透明の「扉」を開けて

美黎

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18の扉 光の領域

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 還れ
 還れ




   かえれ
 
   かえれ。





   始まりの 場所

   生まれる生じる まえの 

    なにも

    ひとつも

  
   「関わり」 

     「つながり」 

        「しがらみ」のない場所へ

    
        "還れ" 





    「己の」


     「ある べきところへ 還れ」







何処からか
 あらゆるところからか
   それとも 
  私の 真ん中からなのか。


 それは今 「大きく響く おと」となり
  スペース全体へ 反響していて。


 「それおと」は 勿論
「いろんな」「ありとあらゆる方法で」
 私に囁きかけているのだけど

  ここに 来て。

改めて 深い光を放ち始めたのは

     「私の中にある 物語」

   それであると 言えよう。





 それは 「なに」と 
 一言で言えるものではなく

  しかし 例えて言うならば。


  「名もなき光達の 生きた物語あかし」で

だからこそ 今
 その数多のいろが 輝きを放って。

 私に「そう」「ここだ」「それだ」と
 喜んでいるのが わかる。





   それぞれの「

 その「ひとつひとつ」が「色鮮やかな物語を持つこと」

 「今」「このせかいを構成する」
 「微細な粒子ひとつひとつが
  物語と意味を持ち存在していること」
 「そのすべてがせかいの意図であること」。


 だからこそ「点」が「記号」が
  「文字」が「数字」が。


  その「表現」が なにであれ
 「無数の意味を含むのがわかり」
 「それ自体が扉」なのが わかる。


そう
「ずっと思っていたけどわからなかった」、その「見えないなかみ」は。

 ここに来て 私に正体を表したのだ。


   
   自分が「見ているもの」

 「存在」、それが「なに」であっても
 意図があり存在していること
 何よりせかいの意思が介在していること
 
  私達は やはり「充満」で。

 「見えるものも」
 「見えないものも」お互い 密接に関係している。


だけど
 「それ」は 知っていたことでもあって。

 しかし「そのなかみが 見えなかっただけ」のもの
だから「せかいの言いたいこと」は 例によってもっと奥にある。



 私が 「今」
    「物語に惹かれていること」
  「あの色が「物語」というキーワードを出したこと」
       「みんな私自身が ザワザワと騒いでいること」

その「私の感覚センサー」は
 「当たり前で見え難いもの」を「一番前に持ってくる様に 言っていて」。


   「物語」「惹かれるもの」「好きなもの」
  「やめられないこと」「私の必要」「自分自身」

   そのすべてを繋がり共通点
   「物語」であり
   「名もなき光」
   「数多のいろを含む 点」であり
   「私自身を表したもの顕現させたもの

  そう
  それはやはり「せかいわたしの意図」で。


「役割」と 共に「自分というの中に含まれる 主要な点」
 それなのが わかる。


 そして それを裏付ける様に
あの時
  彼は「自身を 物語だと言っていて」。


それに 何の疑問も 摩擦も感じない「私の感覚」は
確かにそれは「今の鍵である」と 訴えている。



  もっと 「掘ればわかる」

      「探れば視える」

      「辿れば視える」

   そして「視ればわかる」。


 そう言って 私をその「魅力的ないろ」の奥へ
 いざなって いて。

私は 「その 招待を快く受ける」。



 だから


 わかった 「そのいろ」に

   「浸れば」、いいのね。


 そうみんな自分に言って。


 静かに
「自分の中での準備が整い」、「儀式」を 始めることにしたので ある。














    🎵


          ♪



       ♪                       ♪




       「儀式」 
     
    だが それは
           しかし。


 「大仰に なにかをする」それではなく
私は
「ただひたすら自分を浄めるだけ」で
 だから 今日も今日とて

 祭祀までは あと数日だけれど。

図書館へ籠って「自分の惹かれる物語」を 読んでいる。


  そう「それ物語」はやはり
  「今」、「私を呼んでいて」
「その前」を過ぎれば「ここだ」と光り 
 アピールして手に取る様に勧め
私はただ「それ差し出されたものを ひたすら読んで味わっていて」。


 その「いろ」を取り込むと共に
 その「気配」を存分に感じて 
「ただ で在ること」を織る為に 瞬間を使っている。


   ほんとに
   本当に

   今際の際
   ギリギリの地点まで 来て。

  
 「己が やること」は 実にシンプルでひとつであり
 「ただ純粋に存在すること」
 「そしてまたそれを 高めること」
  それ以外にないことが 存在の根底からわかるからだ。




だって
 私に
私が課したものは

 
   『約束を守ること』  それだけで

 だからそれが一番簡単で難しいこと
 
 それが「わかるから」、
だからこそ「静かに眼を 逸らさず
 その「約束を実行している」。



  そして
   "「その状態」は 自然であること"


それも最も 大切な点で。

 「その約束」と「今の私」の間には
 「一部の隙もなく」
 「約束と私は同一なのだ」。


だから「その状態」を 楽しみながら。

 静かに「ただ 本を読んでいる」、その見た目となかみの違いも楽しんで
今 図書館に存在している。


  
 そして勿論「その状態の私」には
 素敵な恩恵も 付いてくる。


  以前読んだ時には わからなかった 記号秘密の鍵

 「なにかの呪文」や「言葉あそび」に 見えていた ものが。

 今や 「その深いいろ」を表し
  「囁き」「舞い踊り」「一大叙事詩を演じて」
 このに 「新たな視界を齎してくれているのが わかる」。
 

  「己の 信ずるもの」
  「大切にしてきたことば」
  「失くせないもの」
  「光の領域にある つながり


それは「見えなくなっていた」けれど
 今 ここに実際あって。

  「私の」 「」が来たのだと
   静かに伝えてきても いるんだ。
 


その 「正統な意味」

   「正確なことば」
 
  それを 知る持つものにしか
  「辿り着けない 

 「同じいろを持つものにしか反応しない扉」で あり
 「はっきりとそこに存在しているのに
   見えない 鍵」。


 「それ」は勿論 「原初の場所自体」でもあり
 「すべての中に存在している

 
「それ」を私は祭祀で「何らかの方法で 降ろして」。

 「すべての それを求める光の 要求に応える」。


 それが 「今ここの自分の存在意義で意味」

  「私が受け取り やるべきこと降ろすもの
   それだとわかるからだ。



「     う~ん、やっぱり  「真っ直ぐな話」は いいな。」

 だから こうやって

  「残っている 本質のことば」
  「繋がりを 仄かに感じる節」
  「今は亡き 独特のリズム」

 「その気配」を 自分の中に更に満たし
 「そのいろに浸りながら」。


 「然るべき時」を待って 過ごしていたので ある。









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感想 3

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