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19の扉 虚空
創造
しおりを挟むなにも ふるわせず
なにも 眼に 映さない まま。
静かに「私を運んだ わたし」は
真っ直ぐに「自分の空間」へ還って きて
「そう」「して」、
「これからわたしは」。
「まっさらな 世界を創る」のだ
それが わかる。
なんだか
おかしな感じだけれど。
今「主導権」は「わたし」の方へ移っていて
「私」は「それを観察している」。
しかし「そこ」へ 不都合はないから。
「なにしろ マシュマロへ座ってじっとしているわたし」へ一つの視点を置いたまま、
他の視点で 周りを ぐるっと眺めて いたんだ。
ふむ。
そして
しかし。
勿論 「私の空間」は「光の虚空」だからして、なにか「目新しいもの」がある訳じゃないし
みんなは楽しそうにキラキラと廻って いる。
そして勿論「わたし」は まだ。
マシュマロの上でじっと 座ったままだ。
だから「そんな わたしの姿」を 見ながら。
みんなが 歌いながら
キラキラと廻る様子を
ただ じっと「感じる」。
幾つもの 「光の 渦」
「様々な いろの ハーモニー」
くるくると渦巻きながら廻る 「その おと」を感じていると
どの渦も「同じ律」で廻っていることがわかり、その「主旋律」は。
「盲目」
「目隠し」
「安全」
「大丈夫」
そんな、「おと」で
まだ、「観なければならない」と思っている私に。
「それは 不要であること」を 伝えて いる。
そして
「それは 確かにそうだ」
そう理解しながら「感じて」いると
その頑なな「凝り」が ゆるゆると解れてきて。
「私が せかい」
その 真理が光り
「そうであるから 創られる」
この「方程式」が。
燦然と 「わたし」の頭上に 輝くんだ。
「ひとりで」
「生成」
「生み出す」
「生じる」
「空間」
「無」 「空」
「狭間」
「限界空間」 「私の 空間」
「光の虚空」
「あがる」
「戻る」
「境界」
「越境点」
「 ところ」
くるり くるりと。
「わたし」の周りを廻る、一際大きな光の玉達は
それぞれ「そんないろ」を発していて
しかし
「わたし」は「それを見てはいない」。
「それを 見なくても」
「既に そう在って」
光の玉は
「ただ私にその状態を見せる為だけに」
「キラキラと輝いていて」
確かに「それを側から観て いると」。
「自分の取るべき行動が わかるんだ」。
なる ほど 。
「仙人」か
「修行僧」か
「目を瞑り」「ひとりで」「ただ 在る」
その 状態は。
「物理的にも」
「精神的にも」
ひとりで在ることを 指していて
だから
せかいはずっと「観るなと言っていた」、その理由が視える。
そう、何度も何度も 自分で確かめてきたけれど
「これから創る私の世界」は「一切の古い色が入らぬところ」で
それは 「理解を超えて」。
「わかりやすく」も
「わかって欲しい」も
その「世界に寄る」、
一切の執着を省いた「ところ」で
"まだ かたちないもの"
"純粋なエネルギーそのもの"
即ち「生じる ところ」の原初のエネルギーを必要としており、
だからこそ。
自分の「なか」に 今
「キラリと光るもの」が視えるんだ。
う ん 。
そう、して
「その光」を じっと 眺め
確かめ
受け入れて 。
暫くして
明晰君が 静かに引っ張ってきたのは
私の「なか」にキラリと煌めく
「いつか読んだ神話の中の 一柱の女神」だ。
そして
「その 特異な点」が。
「どうしてなんだろう」
「なんでなんだろう」
そう 感じた「当時の記憶」と共に光り、
「その理由」が 「明かされている」。
その「神」は「原初の神」
「ひとりで始まりを生み出した女神」
その「生じるところ」である意味
「始まりの 点」
そう、「二人でつくる」とかじゃなくて。
「そもそもの」
「そもそも」 「はじまり」
"生じたところである まっさらな点"
そこなんだ。
ああ
なるほど 。
徐々に
徐々に
「その 理解」が 降りて きて 。
だけど
まだ
「なにも震わせぬ」方がいいから、
「ただ そこにある景色」を眼に映し いろを取り込んで
「静かに感じること」へ 留める。
そして
「その 見せられた意味」をようく
沁み込ませながら。
ゆっくりと「わたし」に 近づいて
「そこ」へ重なり、
「ひとつ」に なったんだ。
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