透明の「扉」を開けて

美黎

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8の扉 デヴァイ 再

超えて行くこと

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私は

 自分のことを 「可哀想」がる つもりも無いし

 実際 「可哀想」だとも思っていないけれど。



 「殺される」という 

 「実際」の「恐怖」を 刷り込まれた 肉体物質としての歴史

 「そちら側」で 生まれてしまった「今」




だから 余計に。

それを流すのが 難しいんだと 思う。



「別に。思うところは、ないんだけど。」


大きな乳白色の木
その 天辺に「ある」白いカラス。

それに向かって 「なに」ともなく。
ただ「浮かぶこと」を 口に出していた。


私にとって「口に出すカタチにする」と いうことは。

 「整理する」「くっきり はっきりさせる」
 「押す」「先に進ませる」

そんな意味合いも 持つからだ。



   「新しく 大きく聳え立つ 山」

けれども 「超えられるから」「ある」「それ」。

「今」「そうではない殺されない」こと。


だから きちんと「今」に 在って。



「やっぱり…その、「裏側」とか「足元」?「背中」??その、「見えない側」を、知れば、また「取り込めば」。多分、超えられると思うんだよね…。」

「知るからこそ」「知ったからこそ」許せる 流せる

そういうことも あると思う。


結局
私はきっと 「知りたい」んだろう。


 「何故」「消されなければ ならなかったのか」

 「どうして 」「なんで」

その 「こえ」が。

 まだ 「なか」に残ってるんだ。




「言い分」なんかは 無いのかも 知れない。

その 「練度の高い 別の光」なのかも知らないし
もしかしたら ただ 「恨み辛み」が 練り上がったものなのかも。


でも。

 「わけ」を 知れば。

きっと 進めるんだ。  多分 だけど。



 だから やっぱり  「知ること」

 それが 大切なんじゃないかな と 思うのだ。




 「何も知らずに ただ 真っ直ぐ 進むこと」

 「知り 「その色」を 持つからこそ 進める道」

それはやはり。

 「違う」と 思うから。



「ふむ?まあ、も。「選択」、だよね………。」


 そう 結局。

「どちらを選ぶか」それだけでしか、ないのだ。

別に ただ突っ走るのも アリ
 そんな時も 多いし

でも 「今」は。

「カケラが、また舞い込んでくるのか。私が歩いていれば道で足に当たる、のか。ま、とりあえずだけど。」


ぼんやりと見上げるカラスは飛ぶ事はなく、「いつかはきっと飛ぶ」事を知っているけれど。

きっと それも「まだ」なんだろうと 思うのだ。




そんな、中。

 私の 目の前で まわる は

  くるくると  光る「物語」 たち


私の 好きな  「好きだった」

 これまで 見てきた   読んで きた

 沢山の  ドラマ


  「恋愛」  「冒険」   
               「戦闘」

     「終末」    
            「歴史」

  「推理」          「下克上」

    「友情」     

         「日常」

    「学校」       「仕事」



沢山 沢山 あるけれど。

 「今」読むなら。

 どれだろうか。


その、テーマひとつひとつから派生する沢山の「物語」

でもきっと 「今の私」が読みたいのは 確かに。

 「ハッピーエンド」で。

 「みんなが 幸せ」「平和」

 「ちょっと不思議」「世界の美しさ」

 「魂の 美しさを描いた もの」

 「「自分の道理が 通る 世界」」。


「自分の道理が通る世界」と いうのは
言い換えれば
「基準」が同じ人が集まる、ということである。

強制では ないけれど

「優しく」されたら 「優しく」したい

「微笑まれたら」「微笑み返す」

そんな 世界。


 でも 実際「外」は 「身分」や「慣習」「ルール」があって

 「そう」ではない 場合も多い。


「何も、難しい事じゃないと思うんだけどなぁ…………。」


  「笑顔」に「笑顔」で 返す

しかしそれはやはり「満たされていない」と難しいのだろうし、「満たされないのが 普通」である世界から見れば。

「異質」「偽善」「怪しく」見えるのかも 知れない。



「うーーーん?何に悩んでるのか、分かんなくなってきたな??てか、悩んでるんだっけ??」

 あ そうそう

 読みたい「物語」の はなし じゃ なかった?


