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24の扉 クリスタル
欲望
しおりを挟むさっき
自分で
「それを引き起こすこと」と 表現したけれど。
確かに「私の役割」は「風を起こすこと」で
そういう意味で言えばそれは正しく、
「問題を表面化させる為に一役買っている」と 言える。
そして
「それは起こった方がいい」とも 表現したけれど。
その理由は「私達は自分のやりたいことをやらずに先へ進むことはできないから」で
その「やりたいこと」を引き出すのに、「高い光」
即ち「風を吹かす者」は 有効に働く。
そう、「風が吹いて」「エネルギーを動かし」
「物事が起こった」ならば。
「事態」は「然るべき様に動いて」、世界に結果を齎すからだ。
だから その真ん中に浮かぶ、
"欲望"という文字を眺めながら
「欲望」って
別に 「悪いもんじゃないよね?」って
考えていたんだ。
"欲望"
「欲している」
「望み」
「 「欲望」。 「発露」、とは ちと違うし ふむ。」
まだ 本部長の話が始まらないのをいいことに。
私の「なか」では「絶賛欲望祭り中」で、
「欲望」ということばと文字が スペースをくるくると廻っている。
ふむ。
そして
こんな風に「一つの言葉」を巡って意識を拡大してゆくと。
以前よりも「沢山の階層」が開き観えるものが変わっていて
自分の段階も変化し
より、「多重展開している実感」が感じられる。
それは「多次元」「多階層」とも言えて
「然るべき段階を踏みここまで来たから観える景色」で。
それが 観えることにより、
より世界で自分の役割が果たせるのが わかる。
そう ね
確かに。
「欲望」 「欲望」とは
以前は
「なんか 嫌なもの」的匂いを醸し出していた「欲望」
それが
「色が着いていたから」
「数多の私が 反応していたから」なのがわかるし
そもそも「欲望」、自体は
なんも悪く ない
その「方向性」よね
えっと「発露」とは ちょっと違って?
う~ん 「発露」は「ポッと燈る火」
まあ「光」だな
「あっ」ていうやつ
だからそれは「生まれた光」
"ただ 生み出したもの"
"純粋な光"で うん
どちらでもない
そもそも「発露」は ここじゃないもんね
「せかい」にあるもの
んで 「欲望」は。
「矢印」?
そうね「向いてる」もんね
まあ「ただ 抱いているだけ」なら「あるだけ」だけど
「欲して」
「望んで」る、時点で「向いてる」もんな
ちょっと「重力を含む」のよね
なんか 「重さ」。
そう、「せかい」では
「矢印」「欲する」は ないからな
「ぜんぶある」し 「もう持ってる」
だからやっぱり「欲望」は
「世界」にあるもの で。
僅かばかりの「重さ」「向き」「矢印」があり
それが何処を向くか
その重さをどう使うか
それが 選択 なんだな 。
「 うん。 」
ふむ。
そう、こうやって「視てみると」わかるけれど。
今 私のなかには
「世界を把握する網目」みたいなものが広がっており、その中の全ては座標で表すことができていて。
其々の「位置」「重さ」「大きさ」
それで「世界」は畝り揺れていて、「欲望」は
僅かな重みと方向性を持ち 「何処かへ向かうことで果たされるもの」だと わかる。
多分 これは
「コンピュータで「世界」を表す」のと 同じ様な「こと」で。
その「対象」が「言葉」であれ「物」であれ
「人間」であれ、
「存在」という「重さを持つもの」ならばなんでも表せる、「私の独自コンピュータみたいなもの」だ。
そして そこに「発露」という言葉を入れてみると。
空間は歪まずに、ただ 存在しているのがわかる。
だから私にとっての「発露」は やはり「せかいにあるもの」であり「光の領分」、
世界に重さを齎さない「純粋な光」なのだ。
そして また、その視点で世界を観てゆくと
「欲望」というエネルギーを使い、人々が世界を歪ませながら自分の道を 構築して行っているのが わかる。
「 ふむ 」
その「場」、
「個」が 存在する空間は
「個」が重ければ重いだけ「中心」に向かって凹んでいて
周囲の色々を引き摺り下ろし 道がどんどん沈んでいる。
だが
それとは対照的に「個」が 軽い場合は。
「その点」は ぐっと盛り上がる高いところにあるから、
周りはそれを「なんだろう」、と見上げ
自然と 吸い寄せられる様に
「そこへ向かっている」のが わかる。
「 ああ そう、か。」
だから「同じ 欲望を持つ個」の「在り方」「存在」「エネルギー」「ふるえ」が
こういう風に影響するのか、と思って。
沢山の「成る程」を感じながら
「その景色」を色々試して、愉しむ。
そう これは「私の中のシュミレーションボード」だから。
「いろんな もの」「こと」「ことば」「ひと」に置き換え
試し遊ぶことができるし
「このボード自体」が
"これまでずっと スペースにあったこと"にも。
そうしているうちに 気付いたのである。
「 ぅうん? 成る程。 そういう、こと?」
そう、それは「初めからあったもの」で
ずっと使ってきた「私の感覚」のなかみ、
「それを視覚化しているもの」だ。
「ボード」とは言ってもそれは「面」ではなく「空間」で
上手く言い表す言葉はわからぬが
私的に言えば「五感プラス第六感」の
「世界とせかいを合わせた展開図」、それである。
そして「これ」は
「私の眼で観た世界の情報とせかいの理」で動いているから。
「世界」にあるコンピュータとは違った原理で動いており、だから「自分のこたえ」を導き出すことが 出来るんだ。
「 ふむ。 そういうこと だよね。」
だからそれも踏まえて
くるりと自分を戻して。
「いつの間にか 私を見ている眼鏡の視線」にニコリと応えると
よいしょ、と座り直し
話を聞く体勢を 整えたので ある。
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