透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
1,495 / 2,079
12の扉 狭間

節目を紡ぐ

しおりを挟む

「   さて  と 。」


 白い紙束
   色違いの ペン

 適当な相槌のお供として、石を幾つか。

それを 手にして。


 「何処で 纏めようか」

その想像を巡らせながら魔女部屋を出たのだが、
 「白い礼拝室」
 「森の家」
 「青い部屋」
 「イストリアの庭」
 「青のホール」を ぐるりエアーで 一巡すると。


「  ふむ。」

やはり「机」「雰囲気」「明るさ」「気配」、そんなものの総合力からして「魔女部屋」に軍配が上がり くるりと踵を返し元来た道を戻る。


 そう 今日は。

この頃「裏側での仕事」、それをぐるぐると廻し自分の位置を確認していた私であるが
 しかし。

「 そう なんだ、イマイチ。 なんか 掴めない 。いろんなものが う~ん ?」


  "大切な もの こと"

     "私は もう 

    "含んで 在る"

その
 "わかっちゃいるけど"の 罠に掛かっている感が否めない、自分のなかみを整理すべく
一度全部出して。

 「整理する必要がある」
そう思ったんだ、今朝 起きて。



 「みんなせかいからの 万全の応援」

   「わかったこと」

     「視えてきたこと」

  「真に わたしはせかい」

      「本当に 大切なこと」


それは知っているわかっているなのだけど
 その「パチンと嵌る場所」が なんだかしっくり来ないのだ。

 多分 また「観ている位置視点の高さ」が。
  変化した からなのだろうけど。


「    ふぅむ。」

 だからこそ
「行きつ 戻りつ」、世界とせかいをふらふらとしていた自分

 だがしかし「必要」が「自分の中にない」のもわかるから。

とりあえず、描き出してみることにしたのだ。


 が 
 しかし
 「それ見たいもの」が見えるかはわからないけれど
やらないよりはきっといい。

「  ね。」

そう つらつらと考えているうちに 
 もう美しい彫刻の扉は目の前だ。

とりあえずはポケットに幾つか入れた石を手に取りながら「朝はいるかな?」なんて
ノブに手を掛ける。

 きっと 居ても
  私が「おかしな独り言」を 連発しなければ。

朝は 放っておいてくれる筈だ。


  ん?

そう思って 静かに扉を開けてみたけれど
どうやら今日は別のところで昼寝をしている様である。

「 珍しいな、最近 居るのに。 」

そうは 言いながらも
 「これなら集中できる」とも思っている自分にクスリと笑って。

「さて と ?」

何処が最適な場所か ぐるり部屋を見回しながら
文机へ 石を並べていった。






  



   さて  して 

   はて。


 目の 前へ カラカラと並べられた 石達

 無意識にグラデーションにしている自分を
  別視点で眺めながらも
 荒れている息を徐々にゆっくりにして 少し。


そう 「最適な場所」は
一目で文机に決まったのだけど 「陽の向き」が 気になって。

 「部屋の真ん中を向いている大きな机」を
 「大きな青空が見える 窓向き」へ変更していたのだ。


「   てか。  予想通り、重い。」

 ヒィヒィ言いながらも無事、向きを変え終わった私は一服してから始めようと
奥から支度してきたティーポットを蒸らし終わって。

 とりあえず 糞ブレンドを淹れ
 深呼吸しながら 一口飲む。


   ふぅ
     やっと  一息。


そうしているうちに、自分の「なか」も すっきりと平坦になってきて。

「   さて と ?」

 そうして 何枚かの紙を
机の上へ 少し離して広げ始めた。


 そう 「私の頭の中スペース」は。

「場所」「時間」「ジャンル」等 
多岐に渡り 混在しているからで ある。






「    うぅ~ん?   やっぱ? 「見えない」から? こう、こんがらがる んだよね? 」

そうブツブツと石達に話し掛けながらも
自分の頭のなかみを 先ずは「時系列」に 描き出してゆく。

 
 そうなんだ
思うのだけど。

きっと 私が今 「やや混乱」しているのは
「毎日 いろが変わる」からであり
「新しいチカラエネルギー」が齎され
「徐々に解凍され」「降りてきて」
「新しく視野が広がり」
「情報が 更新されるから」なのだ。


