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5の扉 再びのラピス 森へ
すり合わせ
しおりを挟む「あのね 」と、話し始めてから。
少しだけ眉を動かした彼は、何故だか無言でヒョイと私を抱え 左側の扉を開けた。
そう 宇宙空間の扉だ。
うん?
えっ なん で 。
時は まだ午前中
日も高い いや 寝室はいつでも 夜 なんだけど。
しかし、その 意味を知るのはすぐで。
一度、 金色を流し込まれてからは
どれだけ自分の中の いろが。
自分の色から塗り変わっていたのか 知る事となったので ある。
「ふむ?」
全身 きんいろ に染められた 私
しかし 胸の真ん中 は。
未だ ちょっとだけ やや 少し
ほんのり 微妙に モヤモヤしている。
こう、なってみると彼が何故 ここへ連れて来たのか
どれだけ自分が 逆戻りしていたのか
「古い色」に塗り替えられて いたのか。
わかった、私はしみじみと自分の「なかみ」を確かめながら その変化を観察していた。
確かに。 これまで
ずっと? 癒されて 自由で
誰も いなくて 私の好きな 色だけで
ずっと過ごして いて。
「 ぬるま湯? いや、ちと違うか?」
だって ぬるま湯が悪い訳じゃ ない。
人に癒しは必要だ。
「 自分だけの いろ ?」
それも別に、いい。
なんなら その方が いいってこと だよね??
「自分色100%」、なんならそれで
全員解決、そんな感じは する。
どんな色も 入れたく ない?
見たくない?
感じたく ない?
「ふむ?」
それは ある。
ぶっちゃけ 正直 言うと。
ゆっくりと私の体を撫で始めた、その手に気付いて金の瞳を無意識に 見る。
うん 。 この色 だけで いいんだけど
それも なんか うん
「合ってる」 けど 「違う」 ?
だって 「何色をも 含みたい」のに??
なんで 嫌
ああ、そうか 「嫌だと思ってるから」
でも。
「外に嫌な色がある」のは 「事実」でも あるよね?
「ふむ?」
くるり くるりと 色を変える金の瞳
私の頭の中の 動きに合わせて。
暗色と 明色、私の好きな色とそうでもない色
それをくるくるとキラキラ、光で回す 彼。
えっ どう やってるの それ
でも 「綺麗」 だ な ?
「ふーーむ?」
そう。
「どの 色も綺麗」なのは 本当
なんとなく 「嫌な色」があるのも 本当
でも「本当はみんな綺麗」なのも。
本当 なんだ。
「 ぁーーーー。」
自分の中で起きていたすり替えに、納得がいって 張りのある頬を撫でる。
ふむ スベスベ しっかり
なんか 私より スベスベ して ない?
「それは無い。」
「う、うん。」
何故だかきっぱり、そこだけ返事が来て少し笑う。
結局。
みんな 「光」 今は エネルギーゲームを
していたとしても そもそも それは「遊び」なんだ。
だから私は それを 見てればいい だけ
参加しなければいい だけ。
「ふむ。」
結局これまで溜め込んでいた澱を。
私はまた、被ってしまうと 思っていたんだろう。
「見るだけで」、影響を受ける 自分
しかし それも 変えていかねばならぬこと。
「ふむ、視点を変える、のか。」
そう、自分でよく言う、それである。
みんなは 「可哀想」とか
「辛い」とか 「争ってる」んじゃなくて。
「遊んでる」のよ。
そう 「やりたい」の。 「それ」を。
まだ 「鮮やか過ぎる色」を 楽しみたいんだ。
「うん。」
納得はしたものの、自分の真ん中に居座る 一抹の不安に私は気付いて いる。
じっと、正面の瞳を見据えながら 頬を撫でていた手をピタリと 止めて。
両手を 挟む様に 頬に当て
少しだけ面白い顔になった この人に和みながら
自分の奥へと 入って 行く。
ふふふ こうして 潰しても ふふふ
面白い けど
まだ カッコいい のは。
反則 では ないのか うむ
あーー めっちゃ鼻高い なーーー
うっ その目止めて?
ちゃんと 考えては いる のよ うん
でもな? まだ?
なにが ??
ふむ? ある のか 私の 奥に。
スッキリしない、胸の内
何が挟まっているのか分からないモヤモヤ感。
大分小さくなってきたモヤモヤだから、余計に見えそうで 見えないのだ。
「外」 「嫌」 「嫌な色」「エネルギー」
「それ 受けない」「関係 ない」
「出ること」自体、は 問題無い
「どこ」 それか?
「ラピス」「シャット」「グロッシュラー」
「デヴァイ」
どこも それなりに混在している 色
特にどこが どうとかは ない な ??
「そう あることを 赦す」それは私が最も
そうありたいこと そうなりたいことでも ある。
それを ? 「赦してない」の ??
確かに。
「世界」は 変わるだろう。これから。
でも「すぐ」には変わらないんだ。
時間は、かかる。それに、まだ遊びたい人だって いる。
そして私は 「排除」じゃなくて「共存」したいんだ。
だから 私は「我慢」じゃ なくて
「受け入れる」「赦す」「どちらもそうあること」
「侵さず 侵されない」 ?
「 ぁっ」
すっぽりと、自分の中に入り込んでいた私の身体に 刺激が くる。
う ん ?
珍しく ぐるぐるを邪魔した彼に驚いて、パッと顔を上げた。
どうした の?
声に出さずにそう尋ねた、私をじっと見て。
やや 「仕方の無い目」をした彼は
優しい声で こう言っている。
でも そう 手が動いてます けど ?
「この頃、お前に囁いているものが、あったろう?」
「 うん?」
囁いて いる ? もの ?
「 ???」
くるくると頭の中を回る「?」、彼の言うそれはきっと 「もの」ではなくて私に来ていた ヒント、啓示の筈だ。
えっ
なんか あったっ け ???
いや あるのよ、それは 色々。
でも。 それは どれ なのか
いやしかし 正解など。 ないから して
「私の思う」、「それ」は。
「なに」か。
月 護り ヒント
最近 更新
みんな? 光 網
地球
ハート 森
空気 風 泉
散歩 いや待て?
もうちょっと 焦点 どこ だ ?
しかし、「いつもの私」を反芻しているうちに、自分の中が大分凪いだのが わかる。
「ふむ。」
新しい ヒント
ポンと降って来た それ
それは「いつもの私」ではなく 「最近の」「なにか」がこのぐるぐるを解くキーワードだと 言っている。
これって みんな? 私の中の ひかり が。
「ポン」って ヒントを寄越しくれてるんだ よね??
胸に手を当て、別の手が足を撫でている「応援?」も 感じつつ
みんなからの声を受け取って。
「補強」された 私の軸
そう それは センタリングポイント
それを ポンと 踏んで。
「光の 奉仕」
「 ぇっ」
それ?
でも。
そうなんだ。
それは いいとして 「光の奉仕」って
どういう こと ??
確かに、この頃私の周りをキラキラと回っていた
新しいキーワードの、中に。
「光の奉仕」は ある。
「てか。「光の奉仕」って。 なに。」
これ 考えてわかる やつ ?
無意識に見つめる金の瞳
それは いつもの色を 宿していて。
「 あ ?」
そう、この目。
この いつも「結局 お前の答えは これだろう」って いろ。
「真っ直ぐ 進むことだけ」
「そのまま そうある だけ」
そう、その色 なんだ。
「 えっ、いや? うん? 待てよ ???」
いつも通りの 私 ?
うん、いや それはできる けど。 ??
それを どうするのか。
それがイマイチ、掴めない。
待て待て しかし 私は「いつでも新しい私」
「更新していて」「なんでもできる」のよ。
「ふむ。」
絶対。 こたえは。 あるんだ
落ちてる きっと 「目の前」に。
じっと、金の瞳を見つめたまま 考えるのを止める。
多分ね。
この方が わかる なんとなく だけど。
この人が、教えてくれる訳じゃ ない。
さっきヒントはくれたけど 基本放置の 私
でも ごちゃごちゃ ぐるぐる 考えてる よりは。
多分 この、「真っ直ぐ過ぎる」美しい色
でも 見てた方が。
こたえ は 「ポン」って 降りてくる
ものなの よ。
これまでずっと 走ってきた 経験
培ってきた 自分パターン サイクル ルール
とことん ややこしい事には 向かない 性格。
細かい けど しつこい けど
ネチネチと 考える けど
そう 「本質は 愛」、私が求めるのは
「本当のこと」。
それに対して しつこいのは。
ある意味 当然 最も 大切なこと。
金の瞳に 浮かぶは ただどこまでも美しい いろ
私を全面で受け止めてある いろ
「それでいいのだ」と。
無言で そう ある いろ。
「 有り難い な 」
あ?
うん?
でも。
そういうことか。
その、「こたえ」がふっと 降りてきた事で
嬉しさと暖かさ、喜びと納得
そしてなんだか 悔しい 気持ち。
だって
いつだって この 美しい いろに。
教えられるんだ わたしは。
その 「在り方」で。
その 「美しさ」だけで。
「そんなの、悔しいじゃないか。私だって、できるもん。」
「ハハッ」
珍しく声を出して笑う彼が、カッコよくてまた いけない。
「て、言うか。「その 中にあって 「ただ光る」」、そういうこと だよね?」
「まあ、そうであろうな。それこそ、「光の奉仕」。」
「 確かに。」
わかる。
だって
この 人が
どこにいたって
どんな 闇の中に
暗色の中に 在ったって。
「光って。 みんな、そこを目指す。いや、吸い寄せられる? うん?本能的に 歩く、よね。」
あ。 そう か。
いつかも シンが 言ってたんだ。
「あの光は お前だ」
そう、真っ暗闇 どこが何かもわからない、黒の中で。
ポツンと ある 点
ほんの僅かな 光。
それでも。
「見える、もんな 。」
そう、「嫌」とかなんとか、「侵される」とか「見たくない」じゃ なくて。
私は 「そうある もの」
「ひかりで あればいい」だけ
特別な事は なにもない
どんな時でも
ただ自分の真ん中に 立って。
「そこに ある」それだけ なんだ。
「えっ、これって。でも どういうこと なんだろうか。」
そう
「状況」は 全く変わって いない。
変わったと すれば 「私の心持ち」それだけで。
「やる気」「行く気」「できる気」に なった 私
「??? 」
「それはお前のコンパスが。真北を向かなければ光らぬと、そういう事だろうよ。」
「 なる ほど ?」
チラリと、「よく わかってる色」を見て。
成る程 と 思いながらも 出てくる
「私だって できるもん」色。
悔しく思いながらも、でも それをまたバネにして進める自分をそっと褒めて。
また 進むんだ そう 真っ直ぐに。
「えっ、でも。それって、なんか面白い ね?」
「そうであるな。」
新しい発見、共に進む色
全てを受け止め 私を映す いろ。
「ふむ。」
なんか 不思議。
そうしてとりあえず
私のぐるぐるならぬ、くるくると回る コンパスの針は。
この 美しい色を 沁み込ませ 堪能しようと
程良く硬い、その腕を 撫で始めたので ある。
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