多分 私が 「今 読みたい」のは

 あれ   かな …………



主人公が 「運命を受け入れ 戦う」みたいな 話

ざっくり言うと、そんな「物語」だ。


 「戦い」は 要らないんだけど
 「運命を受け入れる」程の 感じでも ないんだけど

でも。
きっと。


 「私の 道」を 「そうなんだ」と

 ただ「受け入れて」

 「できる」「やれる」と知っても いて

 その「才能」を「生かし」 着々と進んで行く

  それも 潔く。

 そう 進む 「その姿」が。

 見たいのかも 知れない。



「   ふむ」


    「私も そう なりたい」



そう 思う。

 「なれる」と「やれる」と けど。


 


「なんだろうな、また この「踏ん切りがつかない」様な、感じは…………。」


 「受け入れろ」と。

「知った」

 「私は 森 で 豊かで 創造 して」

 「生み出し 循環させる」「夜から 朝へ」

 「送り手」「運び手」「指揮者」「見守るもの」

 「そう なんだ」

そう  「わかった」筈だ。



でも。  

未だ スッと「落ちてこない」ということは

「まだ」なんだろう。


「その時」は 必ず 来るんだ。

多分 「満ちれば」。



 「    うん。」


それ満ちる」が 「いつ」かは分からないけど

そもそも焦ってどうなる問題でも ない。


「それに。、できることってそんなに無いんだよなぁ…………。」

これまでの、経験から言って。

 「その時」は 「突然 やって来る」から。


「うーーーん。ならば?とりあえず、「美しいもの」を、眺めるのみ、よ。」

そう言ってくるりと回り、ここ、神域の美しさを改めて目に 映した。



、私も欲しいなぁ…………」

いつの間にか、慶の手にある「宝珠」
あれはきっと物凄く純度の高い、クリスタルの珠じゃないかと
思う。

遠くに舞っていても輝く その光

 キラリ  キラリと 私を呼ぶ虹。

「欲しいな………」

すると、パッと手に現れた「宝珠それ
確かに眩しい程に光るそれはなんだか全ての願いが叶いそうな、ものでも ある。


「   う わ 」

 綺麗。

 こんな が みんなに  あれば

  もっと  もっと 「世界」が 「満ちれば」。


 やっぱり思う「全てに 光を」。

 それぞれの光が 彩る せかい。


「………なん、か。それが、普通になると、いいんだけどね………。」


 私が ここから出たくないのは いい

 けれども  「みんなが」。

 同じ様に 「安心」「安全」な 「場所にあって」

 「笑顔」で 輝いて いる。


で、ないと。なんか…………私が、安心できない…………。」


その時。

「シャラン」と 鈴が鳴って 「それ」が「あの鈴だ」と 解る。

そう、それはいつからか慶の手にあった沢山の鈴が付いた楽器で
「あれで シャンシャン舞ったら 楽しそうだな」と。

私がいつも思っていた、それだ。


「 え   ゎっ   凄  」

珠を見ながら ぐるぐる、ぐるぐるとしていた私が、顔を上げると。

「えっ、なんか  シャボン玉、みたい??」

慶が手を振り、そこからあの宝珠が大小飛び出して
この空間を舞い始めているのだ。


 真っ白な 空間に 虹色に光る 幾千の珠

  それは シャボン玉の ようで

 しかし  しっかりと「光」を 持つ

  「チカラ」の込もった  「カケラ」だ。



「 なんの。「カケラ」、なんだろうか。でも、綺麗………。」

なんと言っていいか、わからない。

泡の様に軽く舞うその光は、何故だか「私のカケラ」なのは、解って
それを慶が「変化させて」飛ばし、私に景色それを見せてくれているのだ。


 そう

 「依るも  できるよ こんな風に」。


 そう、言っている 様に。



「  だよね…………。うん。なんか。 ホントに、ありがとう。」


悲観する事なんて、ない。

「どうすればいいのか」は、全く 解っていない。

でも きっと

 「私の道」が ならば

 「流れて」いれば

 「止まらなければ」。



「そう、即ち。様に、できている のよ。」

 鮮やかに光る 虹の珠の 中を走り

 くるくると 回って。

「久しぶりに回る、かも。」

そう言って、手のひらで受ける光を映し
そこに映る、虹を掴んで。

また、顔を上げ美しいここ神域を目に映し
ただただその「美しさ」を味わって、自分の中に 取り込む。

 そう ただ 「受け取る」こと

 私に 降り注ぐ 光を。
      そのまま 沁み込ませる こと。


私の 「課題」は。

きっと「導きに対して」「疑問」「疑い」「不安」を持つことなく

しっかり 地に足付けて  進むこと。


それも、言われたんだ。
確かに、そうだと 思った。

すぐに「疑い」を持ってしまう私、でも「それ」が本当だとも。
知っている から。


「なにしろ、進むべし。いや、まだここからは出ないんだけど。きっと、ぐるぐるもするんだけど。」

 でも  「自ずと 時は満ちる」。

 それも 知っているから。

何度も 何度も繰り返して。
シンの言った様に、「練習」して 昇って ゆくんだ。



「さて?じゃあ?……………うん、寝よう。」

ふと、自分の体調を省みると
正直身体は、睡眠を欲していると 思う。

だが、あれ金色が側にあると。


「いかん。」

とりあえず 帰ってくる前に。

 寝てれば。 
 大丈夫、多分。

そうと決まれば。
パッとマシュマロへ走り込んで、羽衣を被り目を閉じる。

そうして私は、「寝よう寝よう」と逆に。

案の定 「寝られない沼」へ ハマっていったので、ある。

うむ。
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