透明の「扉」を開けて

美黎

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22の扉 生成の場

小さな「なんで」

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実際
私はいつも
 「小さな なんで」を引っ張り出してきて
 こねくり回しているけれど。

こうやって観ると
 「確かにそれは必要なこと」で
 「実際すっきりしないと どうにもならない」から
そのポイント必要が わかっていたと、言えるんだろう。



「    ふむ」

 そうして 今日も今日とて
楽しく日常を過ごしている
 「久しぶりのお茶会」の帰り道を 歩きながら。

 「パミールの言っていた「ヨルって優しいよね」」というセリフ言葉

「そのなにか」に引っ掛かかりながら、テクテクと歩いて いた。


「    う~ ん? 」

 黒光りのする 壺
 キラリと反射する 鏡

明らかに「以前とトーンが違う絵」が 眼の端に チラチラと映る。


    ふむ ?

その
調度品達のアピールが激しくなってきたのを視て。

 「クスリ」と笑いながらもペースを崩さず
そのままスッと屋根裏へ上がり、引き続きテクテクと歩いて ゆく。


そう、「今回のこたえ」は「パミールの言葉からのいろ」を観ればいいだけだから
 「それ」は今、正に 余裕でスペースへ「デン」と寝そべっていて。

世界を眺めながらカケラを回す段階を入れる程のものではなく
 私はただ「その大きな塊の中のポイント糸口を見付ければいいだけ」だ。


 だから そのまんま「本能」に任せて
  屋根裏狭間を進み続けて。

 「自分が 一番チカラ才能を発揮できる状態」で
  緩い風のなかを 歩いていた。







「   うむ 」

 
   なんと 言ったらいいのか

     ふむ

    
     そう  ね  ?


「ぼんやりとした かたち」の全貌を眺めながら
 腰に手を当てて
体をくねくねと動かしながら「そのかたち」を練る様に 歩く。

 そして
 因みに
「センサーがピクリと反応した場面」は
 ガリアとパミールが「いろんな場所の出来事や噂を話していた場面」だ。

二人が相変わらずそうした形で「報告」をしてくれているから
 私もあまり「世間」には出ないけれど。

「実際何が起こっているのか」、大まかな情報は得ているし
 「違う角度からの世界のいろ」がわかって とても面白くもある。

そして最近
 そこにリュディアが加わる日も多いらしいけれど
 今日は 都合が合わなかった様で会えなかった。


「   うん、また会えるし。 仲良きことは  ふむ 」

そして
 パミールが私を優しいと言った場面は
「その会話の中の人々の行動に 理解を示したところ」で。

 本来 いろんな人がいる
 揉め事も前より増えた
 みんなが少しずつ行動し始めた

その「現状」を鑑みて発したことばに、彼女がそう言ったからだ。

だけど
 「私自身」、自分のことを「優しい」とも「優しくない」とも思っていて思っていなくて

 だからその「謎のもんやり感」に反応して
 こうして「塊」を眺めている。


「  うむ 」

 そしてそれは「立ち位置の違い」であり
「何が正しい」とか そういう話ではない。

「パミールが間違っている」や
「世界状況の進行速度の話」でもなくて
 「それを聞いて感じた違和感の正体をきちんと視る」、
 そういう話だ。

だから
「もう 終わった話」は持ち出さずに「いろ」の点在だけを 確かめながら。

 ひたすら「余計なもの」が落ちるまで歩き続け
 ぼんやりとした穴の光が漏れる中を 進んで行った。







    「会話の内容」は 関係ない


  「誰が」も

    「何が」も

      関係 なくて

  うむ

    この「光と闇」   「表と裏」


        なんて  いうか

     
     えーと

   「光に沿わない生き方の色」そうね

   それは そうなんだけど
   しかしそれは「今はまだ普通」でもあるし

   ふむ
      その「色」、どうこうじゃなくて?


  ああ
   「ほんとうは何をしているのかわかっていない」、
   それはずっと前から思ってること
  
  「表と裏のちぐはぐ」
   「言ってることと やってることの乖離」
  「言っても やらないこと」
   「そしてそれを忘れること」
  「自分の中の矛盾を放置していること」
   「気付いていないこと」
  「あらゆることに目を瞑り暮らしていること」

  だけど 「」こと


   ふむ   そう それは「自由」で。


   
「   うん ?」


   だから 「そこ」じゃなくて

 「私がそれに対して理解を示したこと」?

 「それを聞いてパミールが優しいって言ったこと」

  でもそれは「両方を視てるから」で

    ふむ

  「誰しも「どっちもある」」からな  うん


    いや 待て

  それもあるが しかし。


  そう、これって「せかい」が 「わたし」が

   「観て」「視て」、そう言ってるって ことで

   ちょっと一回 もっと上がろうか


        ふむ


   だから

   して


      ほう?



    なる  ほど



  「表と裏の違いが明白に視えていた自分」

  「そして超えて 両方観れる様になった自分」

  「そして 「そのなんで違和感」を探れる様になった自分」


   ふむ

  「その全部」   はぁ   なるほど



   そっか


  「その全部」自体、が。


    「私の必要」「ツール」で

  「描く為に体験してきたこと」
  「その色を出す為の材料」であり
  「に響かせる為の行程」で

 だから、「今 ここで こう」なんだ。


「   えっ ? 成る程?」


 そう、思わず立ち止まったけれど。

「この理解自体」が、せかいの采配
 わたしの言いたかったことで
  「因みに

確かに私が「それ」を見ていなかったら
 「不満」を
 「違和感」を
 「ずれ」を
 こうはなっていないし
そして「それを噛み砕き 超えて 理解を得る」まで行かなくて
 光の創世神話自分の目的描く果たす道のりは頓挫する。


「    っ  てか、「頓挫」じゃなくて 「できない」、よね 。えっ  面白。」

 だから結果「この理解」は。

「自分のなんで」に対しての「せかいのこたえ」
 即ち「真理」で

 「の「すべてのなんで」はに繋がっており」
 「自分
 「わたしはせかい」、「せかいはわたし」で
 「私は今 自分の役目を果たしているのだ」。


「    なる ほど。 」

 そして
 「こうして 微細な 微妙なラインをちまちまと繋げていくこと」
 「違和感を突き詰めること」
 「絡まりを解き続けること」で
 
  "すっきり クリアなわたし"が 完成して
 
 「の目線で描いているだけでいい」になり
 「それはまた 道標にも なる」んだ。


そう、「行程」は すべての光で 異なるけれど。

 「やってること」は「見た目は違えど 中身は同じ」であり
 「私達は同じところに帰結する」からして
「クリアに強く光るしるし目印」は存在するだけで役に立つものであり
それは 「真っ暗闇で光る 星になり得る」。


「   確かに。」

 それは 「自分が体験済み」で。

いろんなところで「光」「星」を目印にしてきた自分にとって
 すんなり理解できる行程道のりであり
 「自然な 流れ」なんだ。


「    はぁ 」

 だから 立ち止まっていた足を 
   再びスルリと 動かして。

  大きく 息を吐きながら

 「フフフ」と、再び歩き始めたので ある。











 

 


    






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