透明の「扉」を開けて

美黎

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8の扉 デヴァイ 再々

浸透するもの

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 光の 泡

    立ち昇る 気泡

       浄めの いろ

  癒しの いろ

     チャージの いろ

        生命いのちの いろ


      神聖な いろ


    光の  いろ 。


「 うん、気持ちいい。」

閉ざされた密閉空間」、そこの エネルギーがと知ってから 定期的に窓を開ける様にはしているし
森ではそう困る事が ない。

 窓は 沢山 開いているし
 そもそも 「気密性」は そんなにないし
 「木で出来た家」は 呼吸しているから。

そもそもそれ空気交換の 手助けをしてくれているんだ。


「  ふ~む。」

この頃、その「空気 空間に含まれるもの」のことで
私が気になっている場所がある。

 それは勿論 あそこデヴァイだけれど

元々窓も無く、唯一礼拝堂から見える あの黒い空は。

 そもそも 「宙」なのか
      「空」なのか
 はたまた「闇」か 「無」か

 しかし「無」ならば それ即ち「無限」でもあり
 両極を備えてはいる筈だ。

だから
然るべき「こと」を すれば。

 多分 「そうなる空は見える

それはわかるのだけど なんだか
「私が」それをするのは 違う
 私の真ん中が そう言っているから。

とりあえずは黒の廊下に 「風」以外の「ものなにか」を吹かせるべく
トコトコと歩いて いた。



  「みんなの 意思」

     「自分で やる」

   「共同作業」

           「共同創造」

 そうなんだ だから

  じゃ なくて。


 多分 「そうなればみんなの意思が決まれば

    「そう なる」、それは そうなんだ。


「だから、私のやる事?「やること」じゃないけど、なにしろ。 それを「見守る観照する」って ことよね。」

そんないつもの自問自答をしながら 豪奢な絨毯の感触を楽しみつつ ゆったりと歩く。


  「なにか」   「風」

   「チカラ」  
         「生命エネルギー」

   「空気」

    「含まれる」

   「源になるもの」

         「繋がり あるもの」

  「カケラ」

          「瑞々しさ」

   「いのち」

        「みず」。


「 ふむ。」

森の家に思い付きで施した、自分を浄める為の気泡を 目を瞑り思い起こして。

とりあえず、この黒の空間 全体にも「水槽の内部感」を施し
気泡と光を張り巡らせてゆく。


  なんでか 私の中にある

  「生命エネルギー」と結びつく「みず」

 それはやはり植物や動物が持つ 
   「中身を循環しているもの」、「水分」

 「生きもの」が持つ 瑞々しさの部分、それだ。


「 やっぱり、が。 関係ある よね ? ?」

この頃の自分のテーマ
 「光と生命の 交わるところ」
それにも関係する、その事を思いながら 気持ち良く気泡の中を歩いて行く。

 さながら
  水槽の 立ち昇る気泡の 中を。

  ぽこぽこと マッサージされながら歩き

 解され  癒され 内部まで
   浄化される 様な。

 そんな感じで ある。


「ふむ。」

 そうして
歩きながらもくるくると回る カケラ達

  
 「みずの 中」

     「透明の なか」

         「満たされてある なか」

  それが
     どうして心地いいのか

ふと疑問に思って そのまま回り始めたカケラ達の行方をじっと見ながら 歩く。


「あ  多分。なんか、「粒子の干渉を受け辛い」の かも。 ??」

 そう イメージだけど

  "「世界に舞う埃」、それが ない"

    そんな感じに 近いんだ。

満ちた 水槽 どこまでも透明な 水
 それを感じた瞬間、共に侵ってくる 感覚
 
 なにもかもが 「洗い流される」様な。

そんな「浄め」の感覚

  ああ でも。

  これは 「回復」だ。

   「癒し」ではなく
 私達が 元々  本来 「持っているもの」、「身のうちにあるもの」
  その「生命の源」を、「回復する」。

  「チカラ」なんだろう 「みず」は。


沁み渡る 全身を感じながら
そう感じて 「そうなる」事を 思い
 「私が 」から
 「そうなる」こと

 「私が 
 「そうある」こと
 そういうものであるからこそ
 「それが 成る」ことを 


くるくる くるくると。
  周囲で ひかりが回っているのが わかる。


そうなんだ
 それは誰に決められる事でも 許可される事でもなく
 「自分自身が」「決める」「決意する」
 「決心する」「覚悟を 持っている」
 「知る」「わかる」からこそ 成るもので

「そうすれば」「そうなる」
「そうであるから」「そうなる」、きっとそれを
ことだ。


それはこれまで この世界で自由にまじないを使ってきた私でも、改めて 

 なにか 特別な
 しかし 普遍的な 当たり前のこと

 「わかる」「思い出す」「そうだった」と。

 一番大切な 「自分が納得できる」、それなので ある。


「なんか。 今まではやっぱり、なんか 夢物語と、言うか。「私の中の ストーリー」と 言うか。 まあ、「やれる」と思って 「信じて」? やってたけど、今度からはきっと。 」

 そう 「やれる できると」私

 「すべてを含んである 自分」なのだ。

その違いは やはり大きい。


 言葉で 表すのは 難しいけれど。


 「覚悟」の時にも 思ったけれど
人一番「自分に厳しい」、わたしが。

これまで 無責任に「できる」と 他人ひとに言えなかった理由
保証できなかった理由
「最終的にはできる」それは知っているけれど
それは「本人次第」で その「過程」は保証できない

それはきっと この「言葉で説明できない」こと
それがあるからだろう。

 「やらねば わからない」
その「普遍的真理」がある この物質世界で。

 各々は 各々の独自の解読方法を探し 見つけ
 試し 練習して にし
 それを実行して 実現しなければならない。

「上辺だけをなぞる」、それなら誰にもできる事で
自分の真実を 執拗に探求のは容易な事ではない。

 「難しく」は ないのだけれど。

 「根気」は 要るからだ。


「まあ、やる気に なった時が。「その時」で、逆に言えばその時が来ないと 中途半端じゃ 成らない、そういうことか。」

多分 できないならば それは遊び足りないのだ。

 充分 やり尽くしたならば。

 もう 「この方法しかない」と からだ。


「  ふむ。して。  世界はやはり まだまだ澱を ふむ。」

「落とす時の余波」で 私も苦しかったからわかるけれど
世界はまだ絶賛 「混沌中」で
で あるが故に「新しいものが生まれやすい」環境でも ある。

それもまた 厳然たる 事実であるから して。

「なら、なにか。生まれそうな 新しいカケラを見つけに行こうか。 で、モコモコがフワフワで チョイっと落として 反応、する。 ふむ。やはりのは 有効。」

何処の創世神話にも多く見られる、「掻き混ぜる行為」
それはやはり「なにかを生む」のだろう。

 だから 私は。
 やっぱり 「動いた方が いい」。


「  ふむ。」

 それなら 他の場所も ?

  いや 「外」がある場所は まあ

  うーん  空気 が  

    ふむ

   それは 「そのまま」でも また

 「面白い」からして  ふむ ?


そう、「浸透してくるもの」と同時に 

 「すべてのものには 理由がある」こと

それは少し前 自分でも思った、感じた 。

 あの 「私だったらこれが 一番
その感覚と 同義だ。

 そう 「今の私」が であるならば
 「一番高い私神、光」はその 最たるもの

一つ一つの 「もの」「こと」「事象」には
「そうである理由」があり
「それが最適だから」「そうである」こと

それにはやはりこの頃私の中を回る「歴史」「慣習」「失ったもの」、それらのそれに 違いない。


「 ふむ。」

この 壁ひとつ 調度品ひとつ
 絨毯 扉 廊下の空気

   私の体 この世界デヴァイ

 それは幾つもの粒子が集まり「そうなっている」もので。

「でも、きっと。「花」なんかは なんでこの色なのか 形なのかとか、石とか。どうして六角なのかとか、全部それに最適解があるって事なんだ。 特に 「自然のもの」は そう。」

 「本来の姿かたちであるもの」、それは
 きっとその「最適」を如実に現してあるもの
 なのだろう。


「  ああか 。」

以前 何処かで思った
「ありのままの姿が一番力を持つであろうこと」
それはきっと だから なんだ。


「 ふむ。 だから、して。それを 分解して 成分として使うのもアリ、それそのものでもチカラはあるし うーん?」

でも それもまた「どちらがいい」でもなくて
「どれを選ぶか」「どう組み合わせるか」
それは創造者のセンスが問われるのだろう。

 「調和の方向」へ 使うのか
 はたまた「極へ偏る」のか。

きっと そんな問題なんだ
 せかいの 全ては。


「なら、とりあえず。 これ羽衣を着て 彷徨く分には大丈夫 か。」

 「空気を掻き混ぜる」 それだけならば。

きっと どう転んでも
「素敵な方向」へ転がるに違いない。

「ま、なにしろ 私が。 そう 「思っていれば」万事 オッケー。」

そうして 難しい「過去の色」を ポイと放り投げると。


 シュワリと消えた 泡の中
  それに驚き微笑みながら
でも「やっぱり」とも 思って。

そのまま 自分の中も浄めつつ

 黒の廊下を歩いて行ったんだ。





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