19 / 64
第一章「王国編」
第十九話「ギルドの方針」
しおりを挟む
ギルドに戻るとフローラの姿は無く、ダリウスとロビンは眠たそうに起き上がり、俺を出迎えてくれた。体の大きいタウロスは小さな扉から窮屈そうに室内に入ると、久しぶりに会うダリウス達を抱きかかえた。
「ラインハルト、フローラはさっきまで魔法の練習をしていたのだけど、先に寝かせたわね」
「そうでしたか。ギルドには何も異変はありませんでしたか?」
「ええ、大丈夫だったわ。町は変わりなかった?」
「はい。途中で衛兵長に絡まれてしまいましたが」
「衛兵長? 確かアンドレア王妃毒殺事件の第一発見者よね」
「そうみたいですね。どうも胡散臭い人物でした」
俺がそう言うと、タウロスはダリウスとロビンを抱きしめながら頷いた。タウロスが明確に敵だと認識した人間は初めてだ。闇属性を秘める人間でありながら、騎士の称号を持つ準貴族。元々は城の警備をする平民の兵士だったが、毒殺事件で犯人を殺害した功績が認められ、去年の四月に騎士の称号を得た。その後、自ら冒険者区とギルド区を警備する衛兵長に志願し、城から離れて働く事になったらしい。
「あの男は悪魔の様な人間だ。あれ程の禍々しい魔力を持つ人間は初めてかもしれん」
タウロスが警戒する理由も分かる気がする。エレオノーレさんもビスマルク衛兵長を信頼していないみたいだからな。彼女はビスマルク衛兵長が毒殺事件に関与している可能性があると考えている。この事は国王陛下とエレオノーレさん以外には知られていない事実だから、ヘンリエッテさんにもフローラさんにも話せないな。今日、エレオノーレさんと出会った事も秘密にしておこう。
「ラインハルト。夜警で腹が減った。酒と肉を頼む」
「ああ。肉ならいくらでもあるから、沢山食べてくれよ」
俺は露天商から頂いた大量の肉と、市場で買った葡萄酒をタウロスに渡した。彼は豪快に葡萄酒を飲むと、肉を美味しそうに食べ始めた。ダリウスが火の魔法で肉を焼き、ロビンが料理をする。彼等は兄弟の様に仲が良い。そんな様子をヴォルフは寝そべりながら見ている。
エレオノーレさんと出会えた事は収穫だが、ブラッドソードに関する情報は手に入らなかった。しかし、ビスマルク衛兵長が王妃様毒殺事件に関与している可能性があるという事は、衛兵長を監視していれば、ブラッドソードに関する手がかりを掴めるかもしれない。
ブラッドソードとビスマルク衛兵長に繋がりがあるかどうか分からないが、王妃様を毒殺した暗殺者がビスマルク衛兵長の名前を知っていた事から、暗殺者が衛兵長と顔見知りだった可能性が高い。犯人が暗殺者ギルド・ブラッドソード出身の暗殺者の可能性もある。
「ヘンリエッテさん。フローラも魔法を覚えた事ですし、フローラが起きたら外で狩りをしませんか?」
「それはいいわね。実戦形式で魔物と戦えば、フローラも更に強くなれる筈よ」
「そうですね。フローラはまだまだ強くなると思います。俺も負けていられませんよ」
「そうね。ラインハルト、今日はまだ寝ないつもり? もう朝の六時だけど」
「それでは……二時間ほど休んでから狩りに行きましょうか」
「二時間で大丈夫? 夜の間、ずっと町を回っていたのでしょう? 私はロビンやダリウスと交代して寝ていたから大丈夫だけど」
「はい、正直体はかなりきついですし、眠気で意識が朦朧としていますが、今は休んでいる時間はありませんからね」
「もう少し私を頼ってもいいのよ」
「ありがとうございます。俺が眠っている間、敵襲に気をつけて下さい。何かあったらすぐに叩き起こして下さいね」
俺はヴォルフのモフモフした体を抱きしめながらソファで横になると、ダリウスが毛布を掛けてくれた。ヴォルフを抱きしめていると、俺はすぐに眠りに落ちた……。
