透明の「扉」を開けて

美黎

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24の扉 クリスタル

金の家

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    ん?

  えっ
   そろそろですかね


   はい、ちゃんと聞きます うん

  ところで
   「さっきの」って 「悪い方の話」だった?


   別にそんな「悪く」はないんだけど

  「一般的に言えば」、 悪い方だよね??


    まあ 「次の話」聞けばわかるか


  はい、本部長
    私の準備はできてますよ ? ?



 しっかりと目が 合ってから。

しれっと「待ってました風」に、どうぞの目をしていたのだが
 私が何処かスペースへ行っていたのはお見通しなのだろう。

  ほうっと大きな溜息を吐いた彼は
 眼鏡をツイと直して何故だか私の正面に座る。

 そして テーブルの上にある、書類を一つ指すと
私に手を取る様、促しながら 再び立ち上がって部屋全体を回り始めた。

「   うん? はい。」

 それは「これを読んだら話す」という意味で
なにもいないが 素直に書類に目を通すべく、大きく「図」が描かれた一枚の紙に視線を落とす。


   青く 大きく広がる四つの

 だが「その四つの図」はに 読み取る前から「こたえ」を齎していて。

なんとなく「ソフィアのところで見た地図」を連想させるから、それがそうだとこたえ合わせをしながら
「四つの形」を各扉に合わせて 読み込んでいく。


    「ラピス」  「シャット」

   「グロッシュラー」 「デヴァイ」

 
 その、「四つの扉内にある 青い区画」であろう「かたち」は
各扉にある「私の場所範囲」を表していて
 「ラピス」の部分がこの間見たものと同じだから そうであると読み取れる。

 そして 「その他の三つ」も
 思ったより全然、「大きく」なっているから。

本部長がこの件を話すのだと予測できるわかるし、も自分の認識を新たにする為 じっと青い地図を見つめていた。




「それで。お前の範囲がこう広く及んできた事により、対策を練る事になった。」


    対策?

「   はい」

 突然「問題風」に始まった話に「?」を浮かべながら
彼の真意を読み取るために顔を上げて「周り続けている白衣」を 追う。

「癒しの為に受け入れる場所だけを拡大して行っても仕方がないからな。それとは別に、調査して困窮者へ貸し出す事にする。だがそれに当たり、「名目」が必要だ。それを、「公的に行っている」、という「しるし」だな。お前風に言うと。」

「   成る程?」

「それで「金の家」を作る事にした。」

「 ん?」

  それは 久しぶりに聞く「なまえ」だ。

「そうだ。察している様に、お前とあいつが、「金の家」。その補佐にレシフェを据える。まあ、補佐と言うか窓口だな。お前の所に直接、行く手段が無い様、する為だ。」

「    な るほど?  うん  はい  そうか  」


   なるほど「そう来たか」と 思って。


 「なんで」や「これはどうするの?」のいろんな疑問がスペースをくるくると回っているが、
「その どれも」は金色とレシフェのいつもの姿を思い浮かべれば、「なんてことないこと」が 容易に想像できる。

  そう、それは「通る実現可能な」のだ。

 、本部長が提案しているし
 これは「提案」だけれど「ほぼ決定事項」には違いない。


そしてまた「これ事案」は
 「勝手に決められたこと」ではなく
 「せかいが寄越してきたこたえ」で
「ここから先へ進む為のベストな道を、ステップの具体案」だ。

  そう、「だからそういう形になっている」、の手前版で
 「この提案を受けて通り」「最終的な結果へ導かれる」。


「    成る程?」

「それで公布にあたり、お前にも許可を取りたい。あいつ気焔が言うには、お前が了承すれば、他の場所も同じ様に「お前の範囲になる」と言っていた。…この意味が分かるか?」

「  うーん? 守りが入る、ってことですかね?」

「そうだ。癒しの場所とは違うから、誰かを弾く事は無いだろうが、「相応しくない者は借りられない」と言っていた。こちらでもチェックはするつもりだが、最終的には「お前のセンサー」?に、なる。」

「 あ  なんか。 よろしくお願いします。」

「「金の家」が復活する事に対しては。何か、ないか?」

「   「なにか」   」


  なにか?


 その ウイントフークの問いかけに対し、「自分」に問うてみるけれど。

「どの私」からも「反応」はないし、だからきっとこれは大丈夫な案件だ。
 なにより金色とレシフェという「本部長の完璧な采配」があるし
 そもそも「心配」を通り越したに「なにか起こる」ということはない。

それは 勿論「なにも起こらない」ではなく
  「なにが起きてもなんでもない」だけど。

 とりあえず「今 言うべきこと」はないと思って、コクリと頷き 次の話を待った。


「  ん? でも 次の話?ってあるのか?  「良い話と悪い話」、両方これで終わりました? 結局、どっちが どっちだったんだろ  」

「フフ、とりあえずどうぞ。」

「  あ ありがとうございます。」

 イストリアが支度していたおやつは とっくに私の視界に入っている。

だから 「丁度いい区切り」だと、お礼を言って手を伸ばし
一息吐く目的でサックリとしたクッキーを味わう。


 そうして「私が一息ついた」のを 場の全員が確認すると。

 徐ろに 「話」は始まり、
 は「自分が一息つかされた原因」を 
  聞くことになったので ある。








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