【完結】ハーレムルートには重要な手掛かりが隠されています

天冨 七緒

文字の大きさ
207 / 414
二章 ハーレムルート

皆を怒らせちゃいけない

しおりを挟む
明日皆は帰ってしまうらしいが、悲しくなんてなく寧ろ楽しみで仕方がなかった。
何故なら明日から僕は、皆のところをご挨拶兼お泊まりが決まったからだ。

うふふ…楽しみすぎる。

順番はライ、エド、リック、アレックスとなった。
アレックスは今日の婚約者の集まりの為に今日だけ休みを確保したらしい。
明日から再び学園に戻らなければならないと知った。

生徒の長期休暇が始まっても、先生達はまだ休みじゃないなんて…。

今流行りのリモートに出来たら良いのに…魔法があるのにそれは出来ないらしい。
魔法って万能じゃないんだね。
来週から本格的に先生達の休暇が始まるみたい…先生って大変だなぁ。
なのでお泊まりの順番はアレックスがラストとなった。
なんだろう…そう思ったからかな、アレックスの事を考えると胸が締め付けられる。
側に行きたい、抱き締めて欲しい。
お父様と真剣な話をしていたので、邪魔はせず何度も視線で確認しながら待っていた。
二人の会話が終わるとタイミングが悪く食事の時間になってしまい皆と食事をして、皆と過ごした。
側に皆がお父様達もいるので、なかなかイチャつけないのでもどかしい。
出来ないと思うと余計エッチな事を考えちゃう。

「シャル?エロい事考えてるだろ?」

耳元でライに言い当てられてしまい驚いた。

「えっどうして分かったの?」

「ふっ、顔に出過ぎだ。」

「へっ僕、顔に出してた?」

「丸分かりだな。」

「ふぇ~」

両手で顔を隠したけど、エロい顔ってどんな顔?
ニヤケ顔?スケベな顔ってこと?
そんな顔皆に見せてたのかな?恥ずかしい。

「んぎゃぁあんぎゃぁあんぎゃぁあ゛あ゛」

僕を助けてくれるようにアドルフが泣き出した。
うん、お腹空いたんだね。
今あげるからねぇ。

「こらっ」

服を捲ろうとしたら、突然ライに腕を捕まれた。

「ふぇっ?」

「ルマン?」

「何?」

「ここであげる気か?」

あげるって母乳の事だよね?

「うん…だめなの?」

「「「「だめだ」」」」

ライ、アレックス、エド、リック皆の声が重なった。

「えっでも…アドルフお腹空いてるよ?」

「アドルフの部屋か、誰もいない個室に行くぞっ。」

「えっあっはい」

なんでだめなの?

あれ?なんだか皆見てる…。
お父様達もだけど、お兄様は怒ってるように見える…あっ…確かあげてるところを見せるなって言われてたんだ…だから皆僕を止めたのかな?
赤ちゃんに母乳をあげるところ見せちゃいけないんだっけ?
アドルフと一緒に部屋を出ると、後ろからライやエド、リックとアレックスと乳母と、騎士も付いてきた。

アドルフの部屋まで移動してから母乳をあげている。

「シャル…分かってるか?」

「ふぇ?」

「俺たちの家族とは言え無防備に胸を晒すな。」

「……はぃ」

やっぱり、そう言うことだったんだ。

エッチな視線ではない視線で見られながらアドルフに母乳を与え続けた。
早く飲み終わってと祈るも、今日はなんだかいつもよりゆっくりに思える。
アドルフってもしや今の僕の状況を楽しんでたり…なんてないよね。
その笑顔もお腹が満たされての表情だよね?
お腹一杯で僕の胸から口を離した瞬間にアドルフはライに奪われ、そのまま乳母に渡された。
何か耳元で指示していたかと思えば、乳母と騎士は部屋を出ていってしまった。
僕は胸を露にしたままの状態で腕をエドとリックに捕まれている。

「あっん…だめっ…無くなっ…ちゃう…」

逃げることも出来ず、二人に残りの母乳を飲まれ続けていた。

「あっん…やぁあん…アレックス…ライィん…」

「俺達をこうさせてるのはシャルだ。少しは自覚しろ。」

助けるどころかライは僕を責め、アレックスに視線を送れば優しく微笑まれた。

「ルゥは無防備過ぎますね、少しは周囲の状況を確認してください。」

「…んっ…はぃっんっんぁん…き…気を…付ける…から…もぅ…ぁんんっ」

エドとリックは一向に辞めてはくれず、エッチな声が止めらんない。
ライの気配を感じて二人を制止してくれると思ったのに、唇を塞がれ舌を絡め取られていた。
強引な三人の行為に僕の身体は久し振りの愛撫に歓喜し、耳も尻尾も現れ身体の奥が刺激を求め始めた。

