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5の扉 再びのラピス 森へ
私のコンパス
しおりを挟むくるくる
くるくる と まわる
金色の ひかり
星の キラキラ
矢印の かたち 。
それが きちんと 真北を向いて。
しっかりとその方向を示した時だけ
ひかるんだ
「そう それが お前の進む道だ」って。
「ふーーーむ?」
でも。
なんでなんだろうか。
「私は 無限へ 宇宙 へ 」行く、「私の中」へ
旅立つ 予定 だったのに
「現実の中の 外」へ?
てか 実際 それは
「現実」「夢」「世界」「せかい」
その区切りは 違いは 。
混乱してくる頭の中、しかしそれは私の「準備が まだ」を指し示すものでも ある。
「ふむ?」
「ふぅん?」
「あっ、ちょっと待って。」
今 いいとこ だから。
なんか ヒントが きそう だから。
「私」 「宇宙」「無限」
「自分の中」 「外」 「内」
「異色」 「全ては エネルギー」
「ん ?」
やっぱり ?
私が まだ。
「内と外」「世界と私」
それを 一つにして ない って。
「こと、だ ?」
確かにこんな、「イヤイヤ病」になっているうちは「ひとつ」とは言えないだろう。
そこに 「そうある」「認める」全部が「まるっとひとつ」、
それが出来てからじゃないと。
「ふむ?即ち、「私と宇宙」の「まるっとひとつ」に 取り掛かれない、そういうことか 。 ?」
「まあ、そうであろうな。なにしろそう、急ぐ事はない。ゆっくり、着実に。お前のペースで進めば良いのだ。」
「 うん。」
なんだか 饒舌だな?
そう、思いながらも嬉しくなって 再び胸に顔を埋める。
その安心の胸の中でもしかし、私の頭の中にはくるくる くるくると。
まだ、行く先の定まらない コンパスが回っていたんだ。
「 んん?」
どうやら、うたた寝をしていたらしい。
気が付くと金色の姿は既に無く、私は一人
宇宙空間の真ん中に。
フワフワとマシュマロで 航海中である。
ふむ?
いや? さて? しかし。
少し、スッキリとした頭。
しかしすぐに蔓延り始めたモヤモヤの原因を探そうと 渦巻く鈍い色の中にポンと光のコンパスを投げ入れる。
きっと、この靄を抜け 私の納得いく方法、落とし所が 見つかれば。
このキラキラコンパスがピッと真北を向いて 光り始めるに違いないんだ。
そうして眺める 宇宙の渦
心なしか 鈍い光の星屑
濁った暗色の渦はやはり あまり遠くまで
この紫紺を見渡せはしない。
さて はて 私は 一体「なにが」。
そんなに 「怖い」ん だろうか。
改めて考えてみて、解ったけれど。
私の中にある思い、色は「嫌」と言うよりは「怖い」に近い。
「嫌、やめて」という反応よりも
「怖がって近づけない」が、近いのだ。
「ふむ?」
それを考えてみると。
自分に実害が無いのは分かっているが、そこに「在ること」を怖がっているのだ。
そう 夜道にある 暗い隅が 怖い みたいに。
それが、私に害を齎すことは ない。
どんなチカラも、きっと光に変える事ができる。
それが わかっているのに。
何故 私はこうも 怯えているのだろうか。
「ブラッドに 会う」それだって どうしても嫌なら避ける事はできる
でも それでは解決にはならない
「あの人が」悪い、嫌な 訳じゃないんだ。
世の中にある 様々な色
押し付けられる エネルギー
ゲーム中の人々 時折流れてくるこぼれ球
目に入ってくる様々な 絡み合った澱。
確かに一生、森の様な安全圏で暮らせばそれを見る事はないだろう。
でも そうじゃない
それじゃないんだ
私の中は はっきりとそう言っている。
「辛い時は そこを去るのもいい
しかし 自分の中にある「本当」を。
見誤るな 探せ ある筈だ その「本質」が
自分の「在りたいと思う」 その様が。」
何処からか聴こえてくる その 「本当の音」
きっと私を支えるみんなが
ずっとずっと私に囁いていた「そうじゃない、こっちだよ」と 導いていた光が。
そう 言っているのがわかるんだ。
ならば。 私の中に。
こたえ は ある筈 。
じっと見つめる 目の前の無限の 色の渦
きっとこの紫紺にみえる「いろ」の中には
どの色も含まれていて
小さな小さな粒子を辿って 行けば。
その 中には 私の求める色も ある筈なんだ。
「全ては エネルギー」
「なにもかもが ある 場」
「善悪など 無い」 「フラット」
「体験」 「経験」
「遊び」 「成長の 学びの場」
頭を無限の空間に馴染ませながら、目の前をくるくると回り始めたカケラの中の色を 覗いてみる。
その カケラの色は
社会の中に 薄く蔓延る 「強制力」
「やらなければならない」「ねば ならない」
「合わせること」「合わせられる こと」
「強いる 力」。
どの人も 時に持たされる事がある重いエネルギー。
それは所謂「社会」には 蔓延していて。
少し歩けば 小石を踏む様に、そこにねっとりと寝そべっている そんな重さである。
「みんながやっているから」
「それが普通だから」
「前例がないから」
私からすれば「理由」にならない それ
しかしそれで押し切られるのが普通の社会
「思い」を押し殺す人々。
小さな事であれば「一番人気」、そんなのだって。
それを示す事によって誘導される 矢印の方向
なんとなく それがいい と 思い始める思考
「私はこっちがいい」そう言えなくなる 空気。
結果として出来上がる 「コントロール」
そんな細部まで浸透している それ。
そこに気付くかどうかは 人によるし、一概に全てに対して言える事ではない。
しかし、「濁った色」「コントロールの色」は
私の「細かさセンサー」に。
引っかかるんだ しっかりと。
しかし、ある意味この現象は今の社会「外」では普通の事だ。
それを「受ける」事は避ければいいし、目を逸らす事だって できる。
しかし、きっと そうではなくて
それを「超えて」行ける方法 「流し」「浄め」「プラスに変えながら」進める方向が。
ある筈なんだ 私の 中に。
「 ふーむ。」
唸っている 私の前に「次はこれ」とやって来たカケラはピンクのカケラだ。
ああ これは きっと 「恋の色」
ようく 見知った色だ。
「 そうだね 。」
ブラッドに会う こと
これはまだ確定ではないが、私の中では確実に本部長が持ってくるであろう、案件だ。
あの人も よく 解ってる。
それが 私に必要だと。
知っているんだ やっぱり 関心が無い様に見えても。
「なんだかんだ、考えてくれてるもんなぁ 。」
くるくると、ピンクの周りを回る白いカケラ
あれは本部長の白衣の色だろう。
あれがあそこを回るってことは 私の中ではこの件は確定だ。
「ふむ。 さて。 でも、な ?」
そう 結局
私が怯えているのは「あの人」ではなくて
その「纏う色」「恋の色」「いつか翻るかも知れない、色」。
しかしそれは 「まだ起きていない事実」で
いつでも当てはまる事例でも ない。
あの人は それをコントロール できる人かも
知れないし。
そう、それはまだ分からないのだ。
私が ただ「怖がっている」だけで。
ブラッドは そのまま「彼である」だけなんだ。
「好き という気持ち」それ自体が悪い訳では全く ないし
そもそも「思い」は私の大切な軸の一つでも、ある。
「誰かのことを 思うこと」
「人を好きになること」
それはとっても素敵な事だ。
ただ、私がその「思い」を 返せないからって。
蔑ろにしていい、ものでもないし
粗末に扱うものでもない。
「ふむ? さて?では。どう、する?ん? でも私別に、告白された訳でもないな??」
しかし「ブラッドが私に向ける気持ち」は、わかるのだ。
見える というか わかる というか
感じる と いうか。
その 「恋の矢印」が。
自分の方を向いている のが 気になるのか。
くるくると回るピンクの光は私の方を向いて「ほらね」と、光の印を指して いる。
「 そうなのよ。 ね。うん。」
でもさ これ。
「私が なんとかする」「方向を変える」
そんな話じゃ ない よね???
なんか それは 「違う」 。
それは逆に してはいけない やつだ。
その「恋の色」を。チカラを エネルギーを。
私は どう するのか
扱うのか
「逸らす」のか 「通り抜けさせる」のか
「私がズレる」?のは 違う
なら それを 「受け取って」 ?
自分の中でフワリ フワリと遊ぶピンクの光
それを逸らしたり、通り抜けさせたり 飛ばしてみたりしながら 一番しっくりくる方法を、探す。
でも。
多分 なんか やっぱり。
「 そう。 ああ、でも。やっぱり「ありがとう」って。言うしか、ないな。」
それが一番、しっくり くる。
何故だか分からないけど、それが私の中での正解で。
ただ「そのままの私」で それを受け取れば。
受け取っていて いいんだ。
直接 言われなくとも
向けられている矢印が 解っているならば
それをそのまま 感謝で。
ただ 受け取る
それで いい それが一番 いいんだ。
「 なんでなんだろう 。」
「どうしてだと、思う?」
「あっ、おかえり?」
いつの間にか、私の隣で。
静かにぐるぐるを眺めている、彼はなんだか楽しそうな瞳を向けて いる。
「えっ どうして、だろう ?」
でも。
なんでか わかんないけど。
「拒む」とか「弾く」とか
それだと なんか違って もし私が自分の思いを
そう、されれば 嫌だし傷付く。
でも? 恋愛って
なんか 結局 どちらかが 傷付く とか
よく言うよね ?
「うーん?」
でもなぁ なんか。
その 「そもそも設定」が 私の場合 違って。
私は もう 「狭間の私」だから
「人とは恋愛できない」んだ。
する気がないとも 言う ?
でも ある意味「恋に関して」は 元々
狭間だった 私
だから「ごめんなさい」では なくて
「ありがとう」で。
ただただ フラットな気持ちでその「思い」を
チカラとして 貰って ?
受け取り
「 あ?」
「還元できる」 のかな ?
「そうだ。」
その、閃きと共に。
彼の言葉が私の中に直接響き 私はそのまま。
くるくる くるくると 白い宇宙空間に
吸い込まれて 行ったんだ 。
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