【完結】ハーレムルートには重要な手掛かりが隠されています

天冨 七緒

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二章 ハーレムルート

ライとの結婚

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王子様の結婚式が終わり、僕はサンチェスター伯爵様の領地にお引っ越ししている。

本当は何もいらなかったけど、お父様やお母様お兄様からの贈り物が凄くで馬車を何台も使うことになり大名行列のようで恥ずかしかった。
長い時間をかけ多くの騎士を引き連れてサンチェスター様の所へ向かった。
まるでお姫様のような扱いに怖くて景色を観ることも馬車から降りる勇気も無くなってしまった。
ライは領地で僕を待っていてくれるようで、公爵家からの移動までは純潔?を守るべく馬車には誰も入れてはいけない決まりだった。
残念なことにアドルフも許されず別の馬車に乳母に抱かれて移動していた。
馬車の中にいる僕は今の状況が恥ずかしいという思いで一杯だったが、次第にライと結婚するんだと自覚していくと緊張からくる不安で呼吸が浅くなる。

もう、早く着いて…。

ガタンと揺れた後、馬車は停車しノックをされたので馬車内の施錠を解除した。
扉が開かれ眩しい光を背負ったライが現れた。

「はぁぁぁ、ライっ」

降りなきゃいけないのは分かっているけど、ライの姿を確認した瞬間僕の本能が目を覚ました。

手を伸ばしキスを催促してしまうのは長い時間馬車に揺られてエッチな事を考えてしまったからだ。
移動の間話し相手もいなく、本もない中出来ることと言えば「今後の未来について妄想する」だった。
結婚したら初夜かあってずっと一緒にいられるって考えたら幸せでいつの間にかキスがしたい、抱きしめて欲しい、早くライと一つになりたい、という思いに頭を支配されていた。

「んっあむん…んふぅっん…だめ…もっと…」

「………どこまでする気だ?」

ライの全部がほしい。

「沢山ライが欲しいのっ」

「…ふっ、三日後…結婚式が終わったらな?」

「んふぅん゛、我慢できない…。」

三日間エッチしないなんて…。

この前四日しないだけでフェロモンが出ちゃったから怖いっていうのもある…。
フェロモンが出てしまった後、記憶を失っているので自分が何をしたのか分からず、いつの間にか二日も過ぎている。
そんなのは嫌だっ。

記憶のあるエッチが良い。

「俺も…辛いけど結婚式終わったら寝室から出さねぇから…」

「んっ…キスは?キスはしてくれる?」

「キスだけなっ」

「うんっ」

許されたキスをしてから馬車を降りるもお姫様だっこされてしまった。

「あっ…。」

馬車から降り、目にした光景は使用人が列を作りその中央にサンチェスター様家族が出迎えてくれていた。
馬車でのイチャイチャは観られてはいないものの時間を使ってしまったことに申し訳なく感じた。

「ようこそシャルマン様。」

「あっはい、お待たせしてしまいました。」

「今日からここがシャルマン様のお屋敷です。お帰りなさい。」

「「「「「「「「お帰りなさいませっ」」」」」」」」

当主の声を合図に使用人達の揃った声に圧倒され、抱っこされたまま小さく「はぃ、よろしゅくおねがいしましゅっ」と頭を下げた。
ライに下ろしてと目で訴えるも抱っこされたまま屋敷内へと入っていった。
僕が降りた後方では公爵家の使用人により荷物が運び込まれていく。
こんな沢山持ってきちゃって良かったのかな?と不安になりながら談話室へ移動した。
ソファに座っているんだけど、僕はソファに座るライの膝の上に横抱きされていた。
サンチェスター伯爵夫妻に失礼なのでは?と降りる素振りを見せると「疲れてるだろ?大人しくしてろ」とライの胸に凭れるよう囚われていた。

「ふっ、疲れているようだから私達の事は気にせず寛いでくれ。」

ライに似ているお義父様から許可を得てしまった。

「アドルフも元気そうだな?」

アドルフは長時間の馬車にも関わらず愚図ることもなく起きていた。
お義母様に抱っこされても泣くこともないし、それどころか凄く観てる。

「どうかされましたか?」

ワイアット様はなにも話さないが何か言いたげに僕の事を見ていた。

「…いえっ…その……いらっしゃいませ…。」

「ふふ、ありがとうございます。これからよろしくお願いしますね?」

「…はぃ」

ワイアット様が照れているようだったので僕もつられて照れてしまった。

それからサンチェスター伯爵家に慣れるよう、屋敷を案内され使用人にも挨拶をした。
伯爵家の使用人の数も相当で全員を覚えられる気がしなかった…諦めるつもりはないが時間はかかるだろうが諦める気はなかった。

結婚式を迎えるまでは夫婦の寝室は別だと残酷な事実を聞かされ、何度も「嘘でしょ?」とライに詰め寄ったが許されることはなかった。

今後皆も一緒に住むので僕の部屋が与えられていたが、結婚前夜くらい一緒にいても…。
眠るギリギリまでライと一緒にいて、あわよくばを狙ったがライの意思は強く本当に結婚式まで僕に手を出さないつもりらしく、部屋から出ていってしまった…。

広いベッドで子供のように丸くなって眠る日が続いた。

何とかフェロモンを暴走させることなく結婚式を迎えた。
結婚式はサンチェスター伯爵の領地にある教会で僕の家族と、アレックス、エド、リック、シリクレッチ様達の家族が出席した。

王子の後の結婚式だったので、とてもシンプルだったが身内だけの結婚で僕は充分幸せだ。

神様の前で愛を近い皆にお祝いされながら式は終わり、屋敷に戻れば念願の初夜を迎えた。

夫婦の寝室に入った瞬間待ちきれず唇を重ねた。

「先にシャワー浴びるか?」

「んっ」

二人で寝室の隣にあるお風呂場に移動した。

お風呂場は別の場所にあったけど、僕が嫁入り前に改装して僕の部屋から行けるように作ってくれたんだって。

これで周囲を気にせず何時でもお風呂でエッチな事が出来るんだっんふふ。

我慢させられた分、僕はライを沢山求めた。
気を抜くとフェロモンが暴走してしまいそうだったので、頑張って出さないようにした。

何故なら僕達が二人だけでいられるのは一ヶ月だけだから。

皆で話し合って決めた事だけど、結婚式一週間前に相手の領地で過ごし新婚プラス赤ちゃんを迎える行為を行い更に一ヶ月間は赤ちゃんのお母さんを全力ですることになったので、二ヶ月毎に僕は皆のところを渡り歩く。

ただしライとは既にアドルフがいるので一ヶ月と短縮されてしまった。

順番は婚約した通りアレックス、エド、リック、シリクレッチ様となる。
シリクレッチ様とは半年後になることを不満ながらも納得してくれ、当分出来なくなると覚悟した時のエッチはとてもハードで母乳も飲み尽くされてしまった。

ライと結婚した一ヶ月は夢のようにずっと二人きりの時間だった。
ライの服を着続けたけど、洗浄魔法で清潔にされ匂いも消されてしまった時は泣いて本気の抗議した。

「俺が側にいるだろ?」

「…んっ」

ライの膝に跨がり抱き付いてクンクンと泣きながら嗅いだ。

「匂い嗅ぎすぎじゃないか?」

「…ライの匂い…安心する…今は…興奮するぅ。」

僕は下半身をはしたなくライに擦り付けていた。
すぐエッチ出来るように最近ではズボンは履いていない。

「シャル…」

ライの大きな手に僕達のが握られ擦られ、ライの首に腕を回しておかないと倒れてしまいそうな程感じた。
フェロモンを我慢していたが、もうすぐしたら半年後にしか会えなくなると思うと油断したのか僕の意思なのかフェロモンが解放されてしまった。

当然意識がなくなったが二日間僕はライを離さなかったみたい。

そして、アレックスの領地へ向かう前日まで服を着ることなく過ごした。
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