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23の扉 新世紀
創造の変化
しおりを挟む朝 目が覚めて世界に顕現すると
マシュマロ全体に広がる金色を 目一杯吸って。
「自分が 何処にいるのか確かめて」
少しずつ体を動かし
隣の温かな温もりが目覚めていることに気付いて
虚空のいろを 読む。
せかいは 今日 なにいろなのか
それを眺めながらも「隣が動き出す」のを感じて。
「いってらっしゃい」を 思う部分を感じつつ
返事代わりにサラサラと撫でられた額に笑い
自分もそろそろ起きようかと思った瞬間、
昨日イストリアに言われたいろが
「ポン」と浮かんで
「主が今日やること」が 自然と降りてきた。
「そろそろ 金の蜜がないそうだよ」
その 業務連絡は
紺色が美しいルシアの店からで
それならついでにこっちの分も創ろうと
朝から取り掛かかる予定を 思い出したのだ。
「 そうだった 」
しかし寝ると、一旦リセットされる為
大事な予定は虚空がきちんと知らせてくれて
「今日は「今日のいろ」で 創造ができる様になっている」。
「 そうね。 「今日の最適」は、 と。」
そうしてコロリと転がると、マシュマロに座り
少しだけストレッチをして体を伸ばしながら。
"まっさらな せかいを取り込んで"
一連の支度をすべく、先ずは羽衣をふわりと広げ
光を沢山 含ませたのである。
「 ♫ ぐ~る ぐる 」
ずっと前から金の蜜を創る場所は
何故だかミニキッチンではなく 長机の上である。
沢山の美しい石達
繊細な彫刻のブックエンドに挟まれた「象徴シリーズ」の本
白い乳鉢やガラスの道具
窓際からはみ出したハーブの鉢
セージの灰が収められた大皿。
長机には 沢山のものがあるけれど
その「真ん中辺り」には 何故かまじないコンロが設置されていて
「それなら」、といつだか思い付きで
奥にある「魔女っぽい鍋」を持ってきて置いたのが始まりだ。
そして
「いろんなもの」を入れながら
自然と創られたのが「金の蜜」
そう、「いつの間にか出来ていたアレ」だ。
実際「その創り方」は 全く変わっていない。
先ず 気分的に「水」を張って。
その中に「気の向いたハーブ」を入れて
「ただ混ぜるだけ」
だがその混ぜている間に「いろいろ」が練り込まれて
「そうなる」。
それが
「何故かは」
わからないけど。
まあ 「そういうものだから」「そうなる」んだろう。
「 そうね。」
気分的には「エローラの服に施す刺繍」と同じだと思っていて
「それに触れていてるから 属性が移る」
そんなものだと思って いる。
「 あ ~ 、だけど。 それをみんな、「飲む」もんね。 え? みんな「飲んでる」のかな? 塗ってる? かも ??」
「金の蜜」は所謂「蜂蜜」に似ていて
使い方は特定しておらず、受け手の自由に任せている。
いつだかパミールが「美味しい」と 言っていたから。
てっきり、「みんな飲んでる」と思っていたけれど
「美容にいい」や「癒される香り」とも言われているので
もしかしたらパックの様に塗っている人もいるのかも知れない。
「 フフ 」
そんなことを想像しながら鍋をゆっくりと掻き回していると
「その怪しげな様子」が ほんとうに魔女に観えてきて。
自分で 自分を 笑わせているのだから
なんだか燃費が良くて
一石二鳥?である。
「 うん、それで。 えぇと そうね。 それで 「ミクロとマクロ」が 「せかいと 世界と 私」で 」
そうして一頻り笑い終えると
「大きなメモ紙」から 情報を適宜取り込みながら。
気の済むまで、くるくると「水」を掻き回して
それが「蜜に変わる瞬間」を待つ。
「 ん?」
そう言えば
「変わったところはない」と思っていたが
混ぜている途中「やっていること」が少しだけ 変わっている。
「頭の中の 呟き」から
「壁に貼られた地図の読み込み」へ
それは確かに
「漏らしていること」から「読んでいること」へ
「少しの変化」と言えなくもないが
きちんと視れば「大きな変化であること」は 間違いない。
「 そう、ね。 」
始めは 「愚痴に近い呟き」
それが金の蜜の「ごった煮感」を出して
「水」が「質」を含んで「蜜」にまで成ったと思う。
しかし今は「すっきりとしたスペースから」
「適切な光を持ってきているから」、
それに深みが出て「蜜に成っているんだ」。
なる ほど ?
「 えっ 全然違うじゃん 」
今更ながら「その違い」に気付き 驚くけれど。
きちんと観れば 「それは驚く様なことでもなんでもなくて」、
「自然な変化であり 主の成長」
「進んできた道の過程の一部」で
「そこに含まれている 行為のひとつ」だ。
「 ふむ? でも そうか、 「進んできたら」。 「そうなる」んだ。 だから「それは自然」で 「そう成った」? と言える。 なるほどね。」
そして「その成長」と共に。
「然るべき質の変化」は 起こり
"蜜に含まれるもの"は純粋さを増して
「含んでいた澱」は「経験」に置き換わり
「糧になる様に働いている」。
それがきっと「一番の変化」で「大切な部分」で。
私は「それを届けたいから」、
地図を読み、「それに含ませているんだ」。
「 そう ね そうか。」
だから
「改めて観えた 自分の行動」を
更に上がって 上から観て。
「器の目」で観ている「地図」を意識しながらも
「その様子」を 観察していたのである。
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