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第1章
不穏な足音 ユラside
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「ユラ~!聞いて聞いて聞いてよもー!」
テリアはベッドでジタバタしながら荒ぶっていた。
「どう致しました?」
「カルロ皇太子がアレンを引き抜こうとしてたのね、それをアレンが断ってる訳よ。私はそれを何にも聞いてなかったの!」
先日へこんでいた同僚を思い出して、ユラは聞いた。
「テリア様は、どちらに怒っているんですか?」
「?」
「カルロ皇太子が勝手にアレンを引き抜こうとした事ですか?
それともアレンが断った事ですか?」
「そんなの、決まってるじゃない。」
身を起こしてユラにキメ顔を向けながらテリアは言った。
「どっちもよ!」
「…つまり?」
「勝手にアレンを引き抜こうととした皇太子にまず怒ってるでしょ!」
「はい。」
「勝手にそれを断るアレンもにも怒ってるのよ!」
「引き抜かれたくないのか引き抜かれたいのかどっちですか?」
「引き抜かれたくないに決まってるでしょ。当たり前じゃない。だから皇太子に怒ってるのよ。」
「じゃあ何で断ったアレンを怒っているんですか?」
「勝手に断ったからよ。」
「勝手と言っても。引き抜かれなかったのだから良くないですか?」
「良くないわよ、何だかんだで皇太子の話は悪い物ではなかったもの。」
「……引き抜いて欲しかったんですか?」
「だから嫌よ!嫌だけど、アレンが断る前に私に相談してくれていたら、断らせなかったわ。」
(あ、これ、同僚が聞いたらさらにへこむやつだ。)
ユラは気付いた。これはアレンに聞かせない方が良い話だ。
前のテリアであれば、アレンはほっといても不死身くらいの感覚で良くも悪くも全てを任せ、多少危険でも無茶な要求もしていた。
アレンの身を案じる必要もないと言わんばかりに容赦なく接していたと思う。
それは、絶対にアレンは死なないと信頼していたからだ。
だけど、あの祠に行った事で前世について何かがわかってしまったんだろう。
今のテリア様は、アレンが危ういと感じている。テリア様だけ何かを見てしまったのかもしれない。
(それはつまり、テリア様はアレンを巻き込むのを辞めようとしている。)
この様子じゃ、そのうち子爵家へ帰すとか言いだしてしまうかも。
そうなったら、私の同僚は…うーん。想像つかない。どうするんだろう?
重症かもしれない。
「ユラ、相談したい事があるの。」
「何でしょうか?」
「実はね…やっぱりアレンは子爵家でフェリミアの側に居てくれた方が、良いと思うのよねユラはどう思う?今更だけどさ。まだフェリミアも不安定だし…」
「……。テリア様。」
「あのね、実はユラもアレンと一緒にフェリミアの側に居てくれたら私安心ー…」
「テリア様!」
ユラは言葉の続きを遮ってテリアを抱きしめた。
「それ以上言ったら私は怒りますよ。」
「ユラ、でも、でもね。聞いて。
前世でね、アレンはあの後…」
抱きしめているユラの腕を掴む。ユラの細い手が震えていることにテリアは気付いて、自分が今言ったことをがユラやアレンを傷付ける物だと思い出した。
「大丈夫です。アレンも私も死にません。お約束いたしますから。何時ものテリア様に戻ってください。
とにかく今は、何も考えないでください。」
「……ごめん。そうね。私には貴方達が必要だわ。それなのに、貴方達を傷付ける言葉を言っているわね。わかってたんだけど…。」
「……。」
震えているユラの腕の中で、テリアは頭をユラの胸にそっと預けた。
「ごめん、もう言わない。これは私の間違いだったわ。」
テリア様がこうして私達を側に置いていたのは、何も出来ずフェリミア様を助けられなかった歯痒さを誰よりも知っているから。
それが無ければ、幾ら願い出てもこの王宮に呼ばれなかったと思う。
最悪失敗しても、自分が処刑されるだけなのなら良いかと思っていたんだろう。
だけど、今はテリア様を助けようとして私達が死ぬ可能性がある事を実感してしまっている。
何とか関心を別の所に持って行かせないと。テリア様の内心が思いの外揺れている。
(私は今世でテリア様を絶対殺させない。そう決めているのよ。こんな所に1人で置いていくなんて論外だわ。)
「テリア様、気分を変えに外へ出ましょう。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
王宮の庭園をテリアは気に入っていた。ユラの思った通り少し気が紛れているようだ。
「そう言えばね、ユラ、私最近、手からビーム出るようになったのよ。」
「ビーム?」
(うん、意味の分からないことを言い始めた。テリア様はそのくらいでないと逆に心配だわ。)
首を傾げているユラに、テリアは左手をかざして目を閉じた。
すると、左手の指先が光りを宿らせている。
「これは…聖なる力ですか?光ると何がおこるのですか?」
「夜中に出歩くのに便利そうってくらいかな?
ちょっと気合を込めると光るようになっちゃって。
ただ光るだけなんだけどね。でも手が光って凄くない?」
楽しそうに笑っているテリアに、先程の弱気さは感じられなかった。
ひとまずはテリアの立ち直りの早さに心の中で胸を撫で下ろすユラ。
ーーーーーー
そんなテリアとユラのやり取りを、離れた王宮の廊下で見ていた小さな人影が、柱から姿を表して、紅蓮の目を細め、呟いた。
「あれが、子爵家から来た兄上の…。」
ユラと笑い合うテリアを見て、何か思い付いたように口元が弧を描く。
「最近退屈だったけど、楽しい事思いついちゃった」
ただ、無邪気な笑顔を浮かべて、5歳の男の子は機嫌よく廊下を歩く。
セリウムのお気に入りの侍女やメイド達がセリウムに声をかけてきた。
「セリウム王子さま~、今日は隠れんぼにしますか?追いかけっこですか?」
「えへへ!じゃあおにごっこ!ほら捕まえたっ。」
メイドに抱きつくと、嬉しそうにメイド達がはしゃく声が辺りには響いた。
テリアはベッドでジタバタしながら荒ぶっていた。
「どう致しました?」
「カルロ皇太子がアレンを引き抜こうとしてたのね、それをアレンが断ってる訳よ。私はそれを何にも聞いてなかったの!」
先日へこんでいた同僚を思い出して、ユラは聞いた。
「テリア様は、どちらに怒っているんですか?」
「?」
「カルロ皇太子が勝手にアレンを引き抜こうとした事ですか?
それともアレンが断った事ですか?」
「そんなの、決まってるじゃない。」
身を起こしてユラにキメ顔を向けながらテリアは言った。
「どっちもよ!」
「…つまり?」
「勝手にアレンを引き抜こうととした皇太子にまず怒ってるでしょ!」
「はい。」
「勝手にそれを断るアレンもにも怒ってるのよ!」
「引き抜かれたくないのか引き抜かれたいのかどっちですか?」
「引き抜かれたくないに決まってるでしょ。当たり前じゃない。だから皇太子に怒ってるのよ。」
「じゃあ何で断ったアレンを怒っているんですか?」
「勝手に断ったからよ。」
「勝手と言っても。引き抜かれなかったのだから良くないですか?」
「良くないわよ、何だかんだで皇太子の話は悪い物ではなかったもの。」
「……引き抜いて欲しかったんですか?」
「だから嫌よ!嫌だけど、アレンが断る前に私に相談してくれていたら、断らせなかったわ。」
(あ、これ、同僚が聞いたらさらにへこむやつだ。)
ユラは気付いた。これはアレンに聞かせない方が良い話だ。
前のテリアであれば、アレンはほっといても不死身くらいの感覚で良くも悪くも全てを任せ、多少危険でも無茶な要求もしていた。
アレンの身を案じる必要もないと言わんばかりに容赦なく接していたと思う。
それは、絶対にアレンは死なないと信頼していたからだ。
だけど、あの祠に行った事で前世について何かがわかってしまったんだろう。
今のテリア様は、アレンが危ういと感じている。テリア様だけ何かを見てしまったのかもしれない。
(それはつまり、テリア様はアレンを巻き込むのを辞めようとしている。)
この様子じゃ、そのうち子爵家へ帰すとか言いだしてしまうかも。
そうなったら、私の同僚は…うーん。想像つかない。どうするんだろう?
重症かもしれない。
「ユラ、相談したい事があるの。」
「何でしょうか?」
「実はね…やっぱりアレンは子爵家でフェリミアの側に居てくれた方が、良いと思うのよねユラはどう思う?今更だけどさ。まだフェリミアも不安定だし…」
「……。テリア様。」
「あのね、実はユラもアレンと一緒にフェリミアの側に居てくれたら私安心ー…」
「テリア様!」
ユラは言葉の続きを遮ってテリアを抱きしめた。
「それ以上言ったら私は怒りますよ。」
「ユラ、でも、でもね。聞いて。
前世でね、アレンはあの後…」
抱きしめているユラの腕を掴む。ユラの細い手が震えていることにテリアは気付いて、自分が今言ったことをがユラやアレンを傷付ける物だと思い出した。
「大丈夫です。アレンも私も死にません。お約束いたしますから。何時ものテリア様に戻ってください。
とにかく今は、何も考えないでください。」
「……ごめん。そうね。私には貴方達が必要だわ。それなのに、貴方達を傷付ける言葉を言っているわね。わかってたんだけど…。」
「……。」
震えているユラの腕の中で、テリアは頭をユラの胸にそっと預けた。
「ごめん、もう言わない。これは私の間違いだったわ。」
テリア様がこうして私達を側に置いていたのは、何も出来ずフェリミア様を助けられなかった歯痒さを誰よりも知っているから。
それが無ければ、幾ら願い出てもこの王宮に呼ばれなかったと思う。
最悪失敗しても、自分が処刑されるだけなのなら良いかと思っていたんだろう。
だけど、今はテリア様を助けようとして私達が死ぬ可能性がある事を実感してしまっている。
何とか関心を別の所に持って行かせないと。テリア様の内心が思いの外揺れている。
(私は今世でテリア様を絶対殺させない。そう決めているのよ。こんな所に1人で置いていくなんて論外だわ。)
「テリア様、気分を変えに外へ出ましょう。」
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王宮の庭園をテリアは気に入っていた。ユラの思った通り少し気が紛れているようだ。
「そう言えばね、ユラ、私最近、手からビーム出るようになったのよ。」
「ビーム?」
(うん、意味の分からないことを言い始めた。テリア様はそのくらいでないと逆に心配だわ。)
首を傾げているユラに、テリアは左手をかざして目を閉じた。
すると、左手の指先が光りを宿らせている。
「これは…聖なる力ですか?光ると何がおこるのですか?」
「夜中に出歩くのに便利そうってくらいかな?
ちょっと気合を込めると光るようになっちゃって。
ただ光るだけなんだけどね。でも手が光って凄くない?」
楽しそうに笑っているテリアに、先程の弱気さは感じられなかった。
ひとまずはテリアの立ち直りの早さに心の中で胸を撫で下ろすユラ。
ーーーーーー
そんなテリアとユラのやり取りを、離れた王宮の廊下で見ていた小さな人影が、柱から姿を表して、紅蓮の目を細め、呟いた。
「あれが、子爵家から来た兄上の…。」
ユラと笑い合うテリアを見て、何か思い付いたように口元が弧を描く。
「最近退屈だったけど、楽しい事思いついちゃった」
ただ、無邪気な笑顔を浮かべて、5歳の男の子は機嫌よく廊下を歩く。
セリウムのお気に入りの侍女やメイド達がセリウムに声をかけてきた。
「セリウム王子さま~、今日は隠れんぼにしますか?追いかけっこですか?」
「えへへ!じゃあおにごっこ!ほら捕まえたっ。」
メイドに抱きつくと、嬉しそうにメイド達がはしゃく声が辺りには響いた。
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