エレオノーレさんと出会った日から、俺達は本格的に訓練を始めた。アイゼンシュタインの周辺に巣食う魔獣クラスの魔物、レッサーデーモンの狩りを始めたのだ。黒い皮膚をした人型の魔物で、背中には大きな翼が生えている。レッサーデーモンは敏捷性が非常に高く、力は弱いが、宙を自在に舞い、空中から風の魔法で攻撃を仕掛けてくる。アイゼンシュタイン周辺の地域で、レッサーデーモンによる襲撃事件が相次いで発生したため、レッドストーンは地域を守るために、無償でレッサーデーモン狩りをする事にしたのだ。
ヘンリエッテさんの馬車でレッサーデーモンが現れた地域に赴き、民を襲う魔物を狩り続ける。敵は夜に現れる事が多く、物音すら立てずに空から攻撃を仕掛けて来るので、何度も不意打ちを喰らった。しかし、フローラがサンダーの魔法を学び続け、ついには上空を飛ぶレッサーデーモンを撃ち落とせる程に上達したのだ。
フローラのサンダーの完成度が上がってからは、俺達はレッサーデーモン相手に苦戦する事は無くなった。俺はソニックブローの練習を続け、魔力と筋力が大幅に上昇した。レッサーデーモンを狩る事により、力と敏捷を強化出来る強化石をいくつも入手出来たので、俺は魔物達にバランス良く強化石を使用した。
俺はヴォルフと共にアイゼンシュタインの夜警を続け、衛兵長の動きを影から監視し続けた。何度かエレオノーレさんと遭遇する事があったが、そういう時は二人でお酒を飲みに行ったり、外で食事をしながら情報交換をしあった。
それから俺はタウロスと共に戦闘の訓練を行う事にした。仲間を守れるだけの力が欲しいからだ。筋力を増やすために徹底的に鍛え込み、タウロスと剣を交え続けた。訓練を始めた当初は、タウロスの攻撃を受けるだけでも全身の筋肉が悲鳴を上げたが、今では俺の筋肉もかなり成長したのか、余裕を持ってタウロスの攻撃を受けられる様になった。
ヘンリエッテさんは暇さえあれば風の魔法を学んでいる。『ウィンドショット』という風の塊を飛ばす魔法を練習し、体力に余裕がある時は、剣を使った戦い方タウロスから学んでいる。
ダリウスは『ファイアボルト』という炎の矢を飛ばす魔法を習得し、上空から槍と炎の攻撃を使い分けて戦える様になった。ロビンは斧と盾を使った戦い方の訓練を続け、フローラと共に魔術師ギルド・ユグドラシルに通い、マスターのフリートさんから『アースウォール』の魔法を学んでいる。彼が作り出す土の壁は、既にダリウスでは破壊出来ない程の強力な防御魔法へと進化を遂げた。
フローラはレッサーデーモンとの戦闘で活躍出来た事で自信を付けたのか、サンダーの魔法とヒールの魔法の練習を続け、最近は『ホーリー』という闇属性に効果がある魔法を練習している。彼女は毎日十時間以上魔法の練習をし、驚異的な速度で魔力を上昇させている。魔物討伐のために町を出る時は、彼女の能力が役に立つ。ダリウスよりも早く周囲に潜む魔物を見つけ、誰よりも先にサンダーの魔法を放つ。
アイゼンシュタインに来てから五ヶ月が経った。俺は既にレベル50まで上昇し、ダリウスはレベル30、ロビンはレベル32、フローラはレベル45、ヘンリエッテさんはレベル38、タウロスはレベル60、ヴォルフはレベル55まで上昇した。
ヘンリエッテさんは商人ギルド・ムーンライトに所属しながら、レッドストーンにも加入してくれた。最近では殆ど商人として仕事をする事はないが、レッドストーンの仕事で手に入れた素材や道具を、ムーンライトに格安で提供している事がある。
訓練漬けの生活が続いていたある日、アイゼンシュタインを震撼させる事件が起こった。ブラッドソードの暗殺者が衛兵の監視を掻い潜り、一日の間に八人もの市民を殺害したのだ。事件の当日、俺はヴォルフと共に冒険者区を巡回していた。商業区で大きな爆発音が劈き、現場に急行すると、既に市民は命を落としていたのだ……。
