315 / 414
二章 ハーレムルート
噂シャルマン フィンコック
しおりを挟む
大会が終わり再びフィンコックに注目が集まり出し悪意ある噂が目立ち始めた。
フィンコックの婚約者三人が大会で優勝してしまい「幸運の女神」等と騒がれ出した嫉妬からだった。
噂話をしている彼らのペアも大会に参加していて、結果は…彼らの口から語られることはなかった。
「なんだか、最近またフィンコックが王子に付きまとってるらしいよ。」
「あぁ、僕も見たわ。その所為か王子かなり窶れてたよね。」
フィンコックと王子が一緒に居る所を目撃したと囁かれるようになってから、二人を特に王子に視線が向けられていた。
もうそろそろ何かしら忠告などしてもいいのでは?と揉め事を期待している眼差しだった。
大半の人間が我が儘公爵令息が落ちぶれていくのを望んでいた。
フィンコックが嫌いという者や、高位貴族が落ちていく姿を目撃したい者、貴族全般が嫌いな者、理由は様々だ。
「追いかけるのはいいけど、相手の事をちゃんと見てないよね。」
「王子、日に日に顔色も悪くなりだしてるってのに。」
「可哀想過ぎるよ…。」
「王子も公爵家だからって抗議するのも躊躇ってるんだろうな…だけど我慢し続けて王子が倒れる方が大変なのにっ。」
「そういうの一切見えてないんでしょ?それが原因でペア拒絶されてんだからいい加減気付くべきなのに。」
「公爵家の人間で周囲に人が居ないってのがどういう事なのか理解しないよね?」
「本当…婚約しても根本は変わらないってことだね?」
「あの人達もなんであんなのと婚約しちゃったんだろう?」
「…そんなの公爵家の圧力しかないでしょ?」
「圧力?伯爵三人と侯爵一人…ギノフォード先生まで従えるって相当な金額か弱みで圧力掛けたって事だったら相当だね…。」
「最悪過ぎる。」
「あぁいう貴族がいるから、平民に「貴族全般嫌い」って言われるんだよ。」
「こっちの迷惑も気にして欲しいよね…。」
「別に平民に好かれるような行動をして欲しいって言ってる訳じゃなくて、人の上に立つ者としてそれなりの教養と誠意をもって欲しいよ。」
「あんな人が王子の婚約者にならなくて本当に良かった。」
「なれるわけないから心配はしてなかったよ。」
「…嘘だっ「公爵家の力で無理矢理婚約者になるかもね」って言ってたの僕、覚えてるよ。」
「…あの時は王子の婚約が決まる前だったから…フィンコック公爵が王族とやり取りしてるって噂もあったし…」
「えっ?なにそれ?」
「王子の婚約が決まる直前に王族の早馬がフィンコック公爵家を何度も往復してるって使用人達が話てるの聞いちゃった。」
「婚約前ってことは、やっぱり打診やお断りの手紙のやり取り?」
「多分ね。」
「公爵家の権力を使っても拒絶されるって…。」
「そう言うこと、今なら分かるけどシャルマンが王子と婚約なんてあり得なかったんだよ。」
「ふぅん…そっか。」
誰もが自分と王子の婚約がなくとも、フィンコックだけはしないでくれと願いっていた。
願いが叶いほくそ笑む姿は…。
フィンコックの婚約者三人が大会で優勝してしまい「幸運の女神」等と騒がれ出した嫉妬からだった。
噂話をしている彼らのペアも大会に参加していて、結果は…彼らの口から語られることはなかった。
「なんだか、最近またフィンコックが王子に付きまとってるらしいよ。」
「あぁ、僕も見たわ。その所為か王子かなり窶れてたよね。」
フィンコックと王子が一緒に居る所を目撃したと囁かれるようになってから、二人を特に王子に視線が向けられていた。
もうそろそろ何かしら忠告などしてもいいのでは?と揉め事を期待している眼差しだった。
大半の人間が我が儘公爵令息が落ちぶれていくのを望んでいた。
フィンコックが嫌いという者や、高位貴族が落ちていく姿を目撃したい者、貴族全般が嫌いな者、理由は様々だ。
「追いかけるのはいいけど、相手の事をちゃんと見てないよね。」
「王子、日に日に顔色も悪くなりだしてるってのに。」
「可哀想過ぎるよ…。」
「王子も公爵家だからって抗議するのも躊躇ってるんだろうな…だけど我慢し続けて王子が倒れる方が大変なのにっ。」
「そういうの一切見えてないんでしょ?それが原因でペア拒絶されてんだからいい加減気付くべきなのに。」
「公爵家の人間で周囲に人が居ないってのがどういう事なのか理解しないよね?」
「本当…婚約しても根本は変わらないってことだね?」
「あの人達もなんであんなのと婚約しちゃったんだろう?」
「…そんなの公爵家の圧力しかないでしょ?」
「圧力?伯爵三人と侯爵一人…ギノフォード先生まで従えるって相当な金額か弱みで圧力掛けたって事だったら相当だね…。」
「最悪過ぎる。」
「あぁいう貴族がいるから、平民に「貴族全般嫌い」って言われるんだよ。」
「こっちの迷惑も気にして欲しいよね…。」
