透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
2,039 / 2,047
24の扉 クリスタル

欲望

しおりを挟む

 さっき 
 自分で
 「それ問題を引き起こすこと」と 表現したけれど。


 確かに「私の役割」は「風を起こすこと」で

  そういう意味で言えばそれは正しく、
  「問題を表面化させる為に一役買っている」と 言える。


 そして 
 「それは起こった方がいい」とも 表現したけれど。

その理由は「私達は自分のやりたいことをやらずに先へ進むことはできないから」で
 その「やりたいこと」を引き出すのに、「高い光」
即ち「風を吹かす者」は 有効に働く。

 
 そう、「風が吹いて」「エネルギーを動かし」
  「物事が起こった」ならば。

  「事態」は「然るべき様に動いて」、世界に結果こたえを齎すからだ。


 だから そのスペースの真ん中に浮かぶ、
   "欲望"という文字を眺めながら

 「欲望」って
  別に 「悪いもんじゃないよね?」って
             考えていたんだ。



 
        "欲望"


  「欲している」
  「望み」


「   「欲望」。   「発露」、とは ちと違うし  ふむ。」

 まだ 本部長の話が始まらないのをいいことに。

 の「なか」では「絶賛欲望祭り中」で、
「欲望」ということばと文字が スペースをくるくると廻っている。


       ふむ。


 そして
 こんな風に「一つの言葉」を巡って意識を拡大してゆくと。

以前よりも「沢山の階層」が開き観えるものが変わっていて
 自分の段階も変化し 
より、「多重展開している」が感じられる。


  それは「多次元」「多階層」とも言えて
 「然るべき段階を踏みここまで来たから観える景色」で。

 それが 観えることにより、
 より世界で自分の役割が果たせるのが わかる。


   そう ね
         確かに。


   「欲望」   「欲望」とは


     以前は
 「なんか 嫌なもの」的匂いを醸し出していた「欲望」

   それが
  「色が着いていたから」
  「数多の私が 反応していたから」なのがわかるし

    そもそも「欲望」、自体は 
    なんも悪く ない

  その「方向性」よね


     えっと「発露」とは ちょっと違って?

  う~ん 「発露」は「ポッと燈る火」
     まあ「光」だな

   「あっ」ていうやつ

     だからそれは「生まれた生じた光」

    "ただ 生み出したもの"

    "純粋な光"で  うん


    


     そもそも「発露」は ここ世界じゃないもんね

  「せかい」にあるもの


    んで 「欲望」は。

   「矢印」?

     そうね「向いてる」もんね


   まあ「ただ 抱いているだけ」なら「あるだけ」だけど

  「欲して」
  「望んで」る、時点で「向いてる」もんな


    ちょっと「重力を含む」のよね
   なんか 「重さ」。


     そう、「せかい」では
   「矢印」「欲する」は ないからな

   「ぜんぶある」し 「もう持ってる」


  だからやっぱり「欲望」は  
   「世界物理次元」にあるもの で。

   僅かばかりの「重さ」「向き」「矢印」があり
  
    その重さエネルギー使
   それが 選択問題 なんだな 。



「  うん。 」


      ふむ。


 そう、こうやって「視てみると」わかるけれど。

今 のなかには
 「世界を把握する網目」みたいなものが広がっており、その中の全ては座標で表すことができていて。

    其々の「位置」「重さ」「大きさ」

 それで「世界」は畝り揺れていて、「欲望」は
僅かな重みと方向性矢印を持ち 「何処かへ向かうことで果たされるもの」だと わかる。


  多分 これ視界
  「コンピュータで「世界」を表す」のと 同じ様な「こと」で。

  その「対象」が「言葉」であれ「物」であれ
 「人間ひと」であれ、
 「存在在る」という「重さを持つもの」ならばなんでも表せる、「私の独自コンピュータみたいなもの」だ。


 そして そこに「発露」という言葉を入れてみると。

 空間は、ただ 存在しているのがわかる。

だから私にとっての「発露」は やはり「せかいにあるもの」であり「光の領分」、
世界に重さを齎さない「純粋な光」なのだ。


 そして また、その視点で世界を観てゆくと
 「欲望」というエネルギーを使い、人々が世界を歪ませながら自分の道を 構築して行っているのが わかる。


「   ふむ 」

   その「場」、
 「」が 存在する空間は
  「」が重ければ重いだけ「中心」に向かって凹んでいて 
 周囲の色々を引き摺り下ろし 道がどんどん沈んでいる。

  だが
 それとは対照的に「」が 軽い場合は。

 「その座標」は ぐっと盛り上がるにあるから、
 周りはそれを「なんだろう」、と見上げ

  自然と 吸い寄せられる様に
  「そこへ向かっている」のが わかる。


「   ああ  そう、か。」

 だから「同じ 欲望を持つ」の「在り方」「存在」「エネルギー」「ふるえ」が
 こういう風に影響するのか、と思って。

 沢山の「成る程」を感じながら
 「その景色」を色々試して、愉しむ。


 そう これは「私の中のシュミレーションボード」だから。

  「いろんな もの」「こと」「ことば」「ひと」に置き換え
  試し遊ぶことができるし
 「このボード自体」が
 "これまでずっと スペースにあったこと"にも。

  そうしているうちに 気付いたのである。






「    ぅうん?   成る程。 そういう、こと?」

 そう、それボードは「初めからあったもの」で
 ずっと使ってきた「私の感覚センサー」のなかみこたえ
 「それを視覚化しているもの」だ。


 「ボード」とは言ってもそれは「面」ではなく「空間」で
 上手く言い表す言葉はわからぬが
  私的に言えば「五感プラス第六感直感」の
  「世界とせかいを合わせた展開図」、それである。

 そして「これ」は
 「」で動いているから。

 「世界」にあるコンピュータAIとは違った原理で動いており、「自分のこたえ」を導き出すことが 出来るんだ。


「   ふむ。  そういうこと だよね。」

 だからそれも踏まえて
 くるりと自分視点を戻して。

 「いつの間にか 私を見ている眼鏡の視線」にニコリと応えると
  よいしょ、と座り直し
 話を聞く体勢を 整えたので ある。




 
  


 




しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

処理中です...