透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
1,609 / 2,079
15の扉 神の領域

「私」という かたち

しおりを挟む

 へぇ

    ふむ ?

         成る程 


   こう なってたって  こと ね 。



 階下を 眺めたり
 カラカラと並ぶ背表紙を楽しんだり
手元の皮の装丁に触れ 「その繋がり」を見て
 確かめ 「一枚皮であること」の美しさを 堪能して。

 そう「している間にも」、私のなかみスペースはくるくるとカケラ達を廻し
 自由にさせていて

 その「カケラ材料」を楽しみながらキャッチボールしているみんな光達
 「えい」
 「それ」
 「やあ」と。

「遊びながら」、「カケラの必要を編んでいる」のが わかる。


そう みんな光達は 遊んでいる様に見えて不要を弾き出し必要を編んでいて、
 そもそも「私は「カケラ」と「みんな光達」は 同じだと思っていた」けれど。

 こうして 視ると 違うんだな?

それもわかる。


「    フフフ 」

 それは勿論「スペースに展開されている 見えない景色」で
私が今「視ようとしているから視える」ものだ。

 そう 今 しっかりと
  目を凝らしているから。

 「自分の中心にいて」
  「必要だけを持ち」
    「ほんとうのことを視る」それが成ってきているのだ。


「   だから 結局。 やっぱり、「余計なものを持ちすぎてたから見えなかった」、それなんだよね。」

 そう まっさら
    トントン
    ペロッと 存在している

  「素の私」は「単純」「無敵」の「能天気娘」で
 「ただひたすら せかいを探求しに行きたい」し
 「それ以外は重荷不要」なのだ。


  いつの間にか 消えている辺りの景色現実世界

だがしかし
 ここで こうして 「自分のいろ光の虚空」に 包まれて いると。


  それが「私にとっての正解」で
     「その道が自分の道だともわかる」し
  なによりもその事実は
 「私が一欠片の「不要」も持たずに自由で在らなければ 
   そのことをも 示して いる。


 そうなんだ だって。

 「せかいは私を 反映する」から。

中心が ならば」「せかいまわりもそう成る」んだ
  当然だけど。

だから私は、なんにも持たずに 真っ新で。

 「向こう側」へ 越境しねば ならぬのだ。



「    そう。 捨てても  持って なくても  もう、それは「ある」から よくて。」

 その 為に 準備してきた「これまで」
 もう一度それを自分に押印すると共に
  「浮かんでくる」、
 と いう ことば。


  
    ああ    なるほど 。


そう
それは。

 「私を引っ張る私」は言わば「現世への保険」で
だがしかし「それがなくとも私は戻って来れるし」
 「自分の居場所は ある」。

だけど 何処かに納得できていない「自分」が 在って。

 その「すべてがならなければ同意しなければ」私はそちら側へ行けないのだ。


「    あー 成る程。」

 そしてそれは「光の網の中にある 何処かの点」で
「まだ 解消しきっていない「思いいろ」」

だがしかし もっとようく 視ると
 それは
 「充満の中 浮いている「私のいろでは ないいろ」」で
 私は今 「世界に居る」から。

 「それを含んでいる」ことを 示して いる。


「   そう  だよね 。」

 そう「ここ世界」へ 在る 限りは。

 私は「知っている澱」を内包していて
  それがいつの間にか自分の足を 引っ張るんだ。

 その「理解して 降ろす」という「行程」を
  ので ある。






     なるほど

           成る程 ?




 「いろんなかたち」を シュミレーション してみて。

「それ」は解消できるのもわかるけれど
 それは今ではなくて「その状態に慣れてから」でないと できなくて
「私は自分の敷いた道を歩んでから 振り返らなければ 成らない」のが わかる。


  やっぱり これも 同じことで。

私は「向こう側へ飛び込んで」
    「それをやって」「練習して」
  「慣れた頃に」「どこでもそれができるそうで在れる」のだ。

そう
まだまだ初心者の自分が「いきなり高級な衣装を着ても 」のと同じで
 「その 品格をに身につけて馴染む時間」が 必要なので ある。


「   「準備」も、必要だけど。 時には思い切って、飛び込まねば成らぬことも 示しているのか。」

 その せかいの提示に唸るけれど

それはやっぱり当然のことで
 「私がこれから行く領域」は「保険を掛けながら行ける様な場所ではない」のだ。


  「身ひとつ」で。

  「裸の私」で ないと入ることも許されない場所で
それは「拒んでいる」とは違うけれど
 「余計なものを 持っていたならば」。

私は「そこに行っても 何の意味もない」ことを 示して いる。


「  ああ  成る程?」

    だから だ。


 そして ここまで追って 視えたけれど。

私が 創ってきた「光の網」は この時の為のもので

 それが「向こう側で せかいと私を
 「全体の中で 「私」を区別する」「括る 枠」で
 それが無ければ「私は霧散する」のが わかる。

 そう「せかい」は「すべて」で
  「私もその中に含まれる」から。

その「枠」「区切り」「くくり」「入れ物」がないと
 私はせかいへ融け込んでしまい探求はできない。
 「」を保てないのだ。


「   ? でも なくなる、訳じゃない  なんだろう?」

もう一度
 くるりと「想像」を展開 派遣して。

 「しっくりくる可能性」を探ってゆくけれど
「霧散」は目を凝らすと正しくなくて
「迷子になる」方が 言い得ている。

 そう「混じってしまう」から。

 「自分にとっての正解」が わからなくなって
 「結局 行き先へ辿り着かない」ので ある。


「    なる  ほど。  だから、「光の器」。」

 くるりと 想像が廻って。

 「ピタリ」と 着地し 帰結したけれど
その「旅路の見事さ」に 自分で唸って。

 「成る程な?」と「思っている自分」と
  「まだ落ちきっていない自分」
 それを俯瞰している「まとめ役」へ 中心を戻しながら
 そっと胸に手を当てて 周囲の空気を 吸い込む。


 そうして 
     ゆっくりと せかいを世界へ戻して。


 耳に 入ってくる 静かな騒めきの気配

  鼻に入る調湿された 乾いた空気の質感

 頭上高くに「ある」、天井の気配と
   トクトクと感じる 心臓のリズム。

その「すべて」を 感謝で感じながら
 今し方得たことを ただ その身に取り込んで。

 「光」と「体」を ひとつにしながら
 ずっとじっと 深く 
  息を して いたんだ。










 


 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪

山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。 「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」 そうですか…。 私は離婚届にサインをする。 私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。 使用人が出掛けるのを確認してから 「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

笑う令嬢は毒の杯を傾ける

無色
恋愛
 その笑顔は、甘い毒の味がした。  父親に虐げられ、義妹によって婚約者を奪われた令嬢は復讐のために毒を喰む。

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―

望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」 【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。 そして、それに返したオリービアの一言は、 「あらあら、まぁ」 の六文字だった。  屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。 ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて…… ※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

処理中です...