「はぁんんっんもっと…ちょうらい…みんにゃの…ほちぃ。」

「ん~?」

いつの間にか真後ろにいたアレックスがするりと僕のパンツの中に手が入り込んだ。
皆をいつも受け入れているお尻の奥に指が触れ、それだけでゾクゾクと身体が震える。

「はっんん…そこ…そこにゃ…欲ちぃっ…にぁんんぁん」

アレックスの長い指が入り身体の中で動き出し、指はすぐに増やされ広げられていく。

早く…早く…欲しい。

「………ふぇ?…ぁん」

僕の中にあった指がするりとなくなり、次を待ったのに何にも起こらなかった。
ズボンを脱がされることはなく、それどころか好きではない洗浄魔法を掛けられた。

「ぇ?…アレックス?…ライ?エド?リック?」

なぜか皆も僕から離れていった。

「少しは反省しろっ。」

僕は中途半端な状態のまま、皆のいる談話室に戻された。
耳と尻尾を仕舞うことも出来ず、身体の奥もムズムズしたまま…。

こんな状態の僕を皆に見られたくないよ。

平静を装っているけど、内心は自分を制御するのに必死だった。
お父様達も何も言わないので、僕の状態は皆にバレてないだろうが油断すると皆の前でエッチしてしまいそうで怖かった。
僕の身体をここまで煽っておき、更には尻尾の付け根や耳を触れてくる。
胸の前で手を重ね快感を耐え我慢するのに必死で周囲の反応なんて気にする余裕は全くなかった。
お父様とお兄様からは鋭い視線を向けられ、皆のお父様達からには「ほどほどにしなさい」と態度で示され、お母様達は「まぁ、いいわねぇ」なんて思われているとは知らず、「はしたない」って思われたらどうしようとずっと不安に襲われながら快感と戦っていた。
しおりを挟む
感想 195

あなたにおすすめの小説

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた

やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。 俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。 独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。 好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け ムーンライトノベルズにも掲載しています。 挿絵をchat gptに作成してもらいました(*'▽'*)

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

姫ポジ幼馴染の貞操を全力で守っていたのに、いつの間にか立場が逆転して伸し掛かられた件

イセヤ レキ
BL
タイトル通りのお話しです。 ※全七話、完結済。

ドジで惨殺されそうな悪役の僕、平穏と領地を守ろうとしたら暴虐だったはずの領主様に迫られている気がする……僕がいらないなら詰め寄らないでくれ!

迷路を跳ぶ狐
BL
いつもドジで、今日もお仕えする領主様に怒鳴られていた僕。自分が、ゲームの世界に悪役として転生していることに気づいた。このままだと、この領地は惨事が起こる。けれど、選択肢を間違えば、領地は助かっても王国が潰れる。そんな未来が怖くて動き出した僕だけど、すでに領地も王城も策略だらけ。その上、冷酷だったはずの領主様は、やけに僕との距離が近くて……僕は平穏が欲しいだけなのに! 僕のこと、いらないんじゃなかったの!? 惨劇が怖いので先に城を守りましょう!

悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!

ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。 らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。 なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。

「出来損ない」オメガと幼馴染の王弟アルファの、発情初夜

鳥羽ミワ
BL
ウィリアムは王族の傍系に当たる貴族の長男で、オメガ。発情期が二十歳を過ぎても来ないことから、家族からは「欠陥品」の烙印を押されている。 そんなウィリアムは、政略結婚の駒として国内の有力貴族へ嫁ぐことが決まっていた。しかしその予定が一転し、幼馴染で王弟であるセドリックとの結婚が決まる。 あれよあれよと結婚式当日になり、戸惑いながらも結婚を誓うウィリアムに、セドリックは優しいキスをして……。 そして迎えた初夜。わけもわからず悲しくなって泣くウィリアムを、セドリックはたくましい力で抱きしめる。 「お前がずっと、好きだ」 甘い言葉に、これまで熱を知らなかったウィリアムの身体が潤み、火照りはじめる。 ※ムーンライトノベルズ、アルファポリス、pixivへ掲載しています

姉が結婚式から逃げ出したので、身代わりにヤクザの嫁になりました

拓海のり
BL
芳原暖斗(はると)は学校の文化祭の都合で姉の結婚式に遅れた。会場に行ってみると姉も両親もいなくて相手の男が身代わりになれと言う。とても断れる雰囲気ではなくて結婚式を挙げた暖斗だったがそのまま男の家に引き摺られて──。 昔書いたお話です。殆んど直していません。やくざ、カップル続々がダメな方はブラウザバックお願いします。やおいファンタジーなので細かい事はお許しください。よろしくお願いします。 タイトルを変えてみました。

寄るな。触るな。近付くな。

きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。 頭を打って? 病気で生死を彷徨って? いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。 見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。 シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。 しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。 ーーーーーーーーーーー 初めての投稿です。 結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。 ※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。

処理中です...