透明の「扉」を開けて

美黎

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23の扉 新世紀

時代のいろ

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    「それぞれの 時代のいろ」

  
  「それ」は確かに存在していて
  「私達に違いを齎しているけれど」
   それもまた、「同じ」「ひとつ」「全体の一部である」
   
  
「    それを忘れるなって? ことだよね。 うん、確かに「そう」だもんね。」

 食後に 青の空気を吸いながら。

いつもの様に ホールで食休みをしている私に降りてきたのは
 「楽しそうに色とりどりの姿形で舞うスピリット達」
それが齎す「世界の真理」と「大きな視点」だ。


「   ふむ   なんだ、ろうね。」

 そう さっき
   イストリアと話していて感じた
    「微妙な引っ掛かり」

それはきっと「新しい時代を生きる者」と「古い時代を生きてきた自分」、
 「その違い」の
それは確かにこんがらがるけれど シンプルに観れば「こたえ」も単純だ。


「   まあ、「ぜんぶ 含んでる」から。 、あって そこがこんがらがりがちだけど 「もう新しい」には違いない。」

 そう、「どっちも含む」と言うからややこしくなるけれど
「過去は過去」で「私」だけれど「今の私」ではないものだから
 「それも私」だけど「もう違う私」なのだ。

 この考え方は 以前の私では難しかったけれど。

 今は ちゃんとわかるし、だからこそ「今 これ」が来て
 「改めて納得し 整理したこと」も わかる。


「    ふむ 」

 どの 時代であろうと
 どんな 思いであろうと。

「それ」は「なかったこと」にはならず
 確かに世界はそれを含んでいる。

 「新しい」けれど
 「違う私」だけれど
  「それを含むから同じ轍を踏まずに済む」し
 「だからまるっとひとつ」が ほんとうの正解なのだ。


「   ま、 そういうこと。」

 そうして
 「少し引っ掛かっていたもの」を整理して
  すっきりすると。

再びベンチに座り直して ぐっと空を仰ぎ
 美しく舞うみんなを 眺めていた。




「   そうねぇ  」


  青い青
    鮮やかな赤
      優しい黄色に 潔い白。

 スピリット達は混色のものも勿論多いが、その中には鮮やかに目を惹く「一色のもの」も 混じっている。

 優しく 青から黄緑に揺れる鳥達も美しいけれど。

 「パリッと 原色で飛ぶ彼等」はとても潔く観えて
 「それもまたヨシ」と思わせてくれる素敵な出立である。


「    うーん、 今は  まあ、青が多いか。」

 鳥達 蝶々 、
そして時折リスの様なスピリットが混じる様になったここは
 相変わらず「青いもの達」が多く「私の空間であること」を表すから なんだか面白い。

「 やっぱり関係 あるのかな。 いや、あるか。」

    「創造物」=「創造者」

 それを思い出して
 そして「ほうっ」と息を吐いて。

   "変わらず美しく鮮やかに飛ぶ彼等"を観ると
 さっきイストリアが言っていたセリフ
  「君も殆ど変わらないけれど」
 
 その言葉が スペースを 過ぎる。


   
      う~ ん?


   「それ」って   
           やっぱり


    「そういう こと」  ? 



  「創造物」=「創造者」、
 その想像がきたからには これは
  「わたし」=「
 それを表していると 思える。

  そして 確かに「それは そう」で

 としても 
  「ここからそう生きる」、
 "というつもりでそう生きているからそうなる"という前提が働き
  「今現在 そう外見が変わらぬ私がいる」、
  この「結果になる」のだ。


「    えっ。   まあ。 そゆこと、だよね。」

 なんの 捻りもない
     特別なこともない
     大変なことも
     努力も
     才能すら必要のない「この行程」だけれど
  強いていうなら「自分が「なにであるか」をきちんと知っている」、
  それは「必要」だろう。

 そうでないと、そもそも「これ」は発動されない、
  まじないの様なものである。


「    やっぱり。 「根底」か ?」

 素直に 出てきた「こと」から そう思うけれど
やはり「自分にとって 世界がどういうものか」
 その捉え方と
 「世界とせかいを擦り合わせる根気」、
それは必要で
 「私達は自分の思っている世界に住んでいるから」
 「それが「どういうものか」は解明しなければ 上手くはいかないのだ」。


 「思い込み」と 一笑されがちなこと
 「小さな頃 思っていた「世界」というもの」

 それは自分にとっての真実で 紛れもない「ほんとう」だ。

だけど それを現実世界と擦り合わせねば
 上手く歩いていくことができない。


「   ああ   か。」

 そして
 「ここまで想像が展開して」、観えてきたけれど
私はずっと自分の思っていた世界を追って来て
 "その間 染まらずに歩いて来たから"、
 今「変わらない」と言われ、「変わっていない」のだ。


「   おっ、ありがとう。 ねえ、そうだもんねぇ。」

 返事の様に 蝶々がふわりと膝に留まってくれるけれど。

  ずっと昔から「みんな」は「仲間」だし
 「話し掛ければ通ずる」と思っていて
  ある種の「脳内お花畑」なのは 依然とした事実である。


 だけど「そのお花畑がほんとうだったこと」


  それを確かめた最強なのであり
 それはなにも「特別なこと」には非らず
 皆「きちんと確かめれば」
   「世界は自分のものになる」。


  ほんとうに それは「ただそれだけのこと」で。


  ただ「やるか」 「やらないか」であり
   「できる」「できない」では ないのである。


「   えっ  てか、こないだからエローラ達に言われてる「変わらない」とか「お肌の内容」も。 結局は「そういうこと」、って ことだよね。」

 それは「きっとそう」で
確かに私は「何歳になるとどうなって 何ができなくなり 衰えて 最終的に死ぬ」、みたいな発想はない。

 これも ずっと言ってきたことだけど
 「好きな様に生きて 気が済んだらポックリ逝ける」のだ。

これまでの世界であれば、その間に存在する「苦しみの期間」
 それは私の中に存在しない。


  まあ 「想像」はできるし
   したこともあるけれど
 なんせしっくりこないし 
  だから「自分の人生に」適用されないのだ。


「   だから、 やっぱ 「そもそもの そもそも論」か 。」

 それもまた「そもそも論」で
やはり根本は「自分をなにだと思っているか」で
 「世界をどういうものだと捉えているか」であり
「外的な部分」ではなく「内面のはなし」である。

「   うん? このまま、いくと。  ああ、でも 私も「伝説の歳を取らない"人ではないもの"になる」んじゃなくて、「そう思って そうしているからそうなる」、というセオリーを、そういうこと事実ね。」

 
     なるほど

           うん、


      わかった 。



「   おお 、 」

 そうして
  「返事の様に 大きく弧を描くみんな」の
   祝福を受けると。

 ひとり 納得で頷き、

   ニヤリとしていたので ある。





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