透明の「扉」を開けて

美黎

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10の扉 わたしの せかい

比較

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「 ふむ?」
 
 白く 長い 衣

 水色の 髪

  若草色のワンピースに 白衣

 「同じ色」の髪をした二人は今日も
「仲良し」で ある。


「  フフフ」

「その、笑いを止めろ。」

そんな 本部長の小言を聞き流しながら。

 
   やっぱり この二人って いいわ

そんな事を考えつつ 私は食堂でボーッと座っていた。


「 て 言うか。」

そう
ぶっちゃけ「この二人」を見て「なにかが参考になる」、そうは思っていない。

 そもそも 私は「他人と比較」して。

「自分の違いを知ろう」、そうは思ってなくて
でも「それが なんでなのか」
また迷子になっていたのだけれど マシロが持ってきてくれた「渦巻く紅茶」その不思議な光景を見てから。


   「ああ そうか」

また その「基本的なこと」に気付いて
自分で自分に 「溜息」を送っていた。


 そう 「私は「せかいに反射してある」もの」
 だから 「私が見る べき」なのは
 「せかい」なのだ。


そして「せかいは私に「見ろ」とは言わない」から。

意外と 見失いがち 
 それなので ある。



「  そう なのよね。「世界」にあるとみんな 「ぶつけ合って」あるから 流れてくるし受ける、けど 「せかい」は 「わたしになにも求めてはいない」。」

なにか
 こんがらがって しまうけれど。

まあ 結果を言えば
「わたしは何処まで行っても せかいと背中合わせ」であり
「視るべきものは せかい」それだ。


「  てかさ、「せかい」と「わたし」を どう比較するんだ?」

そうして なんだか自分の罠に ハマりながら。

とりあえず 不思議なお茶を啜っていたのである。



「   それで なにが?「比較」??   ああ、「制限」の話だったんだ。」

その「不思議な紅茶」、それを掻き混ぜながら。

 くるくると 回る 茶葉でもない
   綺麗な 粒を

  くるくる回したり
  逆回りしにしたり
 いきなり止めてみたりと

その「粒子を翻弄する様」を楽しみながら 時折「謎に美味しい味」それも 楽しむ。


 多分 きっと なにか 「なんでも」、だけど。

この 「目の前に あるもの」それは
 「私と せかいを繋ぐ カケラ」「糸」「光の網」で あり
「私が」それ自体が「エネルギーが 形に成ったもの」なのだ。

   だから 。

「具体的に なに」と
 その「様子をただ眼に映してあり」
   「せかいの反射を 読み取る」。

なにしろ 普段 
 「自分が無意識にやってある 行動」それが
 「こうなっていたんだ」、そうやって「視える」
その面白さと共に。

 キラキラと色を変えながら回る カップの中を 楽しんでいた。




「  だから。 ホントに。 「現実みえてるもの」は 関係なくて、「その状態で在ること」、それが 大切なんだな。」

そうも 同時に思う「この状態」のこと

 それは確かに「私が自分の流れの中に在って」
 「流れが視えていて」
 「意識的に」から できること

それでも ある。


 「自分」が「クリア明白」で。

「明晰」な「状態」であり
「意図してある」からこそ 「そう成る」こと

 そう「流れる」こと  
 「きちんとこたえ返事が来る」こと。


そんなんだ
私は 今 「寝ても覚めても降ろし 落とし続け 流れ進みある者」であるが
「からだ」は 好きな場所に行き
      好きなものを見て
      好きなものを食べ
      好きな事をしているからして

 なんの 「苦」もないし

「なかみ」は 「ただ 自分の求める方向へ進んでいる」のだから とてつもなくベストの状態なのだ。


そんな私に降って湧いた 「制限」の解し
 「比較」するのは せかい ということ。

今 頭を空っぽにして。

 「なにも 見ないで」、「視える」
それは なんなのだろうか 。





   「せかい」

           「わたし」


    「透明」

  「それ そのもの」

  

      「喜び」「慶」

 
    「映してあるもの」



「  うん、わかるよ  わかる。 だから 「それ」が、なんなのか が 知りたいんだけど。」

  私が せかいに反射しているもの
  せかいが 私に反射してあるもの

それはやはり「同じ」で
だからこそ それを「当て嵌める」「言い表す」「かたちにする」、上手い言葉が出てこなくて 少しだけヤキモキする。


「 ふむ。」

だけど それはきっと 「遠からずわかる」。

それも いつものことだから。


「ご馳走様。 あ、ありがとう。」

 カチリと置いた カップを
素敵なタイミングで取りに来た イリスの落ち着いた様子を見て
 "みんな変わってる"
そうも思って。


「ありがとう、お昼は要らないから。 うん。」

そう言って 食堂を後にした。

 多分 今はもう昼くらいだろうけど

なんだか「空」が見たい。

そう感じて 早速出掛けることにしたので ある。














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