1,157 / 2,079
8の扉 デヴァイ 再々
真実 欲しかったもの
しおりを挟むこの 生では割と 欲しいものは必ず手にしてきた気がする。
「新しい 服」
「新しい 靴」
「新しい ペン」
「新しい お茶」
「新しい 机」
それは なんでもいいのだけれど。
しかし「古く」なると 途端に色褪せ
「始まり」の色を失う物に
私は「飽きて」いるのだと 思って いた。
「物は 古くなる」
「衰える」
「色褪せる」
「魅力が無くなる」
「飽きる」
だから 「次を買う」。
そんな日常が 当たり前だった 生活
環境 社会
いつの間にか忘れていた「感じる」ということ。
しかし それが 戻って きて。
私が 「真実 欲しかったもの」が
やっと わかったんだ 。
ここまで来て 新たな 視点で。
「もの」に感じていた 違和感
それはしかし本当は「もの」に対してではなく
「私の認識」に対して向けなければならない、注意で あった。
そう やはり 変えるべきは「自分のかたち」で。
視点の上がった今
私が本当に欲しかったもの それは
「もの」でも「形」でもなく
「チカラ」「エネルギー」「いろ」だったのが
よく わかる。
初めて感じる いろ
初めて感じる 思い
初めて感じる 感触
本物の いろ
本物の 思い
本物の 感触。
それは「体を持つ」という所から始めた 私達の基本的なことで
それを「わかり」、「嬉しい」と「思う」、喜び
そうして得てきた様々な いろ。
それがいつしか 中身が「ある」ものから「ない」ものへ
すり替わっていたのは承知の事実だが
それを「わかる」のに、ここまでかかったのだ。
その「色褪せる理由」
「飽きる理由」
それは 一言で言えば「本質ではないから」
それだけなのだけれど
「チカラ」「エネルギー」「いろ」は
上がらないと見えない から。
それが わからなかったんだ。 ずっと。
ずっと どうしてなのだろうと思っては いた。
「手に 入れても色褪せるもの」「永遠は ない」
「わたしが そう思えるものはここには 無い」。
私にとっては「恋愛」が その身近な最たるものだった。
周りで 繰り広げられる ドラマ
「役者」は変われど 繰り返される「同じ展開」。
「好きだ」「付き合う」
「嫌な部分」「別れる」
「順調」「結婚」「障害」「離婚」
「なんか違う」
「思ってたのと違う」
「あれもこれも 違う」
「そうしてみんな、幸せに暮らしました」、それはやはり御伽話の中 だけで。
学校で流行っていた物語は殆ど「紆余曲折」「波瀾万丈」「次々に現れる障害」、終いには「バッドエンド」。
終わらない「白と黒」の 「反応」遊び
「相手に求める」という やり方。
そうして取り替えられ 続く「探しもの」、その中身は 人によって違うだろうが求めるものが「想い」というチカラなのは間違い ない。
「本当の いろ」
「満ちている」という 「状態のエネルギー」。
私達が本当に「得たいもの」、それは その色
「自分が満ちている」といういろだ。
フワフワして
なんでもできそうで
どこまでも飛んで行けそうな 想い
しかし「外側だけ」に 気を取られていたならば
気付かないその仕組み
今なら「あっぱれ」と 言いたくなるその「世界の構造」
完璧な「反応ゲーム」
だからこそ楽しめる、私達の「世界」。
どこまで行ったら 気付くのか
それはやはり 何事に対しても同じで、「やっていること」に意味は無く「なにをしているのか」、そのエネルギーが ものを言う。
「かたち」を 追い求めて
どこまでもゆくのか
かたちではないと気付いて
「本質」に辿り着き それを得て
完全なかたちに 近づくのか。
言葉遊びの様にも見える それはしかし
真実であるからして 私の本当であり
私はそれをするもの 追うもの
「自分のかたち」に向かい ただひたすらに進んでいるもの
それに間違いは ない。
だから 自分自身が
「感じるもの」なのだと 気が付いて。
そうして 降ってきたこたえ
「感じるもの」だからこそ
欲している「もの」は 「チカラ」「エネルギー」
「真実 感じられるもの」
「なかみが 触れるもの」
「魂が 震える もの」。
それが
「見えないもの」「見えない チカラ」だ。
その 震えが色濃く出た 「この旅」
上がらねば見えぬ その振動は
「思い」「祈り」「いろ」「光」
私に深く関連していた もの こと として
ヒントとなるカケラが全体に 散りばめられていた。
やはり 始めから。
これは 「そういう旅」だったのだと 改めて思う。
そうして 今 思う
「私自身」とは。
「震え」「感じる」ものであるが
「もの」ではなく
やはり
「始まりの私」に近い なにか
それは 光か エネルギーか
「ただ そこに在った 見えない存在」それで。
まだ はっきりとは見えないそれは
「私達は 真実 ひかり」
それを表す様なもので
「姿形」や「人」「職業」など「世界の枠」では測れない、「エネルギー」を示している様な 気配が する。
「 結局。 なんなのだろう、な 。」
少しずつ 集まってくる カケラから
徐々に 見えてくる 片鱗
私のかたちの 一部分
まだ 見えていなかった ところ。
少しずつ近づいてくるそれは 夢か 現実か
はたまた 「別の私」が見せている
真実なのか
それはどれもが「正解」なのだろう。
「今の私」は。
その、どれもを渡り歩く 「すべてに繋がるひかり」 それだからだ。
「重複する わたし」
「交錯する 筋」
「多面的」 「角度」
「光の当たる方向」
「同時存在する 自分」
「自分の魔法を使い
それを束ねてゆく こと」。
複雑に光合う、しかしシンプルな光の震えに
目を閉じ「あたま」を休めて 静かに自分の「真ん中」へ 戻る。
ゆっくりと 優しく点滅する光達を心の目に映し
今日も鳴り響く応援の光の拍手に 感謝し
胸に手を当てしっかりと それを馴染ませ
また 心臓へと拡げて ゆく。
微細な 肉のひだ まで
細胞の 中まで
粒子のいろの中までそれを 沁み込ませると。
くるくると回り始める 星屑達の拍手
重なり 回り合う光輪の更なる美しさを味わいながら
自分の中にある光も それに合わせて瞬き 合う。
「 うん。」
そうして一呼吸、長めに 息を吐いて。
みんなを沁み込ませながら「ありがとう」と呟いた。
そう しながらも「かたち」を 確かめたくて。
手を伸ばしそっと触れた 側にある馴染んだ温もりに
ホッと息を吐いて ゆっくりと目を閉じる。
「今は。まだ、休めよ。」
「うん。 」
私の「変化」を わかっているのだろう。
そうして、また それを「感じて」、ホロホロと自分に降り始めた光のカケラを 体で感じながら。
これからの流れに 思考のカケラを流して
その「なかみ」は 考えない様にして。
もう一度 眠ろう。
そうしていつもの暖かな胸の中に 潜り込んで 行ったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪
山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。
「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」
そうですか…。
私は離婚届にサインをする。
私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。
使用人が出掛けるのを確認してから
「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」
私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
愚かな側妃と言われたので、我慢することをやめます
天宮有
恋愛
私アリザは平民から側妃となり、国王ルグドに利用されていた。
王妃のシェムを愛しているルグドは、私を酷使する。
影で城の人達から「愚かな側妃」と蔑まれていることを知り、全てがどうでもよくなっていた。
私は我慢することをやめてルグドを助けず、愚かな側妃として生きます。
初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる