1,890 / 2,079
22の扉 生成の場
すべてであるけれども なにものでもないもの
しおりを挟むホールの 大きな窓から空を見ていたら
徐ろに
「大きな空間と鮮やかな色で のんびりしたくなって」。
惹かれるままに 緑の森へ抜けてきた足は
迷いなく進み
そのままリズム感よく、森の奥へと 「なにか」を目指して
歩き続けている。
"「特異点」が来るまでのんびりしている 私"
"自分自身が 「特異点」である私"
"「今いるところ」が 「特異点」である事実"
「 うん。 そう、ね。 そう、なんだけ ど 。」
そうして歩き続けて いると。
順調に「次のヒント」が
回収されようと私の周りをチラチラと周り
明晰君達が それを「どうぞ」と差し出しているのが わかる。
だけど それを
チラリと眼の端に 映しながら。
「一旦 あたまをクリアにした方がいい」、
そう言っている「こえ」の導きに従い
一度 大きく息を吐いて。
立ち止まり
目一杯伸びをして
大口を開け息を吸ってから
ぱっちりと眼を開け「ポン」と一度、跳ねて。
「 よし」
そう「口に出して」切り替えてから、再びテクテクと 歩き続ける。
上を 見上げると
「木の葉のカーテン越しに観える空」
前を向くと
「連なる木々の間で遊ぶ 木洩れ日」
下を 観れば
「やあ」と元気に咲いている「名も知らぬ小さな 花」。
こうしてきちんと観る森の景色は どこもかしこも祝福に溢れて いて
肌に直接 感じられる風と
「生命の匂い」が 感じられる空気を 吸っていると。
ありと あらゆるものが「光り合い 相互補助しているこの環境」が
「確かに光の充満」で
「みんながお互いの矢印で支え合っていることが感じられるから」
「それを感じて充満と表現していた自分」が 観える。
「 ふむ 」
そして
その「チカラ」を 空っぽのまま感じていると。
やはり「場を変えることの有用性」と
「それを自然に行える能力」、
「そこ」が、自分の強みなのだと。
今、また
せかいが再押印しているのが わかるんだ。
そう、世界を観ていると よくあるけれど。
"自分の内面をよく見る"とは
「ぶっちゃけ何だかよくわからない場所」だから
ともすれば「それに飽きる」とか
「迷子になる」とか
「より強く感じられる現実に惹かれる」等の事があって
やはり続かないのだ。
「 確かに。」
だけど私は
「何か起こるのを待つ」のじゃなくて
「自分で「自分のなかみ」を観て 気付き
動いて見付けることができる」から
せかいは「そもそもそれが 強みである」と言っているし
「だから「この大きな理解」も飽かずに超えろ」と言っている。
「 ふむ 成る程?」
そう思って観ると
確かに「そこかしこにある鮮やかな色」は
「多角的な視点」を表していて
今、「様々な特異点を視ようとしている私」が
「その 「同じ状況」を体験しながら
感得しようとしている様子」が わかる。
だから「ふと 眼に付いた小さな花」、その前に蹲み込んで。
「だよね?」と 話しかけながら
廻るスペースをくるくると眺めて いたんだ。
でも まあ これって。
ややこしい けど
そういうこと だよね 。
"「特異点」が来るまでのんびりしている 私"
"自分自身が 「特異点」である私"
"「今いるところ」が 「特異点」である事実"。
この「三つの特異点」は。
「ことば」は同じだけれど
勿論「違う点」を表していて
だけども「どれも私の大事な点」であり
「次の大きな理解を齎す為の楔」なのも わかる。
ふむ。
なるほど
だから。
「位置」と「タイミング」と「状態」、
所謂「天 地 人」みたいな こと
その「空間と次元をまたがる感覚で」 ?
うん? 「なにを」?
捉える んだっけ か 。
「 えっ、ちょっと待って? ポイントを先ず 絞ろう。」
なんとなく「言いたいこと」は わかるのだけど。
やはり「頭」を使うとこんがらがるからして
再び一旦 「ポイ」と投げて。
蹲み込んだ先にある、「小花」をじっと映しながら
「その詳細を読み解いてゆく」。
うむ、「この 艶々した茎」
「咲いたばかりの瑞々しい花びら」
こっちは 蕾
これは 葉っぱだけだね
うーん
小さ過ぎて葉脈は見えない ふむ
「育ってる」ねぇ~
なるほど
しかし
「花」は 「始めから花」ではなくて
「種から時間をかけて成長し 花を咲かせる」
「私」も 「始めから完成形」ではなくて
「時間をかけて「そうなる」し」
「それはこの世界の全てに通ずる理でもある」ね?
「 なるほど? 」
そう「成長のポイント」は
「華々しいところだけ」にあるのでは なく
「瞬間の過程」「なんでもないところ」にあるからして
見過ごされがちで
「それ」はこれまでと違った視点で在らねば 視えない。
「 うん 」
わかるよ
わかる
うん、わかるんだけど ?
えっ わかんなく ない?
「 ふふ」
その「自分問答」が 可笑しくなってきた ところで。
"わかんないなら わかんなくていいじゃん"
と いう「みんなからの声」が 聴こえてきたからして
「成る程」と言いながらも「特異点」を引っ張り出して
「デン」と置き
「その自分のいろ」を 眺めて みる。
そう、それは 紛れもなく「私のいろ」で。
「それが なんなのか」はわかるのだけど
今は
「それが なんの前置きなのか」はまだわからない地点で あり
だからこそ「自分のスパンが拡大している」のが わかる。
「 成る程?」
これまでだったら「そろそろ視えるこたえ」が
まだ「概要だけ」で「形に成らずに」。
「更なる可能性を含んで」、「成長しているから」だ。
「 ふぅん。 なるほど そういうこと ね。まだ、待てと。 」
だからその
「すべてであるけれども まだなにでもないもの」を
慈しみの眼で 眺めて。
ホッと 息を吐くと
大きく なれよ ? と思いながら
「よいしょ」と
立ち上がったので ある。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪
山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。
「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」
そうですか…。
私は離婚届にサインをする。
私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。
使用人が出掛けるのを確認してから
「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」
私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる