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18の扉 光の領域
のんびり 楔を打ち込む
しおりを挟む「 結局 。 「そう」、なんだよ ねぇ。」
帰り道
灰色の石畳の上を テクテクと歩きながら。
「虹色の魚達が なんにも言わずにただ回っていたこと」
それを受け「自分の期待」と「欲しがる気持ち」
「でも それもいいけど」
「なんにもなくて いい」、そこまで展開して
今一度 頭を空っぽに する。
「楽しそうだったトリル」
「新しいことを始めているシェラン」
「子供達の空気」
「煌めきを増し 楽しそうに周る魚達」
それと
「今 感じる風」
「畑の匂い」
「大きな神殿の色」
そんな色々を
自然と取り込んでいる「なかみ」は
くるくると「回収した色」を廻し
それを整理しながら
「私の必要だけ」を定位置へ片付け 残りを虚空に投げ
「さて どうぞ?」と「片付けられ なんにもないスペース」を私の前へ提示している。
そう それは
「どんな事柄を受けても」
「私のやることは 同じ」
それを表していて
確かに私はもう「現世」に関与せず 自分の道を進む。
だけど
こうしてトリルの様に「呼んでくれたならば」。
「それに 応え」
「必要を降ろし」
「私はありのままを撒いて」
「世界に楔を打て」
せかいは そう 言っているんだ。
「 成る程 「いろんな なんで」とか 「小さな疑問」や「遠慮」、そんなものでも「枠」「障害」「壁」にはなり得るから。 そこへ「せかい成分」を降ろせば、 それが 楔になって パキパキ割れていくんだ。 」
「そう」「して」「存在」を活かし
「なかみは 自分の道を進む」
やはりそれは それで良くて。
つい「いつもの癖で」、
あれやこれやと「良い顔をしたくなる自分」をぐっと堪えて
世界のことは現場へ任せておく。
「 ぅん 。 うん?」
何度も 繰り返した「この工程」だけれど
押印しながらきちんと観れば
「自分がきちんと上がれたから」
「また 違った角度の視点が増えて」、
「すっきりと切り替えられた」のが わかる。
それは
「ようく 視なければ わからない質」だけれど。
確かに「切り替え」は 以前に比べ
とても「速く」 「正確に」なっていて
「練度」と「慣れ」
「積んできた光の質」
そして「戻る位置の確立」
それが成っているからできることであり 「幾つもの微細な点の質が極まってきたから」でもある。
「 そう 、だよね 。 うん。」
それは 「自分で 「自分自身」を磨いて仕上がってきた結果」で
まだまだ「先」は あるけれども。
「それがあるから」、「私は自分の位置の違いを明確に認識し」
「戻ることはないと理解し」
「最善に向かって邁進できるのだ」。
だから それも、また押印して。
始めの通りに
虹色のキラキラを浮かべ
のんびり ルンルンと
鼻歌を歌い 歩いて帰って行った。
青灰の 礼拝堂をチラリと視
足音を立てずに廊下を通り抜け
倉庫の扉を開け まじないの庭に出てから
「意識的に 別の空間へ移動する」。
「それ」は 既に「慣れたもの」で あるけれども
ふと「我に還れば」それもまた「不思議で面白い」からして
「その自分の特性」を 深く認識しながら。
テクテクと「変わってゆく辺りのいろ」を 味わう。
そう
「今の私の中では」、「やっていること」がなんであれ
「それを味わうこと」の方が重要であり
「物事の奥の本質を集めたならば」
「せかいが魅せていることが わかる」。
だから
ほんのりと 「自身の燈がわかる」、
「曖昧な」「狭間の空間」を 通りながら。
緩り 移り変わる景色
その 「いろの変化の濃度 密度」
「辺りに充満している 気配」の要素を集めながら
なにやら「未知の感触」が 奥の奥に
生まれそうな気配を そっとしておいて。
明晰君が 「ドンと真ん中に置いている」、軸
「今という瞬間の 楔」
そこへ視点を移し「観るべき点を拡大する」。
成る程確かに、「そうして じっと視ると」
"今 正に自分も移行期であること"
その大切な「点」が視える。
「 なるほど?」
そう
せかいが 今 言うのは
「祭祀」という転換点を経て
「年が終わる」という みんなの終わりの意識
そこから始まる「新しい年」も構築されるからして
「きっと面白い なにかが始まる」。
その「みんなの流れ」と「私の流れ」
それは 暫く交わりはしないけれど
大小様々な流れを通して観れるせかいは とんでもなく楽しくて
美しいのだ。
だから 「それ」を 観るのが 面白くて。
ずっと ハマって
いるのだけど 。
?
う~ ん
ふむ ?
しかし
そう している間にも
私は暗闇を進んでいるからして
早速「アピールしているなにか」が視え
「呼ばれて出てきたそれ」に向けて 明晰君を派遣する。
成る程?
「それ」はどうやら 「新しく生まれている光」の 様だ。
そう
こうして
静かに「暗い 狭間」を 通り抜ける時。
「それ」はきっと
「瞑想」に 似ていて
以前は「自分の中のぐるぐる」「お喋り」が五月蝿いか
「眠くなる」のどちらかだったけれど
今の私の「なか」は
とても静かに揺蕩っていて
尚且つ「奥」では 「みんな」が楽しく遊んでいる。
そうなんだ「自分のなかみの確認が終わったから」。
「安心して」「みんなを解放し」
「整理がついているスペースには規律が生まれているからして」
「育成も スムーズであること」
だから今は「積んでいる光」が きちんと溜まって。
「新しい なにか」が 生まれるところなので ある。
ふうむ
成る程
やはり 私も成長しているな
そんなことを 思いつつも
「スルリ」と「境界」を抜け
デヴァイの領域へ入り 辺りが「黒っぽく」なったことを認識して
それもまた 不思議に思う。
なんで 「こうやって」。
「感じて」 「わかる」
「感覚」 「センサー」
「細かいけれど」 「大雑把」
「なんか 移動してる」、みたいな感じで。
私は 領域を移動し
こうして扉を渡り歩いているのだろうか。
「 ふむ。」
確かにそれは「己が望んだこと」「自分で決めたこと」でもあるが
そう
「その仕組み」が。
知りたい
いや「視たいのだ」。
だから 「それ」も この狭間の一部へ投げておいて。
「ここ」にずっといれば
直ぐにわかるんだろうな
そう本能で悟りながらも
明るい出口へ 入って行ったので ある。
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