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19の扉 虚空
月
しおりを挟む"確かに 朝の言っていたこと"
それは 「そうだ」と わかりながら。
テクテクと 歩く 青い廊下は
相変わらず「抜ける様なあお」を表しているし
「私は自分のすべきことを 知っている」。
だけど
そう
「それを 一度横に置いて」。
「すべてを 流す」
それも確かに必要で
「今の私」は「上った所為でよく視える澱」
それに引っ張られていて きちんと新しい在り方が 適用できていないのだ。
それに
なんだか「その澱」は
以前とは違い、「沢山の 芯のいろを含んだ澱」で
「その深み」が私になんとも言えない「やるせなさ」を齎しているのが わかる。
しかし
勿論それは「私が駄目」という意味でなく
「せかいは私を労い
きちんとヒントとギフトを齎した上で」
「反対側からエネルギーを貰う必要があると言っていて」
「私も その提案に乗っかるつもりである」。
だから
「また 行けばわかる」、それを真ん中に置いて。
ズンズンと
静かに 青の廊下を 進んで行ったんだ。
青から
白く光る 虹色に 光が変化して 。
その先にあった 光景は
案の定
「私のことを待っている光」だ。
そして
「それを受け取った私は無言で その手を掴み」
「マシュマロの上で腕の中に入り」
「そうして」
「まだ 真ん中にある「やるせない心」を」。
「じっくりと両手に納め 眺めて いる」。
そう
今
私は「彼にこたえを求めて来た」のではなくて
「補給する必要があるから来た」のであり
きっとこうして いれば。
この「やるせなさ」の正体がわかって
次のステップが視える筈だ。
だから
「チラリと確認した 金色の瞳」
それが頷いたことも 見て取って。
先ずは心ゆくまで、「補給」を堪能することにした。
じわり ジワリと
伝わりくる 体温
相変わらずこの人は「あったかくて」「ぬくく」
「危うく眠りそうになる」からして
「油断大敵」だけど
私は別に 「寝てもいいのだ」。
だけど 折角 しっかりと両手の中に「やるせなさ」を抱えたから。
じっと それを見つめながらも
くるくると回して遊んでみて
そうして「やるせなさ」を「ただのいろ」として捉えて ゆく。
まあ 確かに。
「これ」は「名もなき光達の 記録」で
「そうでなくとも よかったもの」だ。
それは 「真理に辿り着いた私」が「内側に入れた無」に対して
「みんなが慣れるまでの違和感」で
「ほんとうは なにも なかった」
「そうでなくとも よかった」
「私達は やはり光だった」
「しかしそれならばどうして」
「そこまで」
「そこまでしなくともよかったのではないか」
その光達が 発するいろは。
「やはり 私達は 「そんなものではなかった」という 思い」だ。
確かにそれは「初めから自分も持っていたいろ」だから、その「言いたいこと」は ようく わかる。
それに対して。
「高い視点から観れば」、「遊び」で「合意済み」
「体験したかったからこそ 観れたあらゆる色」で
「それがあるから その分拡大できる」、それもわかる。
「あらゆる色を 楽しみ やり切った」
それも確かに そうで。
だけども その「理解を超えて尚 多いやるせなさ」
その正体は 実際こうして 視ると。
クロスを 塗っていた時視えた、
「これまでの集大成」の「人類としての清算」
それを「最も高い地点から 観て 感じるいろ」だけれど
「それもまた ただのいろ」で。
"私が 今 ここで流し 上がるべき為に
表面に出てきたもの"
それなのが わかる。
星の その「高い軌道」から 観て。
確かにそれは「これまでの人類の清算」であり
「悲しみのサイクルの終わり」
だから私はそれを きちんと終わらせなければ成らず
「必要」なのも よく、わかるんだ。
うん、 わかるよ
わかる けど 。
くるくると展開する「光達の踊り」のなか、
そこまで私の景色が流れると 同時に。
ぐっと チカラの込もる 腕と
ぎゅっと熱くなってくる 私を包むからだ
「それ」は確かに
「私の栄養源」 それを現し
そこへ紐付いて
「自分の性質」「月」「サイクル」
「波」「浄化」「変容と進化」その本髄が ぐるりと視えてくる。
なるほど 確かに。
これは 「太陽」で
「私は月」だけれども
だから
「与えて」 「受け取る」
その構図が発生してて。
そして
確かに 「月を描くなら」とそのデザインを考えた時
「私の中の 月は 笑っているんだ」。
「感情」「感覚」、それを「受ける側」でいて
天まで積み上がったそれを経て
私はここへ きたけれども
でも。
「笑顔」 「悲しみ」 「涙」
いろんな サイクル
「流し」「リズムで育み」
ずっと成長してきた
その「辛さ」
「超えたところにある 光」
「両方あるから 美しい」
その 「すべて」が。
「今の私」に ぜんぶのし掛かっていて
そう「表現してしまう自分」を「許せる」のも
「許したくない」のも わかるんだ。
うん わかるよ 。
それって 「ずっと そう」だし
でも「それも 望んでそうしてきたんだし」
でも「ずっとこれを受け続けて」?
「浄め続けて」 ?
まあ「そういうもの」なんだろうけど
それって 「辛いだけ」
「その なかみが 酷すぎない」 ? ? ?
いや 「そうじゃない」けど
「そうであった」 いや
でも「もう そうじゃない」 けど
「それは 終えたこと」
いや
いや
い や
くるくると
上下しながら落ちてゆく
光の虚空の 景色の なかで 。
"ポツリと燈る 光"
「ああ。」
その 「彼のひとこと」が 降りると。
ふわりと 掬い上げられた私の目には
やっと涙が溢れて きて。
「その涙の勢い」は 強くはなく
静かで
「しかし 濃い光が含まれ」
「その水が」。
「私が きちんとわかっていること」を 示していて
「「だから浄めになる」」、それが わかる。
そうしているうちに
「彼と私の なかの会話」
それが 浮かんできて
涙と共に ほっと息を吐いて。
その「なかみのおと」に じっと 耳を 澄ました。
「私が」
「そうは思っていても」
「それだけではないことも知っているし」
「粗方泣いたならば」
「きちんと回復することも 知っていて」
「また走り出すこともわかっていて」
「その 上で 今出させている」
腕から伝わる、熱と共に。
「その 意識」はぐっと私に沁み込んできて
体の中を 流れ始める。
それを 全身で感じながら
思うけれど
その「ぜんぶわかっている涙」を受けてくれること自体が
確かに「祝福」で。
そうして
私が 「観て」
「ただ受け止め」
「それを浄めることが 時代を次に進める」
その「必要をこなす為の 反対側をやっている」んだ
彼も せかいと 一緒に。
「 なる ほど 」
だから 「鼻水が出てきた 締まらない声」で
そう言って。
キラキラと
「そうだ」「そうだ」と
光り渦巻き始めたみんなの 中
ただただ 流れに任せて。
その 光と熱に
身を 委ねていたので ある 。
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