「ラインハルト、フローラはさっきまで魔法の練習をしていたのだけど、先に寝かせたわね」
「そうでしたか。ギルドには何も異変はありませんでしたか?」
「ええ、大丈夫だったわ。町は変わりなかった?」
「はい。途中で衛兵長に絡まれてしまいましたが」
「衛兵長? 確かアンドレア王妃毒殺事件の第一発見者よね」
「そうみたいですね。どうも胡散臭い人物でした」
俺がそう言うと、タウロスはダリウスとロビンを抱きしめながら頷いた。タウロスが明確に敵だと認識した人間は初めてだ。闇属性を秘める人間でありながら、騎士の称号を持つ準貴族。元々は城の警備をする平民の兵士だったが、毒殺事件で犯人を殺害した功績が認められ、去年の四月に騎士の称号を得た。その後、自ら冒険者区とギルド区を警備する衛兵長に志願し、城から離れて働く事になったらしい。
「あの男は悪魔の様な人間だ。あれ程の禍々しい魔力を持つ人間は初めてかもしれん」
タウロスが警戒する理由も分かる気がする。エレオノーレさんもビスマルク衛兵長を信頼していないみたいだからな。彼女はビスマルク衛兵長が毒殺事件に関与している可能性があると考えている。この事は国王陛下とエレオノーレさん以外には知られていない事実だから、ヘンリエッテさんにもフローラさんにも話せないな。今日、エレオノーレさんと出会った事も秘密にしておこう。
「ラインハルト。夜警で腹が減った。酒と肉を頼む」
「ああ。肉ならいくらでもあるから、沢山食べてくれよ」
俺は露天商から頂いた大量の肉と、市場で買った葡萄酒をタウロスに渡した。彼は豪快に葡萄酒を飲むと、肉を美味しそうに食べ始めた。ダリウスが火の魔法で肉を焼き、ロビンが料理をする。彼等は兄弟の様に仲が良い。そんな様子をヴォルフは寝そべりながら見ている。
エレオノーレさんと出会えた事は収穫だが、ブラッドソードに関する情報は手に入らなかった。しかし、ビスマルク衛兵長が王妃様毒殺事件に関与している可能性があるという事は、衛兵長を監視していれば、ブラッドソードに関する手がかりを掴めるかもしれない。
ブラッドソードとビスマルク衛兵長に繋がりがあるかどうか分からないが、王妃様を毒殺した暗殺者がビスマルク衛兵長の名前を知っていた事から、暗殺者が衛兵長と顔見知りだった可能性が高い。犯人が暗殺者ギルド・ブラッドソード出身の暗殺者の可能性もある。
「ヘンリエッテさん。フローラも魔法を覚えた事ですし、フローラが起きたら外で狩りをしませんか?」
「それはいいわね。実戦形式で魔物と戦えば、フローラも更に強くなれる筈よ」
「そうですね。フローラはまだまだ強くなると思います。俺も負けていられませんよ」
「そうね。ラインハルト、今日はまだ寝ないつもり? もう朝の六時だけど」
「それでは……二時間ほど休んでから狩りに行きましょうか」
「二時間で大丈夫? 夜の間、ずっと町を回っていたのでしょう? 私はロビンやダリウスと交代して寝ていたから大丈夫だけど」
「はい、正直体はかなりきついですし、眠気で意識が朦朧としていますが、今は休んでいる時間はありませんからね」
「もう少し私を頼ってもいいのよ」
「ありがとうございます。俺が眠っている間、敵襲に気をつけて下さい。何かあったらすぐに叩き起こして下さいね」
俺はヴォルフのモフモフした体を抱きしめながらソファで横になると、ダリウスが毛布を掛けてくれた。ヴォルフを抱きしめていると、俺はすぐに眠りに落ちた……。
エレオノーレさんと出会った日から、俺達は本格的に訓練を始めた。アイゼンシュタインの周辺に巣食う魔獣クラスの魔物、レッサーデーモンの狩りを始めたのだ。黒い皮膚をした人型の魔物で、背中には大きな翼が生えている。レッサーデーモンは敏捷性が非常に高く、力は弱いが、宙を自在に舞い、空中から風の魔法で攻撃を仕掛けてくる。アイゼンシュタイン周辺の地域で、レッサーデーモンによる襲撃事件が相次いで発生したため、レッドストーンは地域を守るために、無償でレッサーデーモン狩りをする事にしたのだ。
ヘンリエッテさんの馬車でレッサーデーモンが現れた地域に赴き、民を襲う魔物を狩り続ける。敵は夜に現れる事が多く、物音すら立てずに空から攻撃を仕掛けて来るので、何度も不意打ちを喰らった。しかし、フローラがサンダーの魔法を学び続け、ついには上空を飛ぶレッサーデーモンを撃ち落とせる程に上達したのだ。
フローラのサンダーの完成度が上がってからは、俺達はレッサーデーモン相手に苦戦する事は無くなった。俺はソニックブローの練習を続け、魔力と筋力が大幅に上昇した。レッサーデーモンを狩る事により、力と敏捷を強化出来る強化石をいくつも入手出来たので、俺は魔物達にバランス良く強化石を使用した。
俺はヴォルフと共にアイゼンシュタインの夜警を続け、衛兵長の動きを影から監視し続けた。何度かエレオノーレさんと遭遇する事があったが、そういう時は二人でお酒を飲みに行ったり、外で食事をしながら情報交換をしあった。
それから俺はタウロスと共に戦闘の訓練を行う事にした。仲間を守れるだけの力が欲しいからだ。筋力を増やすために徹底的に鍛え込み、タウロスと剣を交え続けた。訓練を始めた当初は、タウロスの攻撃を受けるだけでも全身の筋肉が悲鳴を上げたが、今では俺の筋肉もかなり成長したのか、余裕を持ってタウロスの攻撃を受けられる様になった。
ヘンリエッテさんは暇さえあれば風の魔法を学んでいる。『ウィンドショット』という風の塊を飛ばす魔法を練習し、体力に余裕がある時は、剣を使った戦い方タウロスから学んでいる。
ダリウスは『ファイアボルト』という炎の矢を飛ばす魔法を習得し、上空から槍と炎の攻撃を使い分けて戦える様になった。ロビンは斧と盾を使った戦い方の訓練を続け、フローラと共に魔術師ギルド・ユグドラシルに通い、マスターのフリートさんから『アースウォール』の魔法を学んでいる。彼が作り出す土の壁は、既にダリウスでは破壊出来ない程の強力な防御魔法へと進化を遂げた。
フローラはレッサーデーモンとの戦闘で活躍出来た事で自信を付けたのか、サンダーの魔法とヒールの魔法の練習を続け、最近は『ホーリー』という闇属性に効果がある魔法を練習している。彼女は毎日十時間以上魔法の練習をし、驚異的な速度で魔力を上昇させている。魔物討伐のために町を出る時は、彼女の能力が役に立つ。ダリウスよりも早く周囲に潜む魔物を見つけ、誰よりも先にサンダーの魔法を放つ。
アイゼンシュタインに来てから五ヶ月が経った。俺は既にレベル50まで上昇し、ダリウスはレベル30、ロビンはレベル32、フローラはレベル45、ヘンリエッテさんはレベル38、タウロスはレベル60、ヴォルフはレベル55まで上昇した。
ヘンリエッテさんは商人ギルド・ムーンライトに所属しながら、レッドストーンにも加入してくれた。最近では殆ど商人として仕事をする事はないが、レッドストーンの仕事で手に入れた素材や道具を、ムーンライトに格安で提供している事がある。
訓練漬けの生活が続いていたある日、アイゼンシュタインを震撼させる事件が起こった。ブラッドソードの暗殺者が衛兵の監視を掻い潜り、一日の間に八人もの市民を殺害したのだ。事件の当日、俺はヴォルフと共に冒険者区を巡回していた。商業区で大きな爆発音が劈き、現場に急行すると、既に市民は命を落としていたのだ……。
0
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる