透明の「扉」を開けて

美黎

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8の扉 デヴァイ 再

向こう側の世界

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気付いたことが あるんだ。


 「交わりあの時

 融けて  いる  時。


 沢山の 澱が  浮かぶ中で。


時折
 ふと 湧いてくる 「死」という いろ


それは。


   「殺されるのでは ないか」という 錘



未だしつこく 私達にこびり着いた

 「念」「重さ」「シミ」「重力」の様な 

    強力な もので。


でも だって  なんだ


 その、「生命を 生み出す」という 行為

 それにより 「殺される」


 それを 経験する した してきた 

           と   いうことは。


その 「矛盾」と  ずっと ずっと

   向き合ってきた  「いろ想い」の行き場は。





 交わりそれ以外でも。

 「用意できているか」「持っているか」
 「きちんと対応できるか」
 与えられた 仕事 役割 それを 
 「望まれた通りに こなす」

 そうで なければ。

 いとも 「簡単」に。

  奪われていた 命

  沢山の  小さな  光

 
 「誰か」の 「なにか」の 

 「顔色を窺わなければ」生きられなかった 光



そんな 小さく 埋もれていた「いろ」すらも。

 上澄みが剥がれてゆくに 従って

 どんどん どんどん   浮いてくるのだ。



 そんな 「小さな光」達を 見て

 思う

 「どんな 小さな光 も。「安心」「安全」で

  優しさの中 在れます  ように。」


私の「神域」の 大きな木を見て 祈る。

 自然と 合わさる手

 私の 「祈りかたち」。

それは 手を合わせるだけじゃ なくて。

やはり 「在り方」も。

 「そう で 在ろう」と  思うのだ。


 いつ でも  どこ でも

 なに をも 「真摯に」行い

 「祈る様に 生きて」。


 「全てを 光に変えて ゆくこと」


 「生を 祈り」に。

 「祝福」に  「恩恵」に。


まず 私が 出来るところから 祈って。

「そう 在る」と。

思うので ある。




だから 結局。

私の 「ぜんぶ」は。

きっと 未だ戸惑って いるのだと思う。


 「本当に」「本当に」  「いいのか」


 「また 騙されているのでは」
 「また 裏切られるのでは」
 「また。  最愛の人に 殺されるのでは ないか。」
 「また ゴミの様に 殺されるのでは ないか。」


その時代とき     その時々で

 様々であった 「慣習」「風習」「因習」


しかしそれは。


 「ぜんぶ」に対して

 「それ」は 「危険」

   「危ない」「いけない」


   「決して。信用しては ならない」

 そんな色を  刷り込むには 充分過ぎる ことで。



 「殺される」とは 「生存本能」に直結する 事態

 そう 「肉体からだ」に 刻まれている

 「生き物」としての 「本能」だ。



 「危険を避ける」こと

 それは 当然のこと なのである。







チラリと浮かんだそれの深さに、溜息を吐いて上を見上げた。

 やっぱり なんだ な


「その色」に 「気付いて」は いたけれど。

、深いんだ…………そりゃ、しつこいよね…………。」


でも。  これ、どうやって 流すんだろう ??

「もう、体に「組み込まれてる」系の、話じゃないの、これは………。」

「いや。それは刷り込みであろう。捻じ曲げられてはいるが、「本来」は違った筈だ。」

「えっ、そうなの??」

、そうではなかったと思うがな。」

「ふぅん?」

「まあ、なにしろ「流す」よりはまず「癒す」「満たす」事だろうな。解さねば、到底太刀打ちできまいて。」

そう言って、ニヤリと私を撫でる手付きは優しい。

しかし、それ以上詳しくは話す気のない金色
やはりこれは自分で考えろと、いう事か。


 えっ でもこれ 「考えて分かる」系の はなし??



でも 前も思ったけど。

 「歴史は 捻じ曲げられている」し

 「本や記録も 完全に信用は できない」。


やっぱり、私が自分の目で、色んなものを見て確かめて。

その中から選び取り、進むしかないんだ。



「あれ?でも?…………ふむ?」

「時は 繋がっていない」「跳べる」
「前より 自由」だと。

それも、思った筈だ。


 然らば?   うん ん???


「そのうち、「やって来る」のか「私が跳ぶ」のか。どう、なんだろうなこれ………。」

しかしなにしろ「事実を見る」事よりも「自分の中の澱を流す」、それが私の優先事項だ。

 それに。なんか。

 「全部 流れれば  見える」?

そんな気が、しなくも、ない。


「ふむ?」


そんな 私の 頭上を。

 くるくる   ぐるぐる と

   回り  廻る  カケラ たち


 その 中に。

 見えるは「殺される」以外の。

 しかし 「生命の危険」を感じる いろ

それは? なん  だ  ろう か。


じっと、目を凝らしてようく、見る。

「ああ、かも…………ね。」


 何処かで 見た  それ

          その いろにも  やはり。

 「憶え」が あるんだ。


 それは 深く 暗く  まるで
 私の 「混沌の鍋」の 様な  いろ で。


 「迫害」            「弾圧」

   「差別」  「選別」    「区別」


 「異端」「奇異」と。

誹られ 罵られ  消えていった  私達ひかり

 
そして 齎された  カケラの 「いろ」は。

その 中には。


   「消えた歴史」「消された歴史」


 「見えないものとの 繋がり」

   「向こうの 世界」

 「可能性の否定」  「繋がりを 断ち切る」

    「輪を  散り散りに」

  「物質主義への 移行」


  「消さなければならなかった それ不思議」 。



ああ でも  やっぱり。

   なんだ



 「知っていたから」「故意に」

   「消さなければならなかった」

 「残しては 支障が出る」  



 それは やはり。


 「見えなくとも ある」からなのだろう。

それを 知っていたんだ。

誰か なにか 「それ不思議」を 消した

 その 「流れの一部」達は。



「…………うーん。」

もしかしたら
 あの、未知の練度の高い光 なのか。


パッと浮かんだ その考え
 だからこそ。

「そうなのかな」と 思うけど。


「ま、選択肢の一つ、ってことだよね………。」


しかしきっと、今無理に外に出て「探しに行く」のは悪手だ。
それはなんか、わかる。


「………ふむ。そのうち、「登場する」のか、なぁ。」

なにしろ それに。

「私が」「まだ」「出たくない」。


それなら それ が   一番 なのである。



「うん、とりあえず「自分を満たす」、のよ。えっ、ぁ   」

瞬間 フワリと抱き抱えられて、焦りと共にジワリと 滲む。

「 ぁっ  」

気まずい私
 しかしそれを解って 彼は私をそのまま。

マシュマロへ運んで 「ポン」と
その上に置いた。


そうして その、美しい瞳は 「どうする?」と
無言で問い掛けているけれど。

それは少し 狡いと思うのだ。
うん。


精一杯の反抗として、無言で「プイ」とそっぽを
向いて みたけれど。

やはり、そんな抵抗は 通用せずに。

フワリと 大きな影が 私の視界を遮ったので ある。


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