「別に平民に好かれるような行動をして欲しいって言ってる訳じゃなくて、人の上に立つ者としてそれなりの教養と誠意をもって欲しいよ。」
「あんな人が王子の婚約者にならなくて本当に良かった。」
「なれるわけないから心配はしてなかったよ。」
「…嘘だっ「公爵家の力で無理矢理婚約者になるかもね」って言ってたの僕、覚えてるよ。」
「…あの時は王子の婚約が決まる前だったから…フィンコック公爵が王族とやり取りしてるって噂もあったし…」
「えっ?なにそれ?」
「王子の婚約が決まる直前に王族の早馬がフィンコック公爵家を何度も往復してるって使用人達が話てるの聞いちゃった。」
「婚約前ってことは、やっぱり打診やお断りの手紙のやり取り?」
「多分ね。」
「公爵家の権力を使っても拒絶されるって…。」
「そう言うこと、今なら分かるけどシャルマンが王子と婚約なんてあり得なかったんだよ。」
「ふぅん…そっか。」
誰もが自分と王子の婚約がなくとも、フィンコックだけはしないでくれと願いっていた。
願いが叶いほくそ笑む姿は…。
23
あなたにおすすめの小説
お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
挿絵をchat gptに作成してもらいました(*'▽'*)
ドジで惨殺されそうな悪役の僕、平穏と領地を守ろうとしたら暴虐だったはずの領主様に迫られている気がする……僕がいらないなら詰め寄らないでくれ!
迷路を跳ぶ狐
BL
いつもドジで、今日もお仕えする領主様に怒鳴られていた僕。自分が、ゲームの世界に悪役として転生していることに気づいた。このままだと、この領地は惨事が起こる。けれど、選択肢を間違えば、領地は助かっても王国が潰れる。そんな未来が怖くて動き出した僕だけど、すでに領地も王城も策略だらけ。その上、冷酷だったはずの領主様は、やけに僕との距離が近くて……僕は平穏が欲しいだけなのに! 僕のこと、いらないんじゃなかったの!? 惨劇が怖いので先に城を守りましょう!
悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!
ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。
らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。
なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。
「出来損ない」オメガと幼馴染の王弟アルファの、発情初夜
鳥羽ミワ
BL
ウィリアムは王族の傍系に当たる貴族の長男で、オメガ。発情期が二十歳を過ぎても来ないことから、家族からは「欠陥品」の烙印を押されている。
そんなウィリアムは、政略結婚の駒として国内の有力貴族へ嫁ぐことが決まっていた。しかしその予定が一転し、幼馴染で王弟であるセドリックとの結婚が決まる。
あれよあれよと結婚式当日になり、戸惑いながらも結婚を誓うウィリアムに、セドリックは優しいキスをして……。
そして迎えた初夜。わけもわからず悲しくなって泣くウィリアムを、セドリックはたくましい力で抱きしめる。
「お前がずっと、好きだ」
甘い言葉に、これまで熱を知らなかったウィリアムの身体が潤み、火照りはじめる。
※ムーンライトノベルズ、アルファポリス、pixivへ掲載しています
姉が結婚式から逃げ出したので、身代わりにヤクザの嫁になりました
拓海のり
BL
芳原暖斗(はると)は学校の文化祭の都合で姉の結婚式に遅れた。会場に行ってみると姉も両親もいなくて相手の男が身代わりになれと言う。とても断れる雰囲気ではなくて結婚式を挙げた暖斗だったがそのまま男の家に引き摺られて──。
昔書いたお話です。殆んど直していません。やくざ、カップル続々がダメな方はブラウザバックお願いします。やおいファンタジーなので細かい事はお許しください。よろしくお願いします。
タイトルを変えてみました。
寄るな。触るな。近付くな。
きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。
頭を打って?
病気で生死を彷徨って?
いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。
見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。
シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。
しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。
ーーーーーーーーーーー
初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる