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22の扉 生成の場
点
しおりを挟む「儀式」は 真実
朝起きた時から始まっている。
「おはよう」と 「在ること」をみんなに感謝して。
細胞の隅々まで光を廻し 全粒子と連携をとること
顔を洗い 身支度をして身なりを整え
「その行程で触れるすべて」に神経を通して一部とすること
そこから同じ調子で まわりを浄めて。
「ぜんぶ」を 自分の一部としていくこと。
「昨日の細胞を生まれ変わらせ」
「新しい一日を生きること」
それがこれからの道を創る礎となり
光の創世神話は記されてゆく。
「そのすべて」は 世界を自分の一部とするのと同じで
「行き渡らせること」
「光を通すこと」であり
「儀式」で
「瞬間の密度を高めること」、
その先が「光の充満の拡大へ繋がる一歩一歩」であり
「祈り」でも ある。
そう 私にとって「生きる」は「祈り」で
それが
以前よりもずっと自然にできている今が「本来の姿なのだ」と。
感じられること自体が 成長なのだとわかって 嬉しいんだ。
だから その点を余すことなく 踏みながら。
「今朝のしるし」の意味について回るカケラを
いつもより広いスペースで 巡らせていた。
「 まあ 今日は顔を洗う前に。 連れ出されたけども 」
彼にぼんやりと手を惹かれていた感触を思い出しながら。
「何故」「今ここで」「祀る」「二人」
自分の中にある「?」と「言葉」を眺めつつ
テクテクと黒の廊下が眺められる、屋根裏を歩く。
実際
私は
別に「この行為を分析するまでもないのだけど」、
なんだか この頃の「せかいの意図」は
とんでもなく大きいから。
「それにまつわる何か」、私にとっての大きな点が隠れていそうで
なんとなく気になって ここを歩いている。
そう、「分析するまでもない」
その理由は
「この前 食堂でアリスが取り仕切る式について」 聴いていたからだ。
それは「改めての新当主」「ここの代替わりを告げるもの」としてイストリアが提案したものらしく、
確かに区切りなくこの混乱に突入した世界にとっては「必要な区切り」であることは間違いない。
だってきっと彼等は「誰がここの長なのか」
それは知らしめようと思うだろうが
「そういう形での権威の示し方」は 思い付かないからだ。
「代替わりの明示」「実権を知らしめること」
それも確かに大切だろうが「儀式」「祭祀」を主導すること
その行為が持つ意味は彼等が感じているよりも 重い。
自然と「守り神として馴染んでいる二人」だけど。
「それを知らしめる」ということは
「あのチカラと共にここを守るという宣言でもあり」
「お互いを繋ぐこと」
そして「そのお互い」とは勿論
「神」と「私達」でもあるが
「みんな」と「長」、そして「神」という具体的な提示で
それがあることにより「根底の安心感」が生まれ
「個々の信仰の土台」の一部に なる。
そうなんだ
「拠り所」がない、今は。
「広く 周知できるもの」が必要で
この世界では私の区画が見えない者も沢山いるから
「これ以上の不安定さ」を広げない為にも有効な手段なんだ。
「 なるほど ねぇ」
だから その「流石イストリアな景色」も眺めながら。
「今朝の訪問のいろ」を受けて変化しているいろを読み、
そのまま狭間の中を流れて ゆく。
そう「それ」は「点」で
あれが必要だと感じ置いたもの
即ち「私がそこへ行き したこと」が
「世界にとって何らかの影響を齎すから」で
私はそれを加味してすべてを眺める必要があるし
「そうすること」で「得られる恩恵」がある筈だ。
ふむ
なるほど
「みんなが」 「そう感じる」
確かに そうね
「そう認識する」のは 大事
「感じて」 、そう
「臨場感」「体験しないと」「進まない」からね
うん
「世界は味わうもの」 そうね
ああ 成る程そうか
確かに「私はいつでもたっぷりと」
「存分に 味わっている」 確かに
そうだわ
色々余計なものに首突っ込んだりして ふむ
すったもんだしてたもんな うん
そいで?
うん、「確かに それはそれで良かった」
そうね
「思いっきり 感じて 学んで 転んで立ち上がり進む」
ふむ それはやってもやんなくても 自由
だがしかし「感じられるということ」
そうね 確かにそれは「世界の恩恵」
それは言える
脱いだら 「感じられない」もんね うん
でも 確かに ここから観ると
「感じない様に」、生きてるからな
ふーむ
そしてそれは「諸々の蓄積」が ふむ?
だから「儀式」
「信仰をつくる」とは ちと違うけど
まあ「礎」 しっかりしたものは必要よね
拠り所 目印
あの二人なら「そのパワー」「いろ」持ってるし
見ればわかるもんね
いや待て それ が
「私の特性だった」んだよ そう
んん?
ちょっと待って 一回離れよう
え~と
もう少し ゆっくり 歩いて。
「儀式」
うん 「節目」
そう
「祝祭」 そうね 「祭り」
うん、「踊り」は ないけど
そう 「こころひとつに」 それはいい
「その状態に入る」
あー「経験」「体験」からの「体感」
ふむ
なるほど「やんなきゃ」。
最初、固いうちは わかんないもんな
ふむ
私が やわっやわの ボヨンボヨン
境界なしの 「どこでもフィット」だから
失念してたわ
そう
最初は「馴染まない」わよね
だから そこを「儀式」「一体感を演出して」、解して。
「糸口にする」
「入り口」
「望めば 誰でも入れる入り口」
そうね「ご招待」よ
成る程 それは いいね?
そうして そこまでスペースが展開すると
回っていたカケラ達はシュッと配置につき
私に「なにかのかたち」を 見せている。
点と 点
遠い距離と 近い距離
円の線上に置かれた点
区切り 目印 儀式
「 ふむ ?」
そこには 光の線で描かれた二つの円があり
線上にある点が
「距離の離れたもの」と
「近い位置に点があるもの」
即ち「点の数が違う様子が観察できる円」が ある。
「 あー、 そういうこと ?かな 」
それを観て パッと閃いたけれど。
実際 これは
「世界を一番高いところから観たわたし視点」で
「裏側の景色」
私達の一日や一年を表した図であり
具体的に言えば「その儀式の数」だ。
この「光の点」は
「積まれてゆく瞬間の点」
「存在の密度が上がる瞬間」
即ち「天と繋がる瞬間」「祈りの時」であり
「私は一日の間 「その時間」が多いから円の点が多くて」
「みんなは「礼拝時」や「こうした儀式の時」しか繋がらないから 点がまばら」なのだ。
そして もっと言えば
「私の円は 「一日」を表す」けれど
「みんなの円は「一年」を表していて」、
それは
「意識している瞬間」
「祈りの時間」
「繋がる瞬間」の
「粒子の量」から派生する「距離」の問題で ある。
そう、もっと平たく 言えば。
瞬間の密度が違うから、「時間の速さ」が 違っているのだ。
「 ほぉ~ぅ ?」
成る程 だから。
「ここで 「儀式を設け」」
「形として楔を置き」
「リズムをつけて」
「わかりやすく、導いてる?」
いや でも まあ 「そうなる」か
ふむ
イストリアが どこまで意図してそうしているのかはわからないけれど
「実際 それはそういうこと」で
「エネルギーのかたちは そう視えている」。
「 なら、 それでいいんだ。 そうなる、でしょう うん。」
だから「その大きなこたえ」に 満足し
ニッコリと笑って。
ゆっくりになっていた足取りのリズムを改めて意識し、
テクテクとまた 歩いて行ったので ある。
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