 そもそも「目的地は ひとつ」だからして
そこは混乱しないし ずれようがない。

 だからそれは いいのだけれど

視える範囲が拡がる事により 
 齎される視点の数 角度が増え
日々塗り変わる自分のいろに混乱していて
「馴染ませる前に 変わるいろ」、それを捉えられないのだ。


 まあ  ある意味 「しっかりと捉えなくともいいから」
  「そうである」、それもわかるのだけど

それなりに「夜中に落ちたり」「急に戻ってみたり」のアップダウンを繰り返して いると。


 「これを超えれば 視える」「わかる」

 なのだけど

 「もっと上から視れば」
    「もっと高く跳んで超えれば」
  自分が楽なのでは ないか。

そう思ってしまうのも 仕方がないだろう。


そうなんだ
「終わった」「記憶を流した」「降ろした」と
 

 「それ」は ふとした瞬間
  突然に 忍び込んで来るのが
    とんでもなく 上手いからで ある。





「   だが しかし 。 「それ」も 「せかいからの問い掛け」で あるから して。」

 描き出しながら そう 呟くけれど
それもまたこの前気付いた事実で
「せかいは私が「本当にそっちでいいの?」と 確認に来る」。


それは「俯瞰する視点」の 更に上にある、「まるっとぜんぶが 視える視点」
そこからじゃないと 視えないんだ。

 だから 以前は「なんで?」「まだ?」
 「え? おかしいな??」といたけれど
 それは実は 「そうじゃなくて」。


おかしな 言い方になるけれどもそれは
 「定期連絡」みたいなもので

「せかいが私に寄越す 微細な修正タイミング」だ。


  「本当に その方向でいいか」
    「そのまま 進み続ける?」
 「どうする?」と「一時停止するタイミング」で
 
謂わばそれは「小さな節目」であり
「光の網を滞りなく チカラが流れる様」こと
 「日常の管理」
 「見守り」
 「育成」の一部で

 「一番大きな視点せかい」から
 「節目」へ伝達される「チカラ」

きっと それだ。


それは勿論「私の意志確認」も 含まれていて
「私が光の精度を落としていないか」、それもある。

 だけど 「それ意志確認」があると。


「本当に なのか」
 「何故 せかいはそれを訊くのか」

そうして「今の自分の位置」を
    「最大限高い位置から眺める」ことになり
 結果「もっと 高くを観れる」が生まれるのだ。

だから
その視点せかいからの定期連絡」を上手く使って。

 今日も
こうして「形へ起こす」ことを しているのである。






 「真の 調和のせかい」
  そう 成る
        
            創世記
            神話
            伝記
            伝説
                記す
                もの


  「誕生日」
  自分がどれだけ貴重で 希少か知る
                わかる
   唯一無二

   クォンタムリープ   跳べる
   「最大限」在れば 最大限に拡大
   「最小限」在れば 最小へ縮小してゆく

 「最終地点を 視続ける」
 「天へ 完全に切り替える」

 「独自のリズム」
 「せかいの中へ その「おと」を織り込む」

 「自分の位置に乗って 在る」
 「無敵フィールド」

 
   "すべてが 「己の光」で輝く せかい"
  ↓
  だからして 「今」    昇っては
    成っておらず  →                 いる
  未だ 見えずとも

                ↓

  更に     ←  からして純度の高い
 精度を上げつつ     光を積みつつも
    ↓

  「形」に 
 成らせて ゆく



  "見えない「ところ」を 視るチカラ"


   「見続ける 焔」


   せかいからの意志確認に対して
   自分の意志をきちんと伝えること行動で示すこと



    「せかいへの 信頼」
   「せかいは 天才」

      「私以上に完璧で」
     「すべて」というフィールドを持つ「主」


  「年表を見る視点」
  「俯瞰」
  「認識して
    =今 

       ×ただ なんとなく
       ×できていないと 思う 

           ↓
       「今」「見えていない」だけ
       "「感覚」しか ない"


   「すべてにとっての最善」
   ここへ辿り着ける
   ひた走っていることを


  「すべては わたしせかいの盤上の上」




 『開拓者先導者になることを選択し
   生まれてきたのだから
   それ目的地は できない』



「     ふぅむ。」

一旦 前半のメモを眺めて。

 すっかりと冷めたお茶を 
淹れ変えることに した。












 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪

山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。 「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」 そうですか…。 私は離婚届にサインをする。 私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。 使用人が出掛けるのを確認してから 「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」

笑う令嬢は毒の杯を傾ける

無色
恋愛
 その笑顔は、甘い毒の味がした。  父親に虐げられ、義妹によって婚約者を奪われた令嬢は復讐のために毒を喰む。

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―

望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」 【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。 そして、それに返したオリービアの一言は、 「あらあら、まぁ」 の六文字だった。  屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。 ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて…… ※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。

魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。 音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、 幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。 魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。 そして再び出会う幼馴染。 彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。 もういい。 密かにやってた支援も打ち切る。 俺以外にも魔道具職人はいるさ。 落ちぶれて行く追放したパーティ。 俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

処理中です...