伝えた。
そしたら、たっくんは悲しそうな顔をする。
今まで別々に帰ることもあったのに、嫌だったかなぁ?
「高島君のこと好きなの?」
「えっ、別に。」
「じゃあ、やめて。」
たっくんにはっきり拒否されたのは初めてだった。
「え、一緒に帰るだけだよ。」
「それがダメ。
イチカちゃんは僕のだから。」
「たっくん、私ってたっくんのなの?」
「そうだよ。イチカちゃんは僕の。
だから、誰にもあげない。」
「それって、付き合ってる?」
「そうだね。
ちゃんと付き合おう。」
「付き合うって、好きだからってことだよね。」
「うん、僕イチカちゃんのことずっとすき。」
たっくんすごく普通に言ってる。
私は照れちゃうけど、たっくん当たり前の顔してる。
「じゃあ、高島君に一緒に帰れないって断るね。」
こうして二人はあっさりと付き合った。
イチカとたっくんは毎日二人で帰る仲だったけど、ある日同じクラスの高島君に一緒に帰ろうと誘われた。
「イチカちゃん、今日は僕と一緒に帰ろう。」
高島君はサッカー部の色黒ながっしり体型の男の子。
たまたま、隣の席になって、イチカの好きなアニメが高島君も実は好きで、推しキャラの話で盛り上がる。
「それって、たっくんと三人ってこと?」
「違うよ。
僕達二人だよ。」
「じゃ、たっくんに言っておくね。」
たっくんと一緒に帰らない日は小中通してほとんどないけど、どちらからが用事がある時は別々に帰ることもあるから、休み時間に伝えた。
そしたら、たっくんは悲しそうな顔をする。
今まで別々に帰ることもあったのに、嫌だったかなぁ?
「高島君のこと好きなの?」
「えっ、別に。」
「じゃあ、やめて。」
たっくんにはっきり拒否されたのは初めてだった。
「え、一緒に帰るだけだよ。」
「それがダメ。
イチカちゃんは僕のだから。」
「たっくん、私ってたっくんのなの?」
「そうだよ。イチカちゃんは僕の。
だから、誰にもあげない。」
「それって、付き合ってる?」
「そうだね。
ちゃんと付き合おう。」
「付き合うって、好きだからってことだよね。」
「うん、僕イチカちゃんのことずっとすき。」
たっくんすごく普通に言ってる。
私は照れちゃうけど、たっくん当たり前の顔してる。
「じゃあ、高島君に一緒に帰れないって断るね。」
こうして二人はあっさりと付き合った。
14
あなたにおすすめの小説
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
この町ってなんなんだ!
朝山みどり
児童書・童話
山本航平は両親が仕事で海外へ行ってしまったので、義父の実家に預けられた。山間の古風な町、時代劇のセットのような家は航平はワクワクさせたが、航平はこの町の違和感の原因を探そうと調べ始める。
まぼろしのミッドナイトスクール
木野もくば
児童書・童話
深夜0時ちょうどに突然あらわれる不思議な学校。そこには、不思議な先生と生徒たちがいました。飼い猫との最後に後悔がある青年……。深い森の中で道に迷う少女……。人間に恋をした水の神さま……。それぞれの道に迷い、そして誰かと誰かの想いがつながったとき、暗闇の空に光る星くずの方から学校のチャイムが鳴り響いてくるのでした。
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる