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23の扉 新世紀
無ければ創ればいいじゃない
しおりを挟む「 ♪ ♫ 」
面倒くさいと言いながらも
「それを終えたすっきり感」と「達成した心地良さ」を
知っているから。
これまた「最適にそれをすべく」、自作でモップを作ろうと
その材料を探しに「第二のガラクタ部屋」へ出向く。
「 ふむ? この辺りだったと思うんだけど 」
テクテクと「歩いている間に」、
「こないだ片付けた部屋の様子を思い浮かべ」
「どこら辺に「それらしきもの」があったか当たりを付けて」
部屋へ入り次第速やかに「ガラクタの山」を漁ってゆく。
「 まあ、てか 「こうなってくると」。 もう「ガラクタ」では、ないんだけどね。」
因みに 今まで居たのは「第三のガラクタ部屋」で
ガラクタ部屋は全部で三つある。
その中でも 割と使えそうな物が多いこの部屋は
片付けの際に「転換して利用出来る物」がジャンル毎に仕分けられていて
ある意味「宝の山」とも言えるものだ。
勿論、「全然使えなくて捨てる物」も あったけれど。
「なにを」「どう使うか」に対して縛りがない主にとっては「ありとあらゆる物」が
"再利用できるもの"である。
だから
その中から見つけ出した「丁度いい長さの棒」と
「その先に着ける端切れ」を手にしてほくそ笑むと。
「よしよし」、と次の算段を練りつつ バケツを取りに水場へ歩いて行った。
さぁて 「ここ」は 「なに」で着けようか
「挿す」? でも不安定だと力が入れられないな
しかし「留める」には
ボンド? は ないけど
なんだ? 「縛る」? いや
それには多分力が足りない
「 やっぱ挿す が 現実的か ?挿さるよね? やれば。」
「え~、何コレ。今度は何を始める気なのよ。」
「 ん? いや、モップを作りたくてさ。 ほら、ここが平べったくないとこの布束が抑えられないじゃん?」
「………良かった、モップねモップ。それはいいけど、どうやって挟むのよ?」
水場に寄った後
青のホールど真ん中で「怪しい呟き」をしていた私は
案の定 朝の目に「危険人物」として映ったらしい。
見た目は ただ
「長い棒と短い板を持っているだけ」なのだけど
「挿す挿す」というセリフがいけなかったのか。
だがしかし「最近落ち着いてきた私」を信頼して
「おかしな目で見る」のは止めてもいいのではないだろうか。
「 いや、最悪挟まなくてもいいかなって。 とりあえずコレで雑巾掛けに近くなるじゃん? 縛ってもいいし。 結ぶのか 」
「あー、成る程。ここに挿して留めるだけならウイントフークにでも持ってきなさいよ。別にそれくらいお願い聞いてくれるでしょ。」
「 確かに。 いや、とりあえず無かったから作ろうと思ったんだよね。 あ~、それにマシロなら知ってるかも。」
「そうね?あの子達だって掃除するんだし。」
そう言われて「いろんな選択」が湧いてくるけれど
確かに「誰かに頼む」や「あるものを使う」のも、立派な「創造の一部」であるし
それをしたところで世界は「私の世界」である。
「 ふむ 」
そう思いながらも「青い瞳」から またくるくるが派生するけれど
「朝が私をおかしな目で見る」のは
「主がそう思っているからで」
私がそれを辞めれば
「朝にツッコまれない世界が展開する」。
なんか 「それは違うな」
ふふ
しかしやはり「即座にそう思ってしまう」から
やはり「私達の関係はこれでいい」し、「それが楽しいからそれでいい」のだ。
「 うん、じゃあ とりあえず作りたいから本部長のとこ 行ってこよっと。」
「はいは~い、いってらっしゃい。」
そうして「いつものベンチに丸まった灰色の毛玉」を確認すると。
「意外とマトモなものをお願いしに来た私を訝しむ本部長」の構図が展開されて
再びクスクスと笑っていたのである。
「 そう、思うと「世界」って やっぱり不思議だよね。 「不思議」、なのか?いや 結局「思ってる様に出来てる」んだ でも「そう思ってなかったから」、「それが不思議」。」
あれから無事、「想像通りにおかしな顔をしていた本部長」を堪能して。
「その爆笑」に「チッ」という舌打ちを貰いながらも楽しくモップを手にしている今は
絶賛「浄め中」であり
「やはり作って良かった」と自分の行動を 再確認しているところだ。
こうして「発露」「自分の光」を「行動に変えて」
粛々と積んでゆくこと
それが「世界を創る」し
「今無いものを ここに顕わすということ」である。
「 ルルル~ そう、モップで~ せかいを ♫ 創る~ 、おっと いや 誰もいないか。 ううん、いてもいいんだ。 まあ今更だけど 」
つい、おかしな歌を歌いながらモップをマイクに踊ると
「誰かに見られていたら」という古い感覚が働き
「止めてしまった自分」を 元に戻す。
まあ 実際 「見られた」として
それは「朝」なら 「いつものこと」と流されるし
「スピリット達」はきっと「喜ぶ」
「本部長」は 絶対「スルーする」し
「玉虫色」は 「一緒に飛んでくれるかも」
「極彩色」………「揶揄われる」な
「金色」は?
いや
絶対悪ノリして「手を引いて踊り 回してくる」わ。
「 まあ。 どれでもいいんだけど。 フフ、何やってんだって 」
そうして「一人ツッコミ」をして
またモップへ 戻るけれど。
こうして「一見下らないこと」をしている私は
「世界を創造中」であり
それは「モップを作る」ことと同義で
「創造に大小はない」。
そう、「ミクロはマクロ」で「マクロはミクロ」だから。
「私は世界」で「せかいはわたし」な様に
「それは等しく同じ」で そういうものである。
「 ふふ、「それを下らないものとする私」は 終わったのよ。」
だからやはり
"日常の普遍的なものにこそ神は宿る"。
いつからか根底にある「大それたことでなくともいい」という感覚はここから来ていて
「だからこそ日常が神性となり」
「器が神聖さを帯びるのだ」。
「 よし、これでオッケーでしょう。」
そしてまた「抜群のセンサー」にて「基準値に達した 部屋全体」を眺めて。
"浄められた空気"を吸い
区切りの標を 落としたので ある。
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